イリュージョンとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一種である。
データ
初出 | 第5世代 |
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効果 | 自分の手持ちの一番後ろにいるポケモンに化けて登場する。攻撃でダメージを受けると元に戻る。自分が一番後ろの場合は効果がない |
概要
第5世代から存在する特性。
ゾロア、ゾロアーク及びそのヒスイのすがた専用特性で、一番後ろの仲間の姿で出てくるというもの。
なお、ここでいう「一番後ろ」とは、通信対戦の場合「最後に選んだポケモン」となることに注意。そのため、ゾロアークを運用する場合は控えの順番も重要となる。
ただしより厳密に言うと「今現在の手持ち順で一番後ろのポケモン」であるため、交代を繰り返すと最後に選んだポケモンとは異なるポケモンが出る場合もある。
例えば「ゾロアーク、ヒトカゲ、フシギダネ」の順に選んだ場合、戦闘開始時はフシギダネに化けたゾロアークが出てくる。その後、ゾロアークとヒトカゲを交換→ヒトカゲとフシギダネを交換→フシギダネとゾロアークを交換、として再度ゾロアークを場に出すと、手持ち順が「ゾロアーク、フシギダネ、ヒトカゲ」に変わっているため、この場合はヒトカゲに化けたゾロアークが出てくることになる。
とはいえ、化けられるものと化けられないものがある。
- 化けられるもの:色違い、特殊エフェクト(コンテストリボンなど)、ニックネーム、性別
- 化けられないもの:特性、技
性別までも騙せるので性別不明に化けても安心だが、中身は元の性別である為「メロメロ」などは元の性別でしっかり食らってしまう。
特性は化けることができない為、例えば場に出ると必ず発動する特性(「いかく」など)を持っているポケモンに化けると、本来発動する特性が発動せず、すぐにバレてしまう可能性が高い。
誰に化けるかが悩ましい特性と言える。
相手を化かすポケモンらしい特性であるものの、ゾロア(ゾロアーク)の姿で最初から戦いたいというプレイヤーにとっては難儀な仕様となっている。
初登場のBWではNの手持ちのゾロアークが使用し、主にギギギアルに変身してくる。ギギギアルが本来覚えない筈のかえんほうしゃを放ってきて驚いた人もいるだろう。
ORASでは四天王のカゲツがゾロアークを使ってくるが、エースであるが故に本物は最後に繰り出される同タイプのアブソルに化けて出てくるため、全く生かせていない。
一方でUSUMでグラジオが使うゾロアークはクロバットやらシルヴァディやらに化けてくる上にZワザまで使ってくるので不意を突かれて大ダメージを受ける可能性がある。
ポケダンでは味方の場合はフロアの強い敵に成り切り本当に少し強くなる。
敵が使うと風来のシレンのカラス天狗系やものまね仮面系のように別の敵に姿を変えて現れる。
これの為に強い敵かと思ったら別の敵で、無駄にわざやアイテムを消費する事になる。