概要
イギリスのロンドンで生まれ、アメリカ合衆国のシカゴで育っている。
黒ずくめの組織を対象とした捜査をしており、来日してきたメンバーの中では指揮官的存在である。
ジョディ・スターリングが幼い頃から捜査官を務めるベテランで、推理力はコナンや赤井には及ばないものの、極秘捜査中の身ながらも日本の病院に協力者を確保する人脈や、窮地で多少動揺しても判断力や観察力を曇らせない冷静沈着さを武器としている。
初登場時は有名人に間違われて誘拐されてしまうも、刑事を名乗った誘拐犯グループが偽刑事であると即座に見抜き、犯人の車に連れて行かれるわずかな時間の間に誘拐犯の手がかりを路上に残す芸当をみせ、コナンに後述の名前の由来と合わせて只者ではないと怪しまれたが、再登場時にFBI捜査官だと発覚した(アニメ版では有名人と同じく金髪だったので更に容姿が近くなったが、2度目の登場からは原作通り白髪)。
上記に加え、赤井の繰り返される独断専行(確保した組織のメンバーを内通者として送り返す、FBIにも内緒で死を偽装して組織から逃亡する、など)も有用と判断すれば合わせてみせるなど、赤井やジョディといった癖の強いメンバーと共に極秘(違法)で潜入するという難しい役割を、彼等の行動について(赤井が暴走レベルで際立っているが、ジョディについても日本警察に無許可で拳銃を携行するなど、後に処分を受ける覚悟のメンバーが多い)は基本的には寛容に接しつつ黙々と後始末を引き受ける方針をとることで、絶妙な匙加減でメンバーを取りまとめている。
ちなみに『英語教師vs西の名探偵』にてコナンは「(ジョディ以外にも)疑わしいのはあともう2人……」と言っており、初登場時に赤井と怪しげな会話をしていたことから彼のことを指すと思う読者もいただろうが、この2人とは赤井と新出のことである。
初登場以降コナンの周辺に姿を見せていなかったため、黒の組織の一員かどうかは特に気にされていなかった模様。
「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」では峰不二子のファンであるという意外な一面が見られた(彼女の3サイズを詳細に説明しつつ携帯電話で写真まで撮っていたほど。ちなみにこの場面は現時点では漫画・アニメ・劇場版全てを通してジェイムズが見せた唯一のギャグシーンである)。
名前の由来はホームズの宿敵・ジェイムズ・モリアーティ教授から。