概要
14歳。身長132cm。武醒魔導器は双眼鏡。一人称は「ウチ」。
CV:斎藤千和
PS3版以降の後発のバージョンに登場する追加キャラクターで、パーティメンバーとして加わる。本作が最初に発売されたXbox 360版には登場しない。
大きな海賊帽を被り、老成した口調で話す記憶喪失の少女。無くした記憶の手がかりである財宝『麗しの星(マリス・ステラ)』を探して各地を旅している。
覚えているのは自分に「パティ」と言う名を授けた老人の姿。曖昧な記憶の中で彼を「大海賊アイフリード」、そして自分の祖父だと思い込み、過酷な境遇を表に出さず気丈に振る舞いながら旅を続けていた。
「つらくても泣かない」を信条とし、天真爛漫で掴みどころがなく、冒険心に溢れる。
奔放なようでいて他人の心の機微には敏感で、時折少女らしからぬ含蓄ある一面をのぞかせることも。また非常に面食いで、ユーリとはラゴウの屋敷に無断で入ろうとした際、見張りに捕まっていたところ助けられたことで出会い、それ以来彼のことが大層お気に入りで一方的にアプローチをかける。
ものの喩えに海の動植物の名前を持ち出すのが癖。
中盤まではパーティーへの加入と離脱を繰り返し、最終的には『ユーリ達と旅していたほうが麗しの星が早く見つかる』と考え、正式にパーティに加わる。
彼女の登場でXbox 360版とはフィエルティア号(船)の操船者が異なり、トクナガに代わる操船技師としてフィエルティア号の操舵を請け負う。
その他、パティに加えてフレンもパーティメンバーとして仲間入りすることになったため、イベント毎に追加的に口を挟む程度に留まらず、全体的なストーリー展開がXbox 360版とだいぶ異なる内容になっている。
ネタバレ
以下、物語・このキャラクターに関して重大なネタバレ要素を含みます。
その正体はギルド「海精(セイレーン)の牙」の首領である、伝説の大海賊「アイフリード」本人(つまり今作のアイフリードの性別は女性で見た目は幼女、中身は婆さん)。
アレクセイの引き起こした「ブラックホープ号事件」の渦中、乗員が次々と魔物に変えられていく中、自分の副官であるサイファーにエアルの結晶霊薬「アムリタ」を与えられ、肉体が若返り、その反動で記憶を失った。彼女がおぼろげな記憶の中に「祖父」として覚えていたのは実はサイファーのことだった。尚、アイフリード自身は表に出ることがほとんど無く、代わりにサイファーが表に出ていたため、世間ではアイフリードは男性だと思われていた。
サイファーの墓前で全てを思い出し、物語終盤では「幽霊船」でひとり待つ魔物と化したサイファーとの決着へ仲間と共に赴く。
戦闘スタイル
標準的な性能の「ノーマル」、魔術系特化の「ブレイネル」、近接攻撃重視の「アドバンス」、全ての能力に優れた「クリティカル」の4種類のフォームを切り替えることにより術技の性能が変化し、さらにギャンブル要素が強い術・技や固有スキルを習得するトリッキーなキャラクター。このため、接近戦も遠距離戦もこなせる。
ポーカーや麻雀を取り入れた術技もあり、当たり・はずれによる効果や威力が非常に極端。良くも悪くも一瞬で態勢をひっくり返してしまうほどの可能性を秘めており、初めは使い辛いキャラと感じるが、慣れるとそのギャンブル性も相まって結構楽しい。一応回復・補助もできる万能キャラ。
秘奥義「サモンフレンズ」は巨大ルーレットを召喚し、パティ自身が玉となって当たり・はずれを決定する。何が出るか分からないが、どのフォームで発動したかによってその目の種類・数が変わる。例のあの人まで出てくることもある。
効果のバリエーション自体が豊富なためか、他のキャラクターが秘奥義を二つ習得するのに対し、パティが覚えるのは一つである。
外伝作品出演
イベント「攻略戦 デューク・バンタレイ」で名前と1シーンのみ登場し、アスガルド帝国側の鏡映点として具現化していることが示唆された。
イベント「ティル・ナ・ノーグSUMMER アイフリードの宝」でチャットと共に加入し、パティの参戦で以て、ヴェスペリアのパーティーキャラクターが全員プレイアブルキャラクターとして実装されることになった。
本作で、イルカさん・横、イルカさん・縦(イルカさん・横の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「フォームロール」「マーベラスファウンテン」「オーバーヘッド・キッス」。「マーベラスファウンテン」は、確率で「ビッグマーベラスファウンテン」に変化し、演出が変化、威力・HP回復量が上昇。
関連イラスト
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