「狂気を呪いだと思うな、定命の者よ。狂気が最も良き祝福となる者もいるのだ。それはほろ苦い慈悲かもしれんが、それでも慈悲なのだ。」
「ワバジャック!どうだ?どうだ、こいつは予想不能だったよな?」
「一期一会のトゥルットゥー!」
CV:白熊寛嗣
ああ!それと概要!概要のためなら死んでもいい。
The_Elder_Scrollsに登場するDaedra (デイドラ)の王の一柱。
王の中でも最上位クラスに強大であり、(あたまがおかしいなので)もっとも悪しきDaedraとされる。
二つ名は自他ともに認める「狂気の王」。権能は文字通り狂気を司る。
他の呼び名は「不在の主」、「マッドゴッド」、「スクゥーマ・キャット(≒麻薬猫)」など。
現世には好々爺の姿で登場するが、作中書籍では"狂気"を司るという事の本質や彼の恐ろしい神性を垣間見ることができ、実際もっとも悪しきデイドラの名に違わぬ所業も行っている。
そしてその本質は「狂気という呪いそのもの」…
シェオゴラスとは特定の人物ではなく、呪いを受けたどこかの誰かがシェオゴラスに変貌するという説もある。
わしがどんなやつかだって?もっと知りたければハスキルと話せ。
狂気の権能の通りキチg…とてもテンションの起伏が激しい。
一言喋ったその次には全く真反対の言葉が飛び出ることなど日常茶飯事であるため、彼との意思疎通は一筋縄ではいかない。
しかし時に真理を突いたシニカルな発言をすることもある。
本当にごくわずかだがね!
所業(暇つぶし)
一般的に彼の思いつきで行われた行動はあまり良い結果にならないことが多いのだが、
それ以前に何考えてんだかわからないという傾向のほうが強い。
性質が邪悪云々以前にぶっトびすぎている。
主な所業を挙げるなら
- Morrowindの現人神のいる大都市に都市が壊滅する巨大隕石をぶち込んだり
- 腸でなわとびしたがったり
- 暇つぶしのために旅人にフォークでモンスター退治をさせる試練を与えたり
- 退屈だからという理由で平和なカジートの村に、燃えてる犬の死体を空から降らせることで混乱に陥れたり
- 脳みそパイを提案したり
……といった、スケールの大きなえげつないことを暇つぶしでしでかしている。
特に隕石の件に関しては、ダンマーの国モロウィンドが滅亡に至るまでの一連の騒乱のすべての始まりであるため、彼らから邪悪なDardraに数えられている。
一連の騒乱でかつて奴隷にしていたアルゴニアンが火事場泥棒のごとく報復的侵略を仕掛けてきたり、避難民の一部はウィンドヘルム移住先をウィンドヘルムに選んでしまった結果TES5の時代にはノルドの排他的民族主義の高まりでスラムに押し込められ差別されたり、ソルスセイム島で火山灰にまみれながらモグラのように暮らしたりと本当にろくな目にあってない。
これらはすべて暇つぶしの結果なのだから、定命の者から見ればもっとも悪しきデイドラ扱いもうなずける。
おやおや、迷子の支配領域ちゃんかな?
支配領域は狂気を司る「Shivering Isles(戦慄の島)」。
マッドハウスとも呼ばれる。ユーザー間の通称はガクブル島。
領域はMania(陽)とDementia(隠)という二つの区域に分かれており、それぞれに異なる。
信者や彼の領域の住人も住民はほぼ狂人で、
などなどと非常に濃い。
こんな世界を高位の人型デイドラのハズのGolden saintが番兵させられている。
まさにカオス。
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【TES2 : Daggerfall】
初登場。この頃から杖を持った紳士姿をした狂気の王という設定は固まっている。
クエストをクリアするとお馴染みのアーティファクト「ワバジャック」をくれる。
【TES23: Morrowind】
舞台がモロウィンドのため、ヴィヴェク・シティに隕石を落とそうとした悪神扱い。
信仰が禁じられており、信者は見捨てられたような遺跡などでひっそりと崇拝している。
【TES4 : Oblivion】
本作の公式拡張、その名もズバリ「Shivering Isles」では彼の領域であるShivering Isleに遊びに行くことができる。
最初に訪れた際には毒舌な執事のHaskill(ハスキル)が出迎えてくれる。
暗い部屋の壁が無数の蝶となって消えていく演出は一見の価値あり。
シェオゴラスに頼まれていろいろなお使いをすることになるのだが、
その報酬は執事のHaskill(ハスキル)を呼び出す呪文である(なおHaskillは基本的に何もせずに帰る。そして呼ばれる度にかなり嫌そうな顔をする)。
Shivering Islesをインストールするとシロディールのシェオゴラス神像の声優が変わる。また、メインクエストを最後までクリアしてから神像に行くとハスキルが話しかけてくる。
と平常運転と思いきや、デイドラ王たちの歴史に一応刻まれるであろうレベルの大事件が起きる。
【TES5 : Skyrim】
あんだけの大騒動があったのに平常運転で登場。
元クヴァッチの英雄のドヴァキンは彼との再会にスウィートロールを誰かに隠されたような気分になるとかならないとか。
ドヴァキンに狂王ペラギウス3世の苦しみを取り除く事を依頼する。
人助けの話っぽい依頼なのだが、やっぱりまるで意味がわからんぞ!
しかし、TES4経験者には看過できぬ言動がある。
マーティン・セプティムの最期を見たと語り、高く評価しているのだ。
しかしマーティン・セプティムの最期を看取った人物は非常に限られている上、
彼は皇帝としての通常業務を全く行えていない…つまり即位前のマーティンを知らない者はそもそも評価しようがない。
この2点と「Shivering Isles」のエンディング、そして「狂気の呪いが本体」という説の総合から考えられるTES5での彼の正体は……!?
ただし、SEの2022年アップデート直前の時点ではベセスダからは特に明示されていない。
なので、公式的には彼の正体は不明のままとされている。
【TES : Online】
Skyrimから約1000年前の姿なのにSkyrimの時と同じ姿で登場。
高名なノルドの魔術師であるアークメイジのシャリドール(幽霊)をおちょくるのが大好きだが、魔術師たちの魔法研究の場としてシャリドールが用意していた島をシェオゴラスによって盗まれてしまった事で、シャリドールからは恨まれている。
エルスウェアのある地域においてはカジートの神話に伝わっているスクゥーマの猫「シェッゴロス」として登場し、地域を混乱に陥れた。なお、アルフィク(カジートの中で最も猫の形に近い種)の姿で登場した影響か、本人の思惑よりも猫としての性質に引っ張られてしまうらしい。(※1)
……かと思えば、同盟戦争(ESOにおけるPvP)をもっと面白くするためとしてこっそり各地の戦場に混ざっており、アーティファクトの戦鎚「ヴォレンドラング」をマラキャスからパクってきて面影(プレイヤー)たちに貸して使わせている。ついでにそれを使用した面影たちが力を得られる代償にもっと必死になって戦ってくれるよう細工したおまけ付き。マラキャスから盗んだのか?との問いには本人いわく「ただ返却期限未定で借りただけだ」とのこと。 (※2) (※3)
- ESO チャプター「エルスウェア」
- ESO 同盟戦争 (PvP)
- シロディールに来たるアーティファクト武器と混沌 - TESO/ESO
デイドラ・アーティファクト
ワバジャック
珍妙な色の光弾を放ったかと思えば相手をウサギに変えてみたり、なんかチーズをふらせてみたり、摩訶不思議な光と共に相手を即死させたりと使用者がシェオゴラスになりそうな杖。
要はパルプンテ。
恐怖のフォーク
ありふれた鉄製のフォーク。
僅かなダメージでタフネス極まりないモンスターに挑んでいるうち、
あなた自身が狂気に駆られ、シェオゴラスになってしまうかもしれない。
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真の姿(ネタバレ)
狂気の王シェオゴラスは元々は秩序を司るJyggalag(ジャガラグ)という「秩序」を司る強力なデイドラロードであった。
しかし、強力すぎるが故に他のデイドラロードによって狂気の呪いをかけられ、シェオゴラスへと変貌することになる。
シェオゴラスは一定周期でジャガラグへ戻りその際にシヴァリング・アイルズを破壊する「グレイマーチ」を引き起こし、それが終わると再びシェオゴラスへと戻る。
この破壊と再建を繰り返してきたシェオゴラスは第3紀の終わりにニベン湾に領域への扉を開き、グレイマーチを阻止できる英雄をムンダスから求めていた。
「お前はわしになるのだ。狂気の王、新たなシェオゴラスに。それか死ぬかだ。」
シェオゴラスの元に現れた英雄はジャガラクを倒し、グレイマーチを阻止することに成功。
そして英雄は新たな「シェオゴラス」としてシヴァリング・アイルズを統治することになった。
杖を持った老紳士のシェオゴラスが再び目撃されるようになるのはそれから少し後のことになる。