概要
CV:梁田清之(TV「17年前と同じ現場」・映画「緋色の弾丸」まで)→乃村健次(TV「工藤優作の推理ショー」より)
赤井秀一が作戦のために増員として呼び出したFBI捜査官。27歳の独身。
ドイツ系移民の血を継いでいるようである(『バーボンの謎を解くピース』で判明)。
人相はあまり良くないが、性格は気弱かつ温厚で、普通の日常での人当りの良い善良な人格の持ち主である。身体を鍛えるのが趣味で筋骨隆々とした肉体をしており、体格と人相があいまって初対面の印象はかなり悪くなってしまっている損な人物。
FBI内でも卓越したドライブテクニックを持ち、自動車に関する知識も豊富。また、爆弾処理では咄嗟の状況における機転を見せ、爆発と同時に車から飛び出せる程の運動神経もあり、赤井からもその腕を買われている。
また物語中で、何度か殺人事件に巻き込まれており、トレーニング中に容疑者扱いされてしまったり(『赤と黒のクラッシュ』)、被害者の遺体の第一発見者になったり(『コナンVS平次 東西探偵推理勝負』)、ジョディに変装したベルモットに組織のある楠田陸道の死に関する極秘情報を話してしまったりする(『バーボンの謎を解くピース』)等、災難な目に遭う事が多い。
この為、容疑者扱いされてしまった事件では、少年探偵団の子供達や灰原哀、目暮警部からも強い疑惑を向けられてしまい、止む無くFBIとしての素性を明かさざるを得なくなっている。
人の好過ぎる面が仇になってしまう事もあり、本編の2年前、黒の組織のメンバーを逮捕する任務の際、取引の場所に現れた老人にこの場から離れるよう言ってしまった事で、組織の連絡員であった彼に密告されてしまっている。
その結果、ライというコードネームで潜入していた赤井の素性もバレてしまい、宮野明美の死にも間接的につながってしまった為に、その事へ強い負い目を感じている。
『工藤優作の推理ショー』では終盤(アニメ版では後編の後半エピローグ部分)に登場し、工藤邸に居候している沖矢昴…もとい赤井、ジョディと共に盗聴器や隠しカメラの類を探っていた。
余談
劇場版シリーズは、第18作『異次元の狙撃手』、第20作『純黒の悪夢』、第24作『緋色の弾丸』に登場した。
長らく梁田氏が担当していたが彼が2022年に他界、2023年2月4日放送の『工藤優作の推理ショー(後編)』からは乃村氏が後任として引き継いでいる(ただし、この回では脚本の構成の都合で放送上はジョディ達共々エンディング後で先にキャスト表記された上でのエピローグからの登場となった)。
なお、乃村氏はアニオリ回である『森川御殿の陰謀』に登場した弁護士・大井宏樹役でゲスト出演した経験もあるほか、キャメル役を引き継いだ後の回である『てっちり対決ミステリーツアー』でも再登場したため、視聴者の間では「今回はキャメルが大井弁護士に変装して潜入捜査した」などとネタにされていた。
名前の由来は『機動戦士ガンダム』に登場したキャメル艦隊指揮官・ドレン大尉。キャスティングについても初代の梁田氏は「機動戦士ガンダムF91」にてザビーネ・シャル役を、2代目の乃村氏は「機動戦士ガンダムAGE」にて「強いられてる人」ことイワーク・ブライア役を演じていた。