概要
マリオカートシリーズに登場する王冠の付いた金色のキノコ(初登場の『マリオカート64』では、ただの金色のキノコ)で、使用すると一定時間内は何度でもダッシュキノコを使用できるという、主に下位で出るアイテム。通称「黄金キノコ」。
『マリオカート64』で初登場して以来、『マリオカートアドバンス』と『マリオカートツアー』を除いて登場する定番アイテム。『マリオカートDS』以前はパワフルキノコと呼ばれていた。
ただし、『マリオカートダブルダッシュ!!』ではキノピオとキノピコ(&ボスパックンとキングテレサ)専用のスペシャルアイテムとして出現する。
また前述の通り『ツアー』では登場しないが、同作でのダッシュキノコまたはトリプルダッシュキノコでのアイテムフィーバー状態で(スーパースター効果付きで)疑似的に効果を再現できる。
戦略性
効果を見れば純粋に強力ではあるのだが、パワフルダッシュキノコは一定時間他のアイテムを取ることができない(使えない)。つまり、これが出ている間は完全な無防備状態であり、相手が赤コウラなどの妨害系アイテムやキラーを使用されたら追いつく事は不可能で、相手がキラーを所持してる時にこのアイテムが出たら最下位は確定である。また、画面を共有する関係上戦略を練りやすいオフライン対戦の場合、これが出た場合、こうらやサンダーを所持している相手にとって絶好のチャンスとなるため、これは完全なハズレアイテムである(キノピオ・キノピコ専用アイテムであるダブルダッシュは例外)。また出現率が非常に高い事や、前述の通り一定時間消えない事から逆転に必要なアイテムを逃しやすい事、スターと異なりグリップ力はノーマルのままであるためコントロールが難しくなりコースアウトのリスクが跳ね上がる事、さらには『マリオカートDS』からチャンスアイテムとしてキラーが追加されたこと、果てには『マリオカート8デラックス』ではパワフルダッシュキノコの後にチャンスアイテムが出てもパワフルダッシュキノコが消える前にサンダーを使用された場合は最下位確定の絶体絶命のピンチに陥る事からハズレアイテム感を際立たせている(もっとも8デラックスでは2022年12月7日のアップデートでサンダーが弱体化されたため、グライダーエリアでのコースアウト(通称落としサンダー)による大幅なタイムロスの心配は無くなったが)。また、『マリオカート8』の200ccではコントロールが非常に難しくなりコースアウトしやすくなるためダッシュキノコ自体がハズレアイテムとなる。
とはいえ、諦めてしまっては試合終了であり、だからこそ現実的な対処法を考える必要はある。妨害されてもリスタートが早いと解釈し、妨害されたらすぐダッシュ連発して猛追して戦況を立て直そう。アイテムボックスの頻度やゲームの仕様によっては、妨害してもすぐ追いつかれるのは攻撃側にとってプレッシャーになる。また、衝突によってスピンしてしまう障害物をダッシュ効果によって無効化できる作品の場合、強行突破に使えたりする。アイテムの比重がそこまで大きくない初期の作品では、1位に使われるとかなり逆転が難しい。また、8デラックスでは2022年12月7日のアップデートでアイテムスイッチ機能が実装されたため、設定次第でチャンスアイテムにする事も可能。
なお、作品によってはダッシュの最高速度を考えて連発間隔を調整する必要があり、やみくもな連打があまり効果を挙げられないもしくは逆効果となるケースもあるので要練習。
余談
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてスピリッツで登場。
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