概要
スマートフォン用アプリゲームモンスターストライクのヒロアカコラボ企画で実装されたキャラクター「緑谷出久〈みどりやいずく/デク〉」のこと。木属性らしい名前とカラーリングながら、属性は光属性。
そのゲームバランスをワンパンするぶっ壊れ性能によって、一時期プレイヤーの間で話題となった。
性能
2019年8月に開催したヒロアカコラボにて★6モンスターとして登場。最初から獣神化が可能。ステータスが公開されたときは、撃った時の減速率が高いパワー型であることが判明し、友情コンボの火力も高いとは言えなかったため、そこまで期待はされていなかった。
が、実際に使ってみると、とある点で評価が爆上がりした。
ストライクショット(モンストにおける必殺技)「ワン・フォー・オール フルカウル」の存在である。手っ取り早く言うと、条件がそろえばボスをワンパンできる。
なぜワンパンができるのかは各種攻略サイトを見てもらうとして、簡単に説明すると、元々パワー型であるため素の攻撃力が高く、そこに敵へのダメージをアップさせるアビリティを三つも所持しており、おまけにストライクショットは「最初に触れた敵に打撃+吹っ飛ばしの固定ダメージを与える」というものなのだが、最初の打撃の部分には、先ほど述べたゴリゴリに強化された攻撃力にさらに倍率がかかる上に、どこに触れても敵の弱点判定を巻き込めるため、たった一回の攻撃でえげつないダメージが与えられるのである。このダメージが、ステージをまたいだボスの総HPを超えればワンパンが可能になるのだ。それに加え原作とは異なり、この攻撃を放つことでデクが自傷ダメージを負うなどのデメリットは一切発生しない。
ただしどのボスにも効く訳ではなく、特殊な防御補正によって強力な初撃のダメージを軽減あるいは完全に無効化するボスもいるため注意。ラウドラのクエスト等で出てくる特殊なバリアはまさにデクを完全に排斥したギミックだろう。
ワンパン被害者の皆様
ヒロアカ世界における最大の巨悪。
モンストでの彼は超究極クエストのボスとして登場する。
普通に挑戦すればなかなか難しいクエストだが、デクの場合彼のステージに登場するパワーアップウォールとエレメントエリアを上手くつかうことでワンパン可能。
特殊ギミックの存在もあるとはいえ、オールマイトも苦戦したヴィランをワンパンするって一体……。
銀魂コラボ第二弾での超究極ボス。宇宙最強の戦闘民族の一員。
ワンパンとまではいかないが、それでもボスのゲージを一つ削りきる大活躍をした。
ちなみに神威は劇中では宇宙最強の戦闘民族夜兎の一員であり、非常に高い身体能力を持つので、ワンフォーオールによって身体能力を強化するデクと戦ったらどのようになるか想像してみたら面白いかもしれない。
- ゲルナンド
神獣の聖域に登場する魔導師の青年。
こちらもステージに登場するパワーアップウォールを上手く使うことでワンパン可能。
- ナオヒ
爆絶クエスト「直なる支配は妖花の霊」のボス。四魂を統べる力を持つ妖艶な女子高生。
このクエストは速度が遅ければ遅いほど攻撃力が上がるという特殊仕様のクエストであり、敵に張り付く、つまりスピード0の状態で一撃を放つ彼のストライクショットはこのステージの仕様と上手く噛み合っており、上手くいけば総HP約6100万の彼女に約7000万ダメージを与えられる。
禁忌の獄にて待ち受ける残虐な妖魔。
20の獄で登場する奈落が被害を被る。周囲の雑魚を倒して彼女を覚醒させ、かつがしゃどくろを倒したときに受ける攻撃力アップのバフを受けた状態でストライクショットを放つと999,999,999というとんでもないダメージ数値(要するにカンスト数値)を叩き出す。因みにこのステージの奈落の総HPは約4億4千万。ここまで来るとワンパンの域を超えて最早オーバーキルである。
禁忌の獄を彷徨う謎多き幽鬼。
20の獄のエクストラステージ「幻光の刹那」に登場する刹那が被害を被る。通常時は透明化していて如何なる攻撃も全く受け付けないが、特定の雑魚を正しい順番で倒すことで刹那の防御力が大きく下がった上で実体化し、その状態で叩き込むと易々と体力ゲージを吹っ飛ばしてしまう。
超絶クエスト「祝福を与えし「王冠」の天聖」のボス。ルシファーをつけ狙う悪辣非道な天聖。
このステージは残り体力が多ければ多いほど攻撃力が上がるという特殊仕様となっており、地雷やダメージウォールに注意して体力満タンの状態でSSを叩き込めばゲージを軽々吹っ飛ばしてしまう。ただしワンパンには他キャラによるバフなどサポートが必要。
余談だがこのケテルという男、身勝手な理由からモンストアニメ本編でも屈指の暴虐を働いている為、彼に怒りを覚えたストライカーからデクに限らずありとあらゆる方法でワンパンを喰らっているんだとか。
漫画「FAIRY TAIL」に出てくる漆黒のドラゴンで、同作のラスボス。彼のクエストで初めて登場する雑魚敵を倒すと、赤色のついた方向に狙って弾くと攻撃力が増加する状態になる。
これを利用すると、わくわくの実や魂の紋章による強化の具合によってはアクノロギアをワンパンできてしまう。世界最強の竜なのに……。
ただし、キラー持ちの他のキャラで前述のギミックを利用して、壁とアクノロギアの隙間に挟まればそれでワンパンできることもあるので、利用率は前述のキャラ達より少なめである。
- おつう
鶴の化身たる少女。
未開の大地拠点16に登場するおつうが、後述する獣神化改状態のデクによってワンパンを被る。
ケテルのステージと同様残り体力が多いほど攻撃力が上がるステージのため、体力を十分に確保できればSSでゲージ飛ばしを狙える。
但し、火属性のクエストのため属性優位が取れない上に被ダメージが大きいことと、後述するデク獣神化改のデメリットの存在も無視出来ないため、編成するなら一体までに留めるのが無難なところ。
……Youtubeでのネタ動画を含めれば、被害者はもっと増えると思われる。
因みに被害者は基本的にどれも強敵揃いだが、そのうち奈落は設定上は世界全てを破壊する衝動に常に駆られていて、かつそれを実行出来る力を持つモンストでもトップクラスの危険人物で、刹那は詳細は不明ながら間違いなく彼女と互角かそれ以上の実力を誇るモンスト界でも相当上位クラスの降臨モンスターである。・・・こんな奴らをワンパンするあたりこのデクは最早全盛期のオールマイトすら上回っているのでは・・・?
しかし…
その後2020年9月にヒロアカコラボ第2弾が開催。その際には同期と共に獣神化改が実装された。
これにより更なるぶっ壊れとなる…と誰もが期待に胸を膨らませていたが、いざ実装されてみるとその内容には微妙という意見が続出した。
特徴的なSSは獣神化改前と据え置きで相変わらず高い威力を誇るものの、そこまで強くなかった友情もまた据え置きで、火力面では大きなテコ入れは無かったものの、そこまでならまだ大きな問題ではない。
獣神化改なので条件付きのコネクトスキルが付いているのは当たり前なのだが、その条件というのが最大の問題点で、自身と戦型が異なるキャラが3体というもの。
このコネクトが付いているという事は自身と同じパワー型キャラクターを二体以上編成しているとデクの真価を発揮出来ないという訳であり、しかもコネクトスキルのとこにはよりによって汎用性が高かった超アンチワープと、強力なカウンターキラーが付いてしまっている。
一応素アビにはアンチ魔法陣とレーザーストップが付いているのは評価点だが、それが付いたところで(現時点では)あまり適正クエストの幅は変わっていない。肩透かしもいい所である。正直な話、余りにも時期尚早過ぎた。(これまでコラボで獣神化改が解禁されているのがヱヴァンゲリヲン新劇場版のみであることからもそれがよくわかるだろう。)
また、最近ではSAOコラボのキリトや進撃の巨人コラボのリヴァイ、ワールドトリガーコラボの空閑遊真といった更に強力なワンパンキャラが増え始めた事により、デクを使うユーザーは激減してしまった。
一応フォローしておくと、単純にステータスがアップしてワンパン威力は上昇しており、単体で使う分にはしっかりとしたパワーアップとなっている(但し、通常の獣神化デクをレベル解放させた方が若干ステータスは高い)。また前述した他のコラボキャラクター達に共通することとして、ワンパンをする際の特殊モーションが入る前に、移動時にボスのゲージを削りきってしまうとワンパン前にボスが撤退してしまうというデメリットもある。このため一体の敵に複数回触れたり、複数の敵に触れることが前提となる特殊仕様さえなければ、ワンパンのお手軽さはデクの方が上といえる。