「「舐めるなよ、海賊を!」」
プロフィール
真名 | アン・ボニー | メアリー・リード |
---|---|---|
クラス | ライダー | ライダー |
性別 | 女性 | 女性 |
身長 | 171cm | 158cm |
体重 | 54kg | 46kg |
出典 | 史実 | 史実 |
地域 | カリブ | カリブ |
属性 | 混沌・悪・人 | 混沌・中庸・人 |
好きなもの | − | 海賊として生きる毎日 |
嫌いなもの | − | 束縛 |
設定担当 | 東出祐一郎 | 東出祐一郎 |
ILLUST | I-IV | I-IV |
CV | 川澄綾子 | 野中藍 |
※ 二人で一騎のサーヴァント。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
二人で一騎を構成するという異質なサーヴァント。
同作品でもオリオンという前例はあるが、あちらは英霊召喚の際に勝手に割り込んだ形であるため、同種のコンビのサーヴァントとしてはシリーズ初である。
第1部3章『封鎖終局四海 オケアノス』の実装と共に参戦。
伝説の海賊エドワード・ティーチ支配下の敵サーヴァントとして登場するが、黒髭氏のオタク趣味とセクハラ全開の対応に辟易している。
それでも黒髭氏の“本質”は分かっているらしく、愚痴を交えつつも黒髭氏を心配する一面もあった。
真名
大海賊時代に実在した女性の海賊コンビ、『アン・ボニー』と『メアリー・リード』。
偶然知り合った二人は海賊としてジョン・ラカム船長の下で活躍した。
アンは銃の名手、メアリーはカトラスでの切り込み役を担当したという。
アンは裕福な家庭に生まれたが、生来の乱暴者でチンピラと駆け落ちし、そのチンピラとも別れるとジョン・ラカムと共に海賊旗を掲げた。
ある日オランダ船を拿捕した際に出会ったのが、男性として潜り込んでいたメアリー・リードである。
アンとメアリーは女性同士ということもあってか、ウマが合い、コンビを組んで海賊稼業に専念した。ジョン・ラカムの船で誰より勇猛果敢に戦ったのはこの二人である、という証言が幾つも遺されている。
最終的には海賊討伐に来たジョナサン・バレット私掠船団によって捕縛され死刑判決を下されるも、両者ともにその当時妊娠していたため出産まで投獄という形となった。
その後メアリーは獄中で病死、アンは権力者の父によって釈放または脱走したとして、天寿を全うしている。
人物
一人称はアンが「わたくし」、メアリーが「僕」。
※ マテリアルではアンの一人称は「わたし」となっているが誤記と思われる。
アンは物腰が柔らかく、上品で社交的であるため親しみやすい。また包容力に優れ、メアリーのお姉さん的立場になる。一方で厳しい毒舌家でもあり、嫌いなものに対する塩対応は中々のもの。
また聖言を暗唱できるなど、教養も有る様子。
メアリーはクールで真面目で不器用。特に感情表現が苦手で、人見知りをする。ただし根は素直で子供っぽいところがあるため、最初はとっつきにくいものの、心を開くと誰より懐いてくれる猫のようなタイプ。
二人共根っからの冒険家であり、聖杯に託す願望はないが、お宝としての聖杯そのものを追い求めている。つまり万能の願望機よりも、それを手に入れるまでの冒険こそを望んでいるのである。それは海賊としての習性でもあるのかもしれない。
事実、二人の幕間の物語は二つとも宝探しである。
能力
二人一組として召喚される異例のサーヴァント。ステータスへのペナルティは存在しないが、どちらか一人でも倒れると、もう一人も問答無用で戦闘不能となる。
作中ではメアリーが近接攻撃を担当し、アンは射撃・狙撃を担当する。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | C | A | E | B | C |
保有スキル
対魔力(D) | ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の耐性。 |
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騎乗(−) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。後述の『航海』スキルの存在により、『騎乗』スキルは失われている。船に乗れれば十分か。 |
航海(A) | 船の操舵技術がスキル化したもの。船のみに特化しているため、馬や戦車は乗りこなせない。海賊として鳴らしただけあり、二人とも天才的。 |
接舷突撃(B+) | 「航海(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
射撃(B) | アンが保有するスキル。銃器による早撃ち、曲打ちを含めた射撃全般の技術。アン・ボニーは揺れる船上でマスケット銃を命中させるほどの腕前。 |
絢爛の海賊姫(B+) | 「射撃(B)」が変化したスキル。詳細不明。 |
コンビネーション(C) | 特定の人間と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを示したスキル。Cランクならば、どれだけ苛烈な戦場でも目配せ一つで互いの行動を把握し、最適な行動を取る事が可能となる。更にメアリーとアンの場合、宝具『比翼にして連理』も大きな影響を受けるスキルにもなっている。 |
宝具
比翼にして連理(カリビアン・フリーバード)
- ランク:C+→C++
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:10人
「よし、やっちゃうね!」
「僕から行くよ……そらそらそらっ!アン、後はお願い!」
「はーい♡ それでは狙い撃ちますわよ――シュート!!」
メアリーが突撃してカトラスで斬りつけた後、アンがマスケット銃で援護して敵を撃ち抜く、コンビネーション攻撃。
状況が不利であればあるほど、有利なダメージボーナスを獲得する。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
☆4ランクのライダーではHP・ATKとも中間程。
カードバランスは《Quick:2/Arts:2/Buster:1》に単体対象のQuick宝具。
Quickカードの比率が高いものの、クリティカルスター発生率はスキル込みでも並であるため、味方や概念礼装、マスタースキルを用いて、自身の通常攻撃時にスターを供給できるよう工夫することが要求される。
スキルは、自身のクリティカルスター発生率3ターンを上げる「航海(A)」、自身のクリティカル威力を1ターン上げる「射撃(B)」、自身の攻撃力とスター集中率を1ターン上げる「コンビネーション(C)」と、全てがクリティカル絡みで統一されている。
加えて、宝具『比翼にして連理』は特性上「追い込まれてから撃つ」とっておきだが、かと言って戦闘不能ギリギリの戦いをすると落とされかねない。
自前で防御と回復ができないため、スターだけでなくこちらにも気を配りつつ、勝負どころを見極める必要がある。
強化クエストクリアで「航海(A)」が「接舷突撃(B+)」へランクアップし、自身に3ターンのガッツ状態とNP獲得量アップさらに1ターンのターゲット集中付与する効果が追加される。
確実では無いが、攻撃を集めて自ら追い込まれて宝具でカウンターを狙う動きがやりやすくなった。
強化クエスト2クリアで「射撃(B)」が「絢爛の海賊姫(B+)」へランクアップし、スター大量獲得が追加される。
自力でのスター生産が可能になり、クリティカルの安定感が増した。
イベントでの活躍
『空の境界』とのコラボレーションイベントでは、人のストレスを増幅する小川マンションへと入居するが、狂化の影響は受けなかった。
……が、黒髭に教わったインターネットにドハマりしてしまい、二人そろってダメ人間化。
汚部屋(疲れたOLの部屋by.マシュ)の住人と化し、通販でグッズを買ってピザを取り寄せては配達員を脅してお金を巻き上げるという暴挙を働いていた。
しかも自分たちがダメ人間化してるのも充分に自覚しており、マシュに「聖杯に求めるものは宝ではなく宝の地図だと微笑んだお二人はどこにいったんです!」と突っ込まれても開き直る始末。
これには流石のマシュも「これはひどい!!」とツッコミまくっていた。
関連人物
契約したマスター。
二人仲良く性的に狙っており、バレンタインや夏イベでは毎度のように登場しては、彼/彼女を攫ってボロ雑巾にしようと画策している。
海賊の大先輩であり女性海賊としても尊敬する人物。
余談だが、『EXTRA』にて真名が不明だった際にアンが候補に挙がっていた。
同じ海賊として殺意を抱く(生理的嫌悪的な意味で)。
とはいえ偉大な海賊としては認めているようではある。
幕間で共演したが、彼のメカクレスキーぶりには引き気味。
あちらはメアリーの方が好みのようで、メカクレにしようと誘っている。
同じく2人で1騎分としてカウントされるサーヴァント。実の兄妹だけあってアンメア以上の連係プレーをこなす。
姉妹2人で1騎の女性コンビサーヴァント。あちらからは対抗心を燃やされている。
余談
霊基再臨で強化されるたびに、衣装がエライことになっていく。
最終的にメアリーはバニーガール化してしまう、しかしよく見ると片腕に壊れた手錠がある事(これはアーチャー枠で実装されたアンも同じである)や史実の最後を考えると恐らく捕虜になったの際の服装をイメージした可能性が高く最後まで再臨を済ませた際のキャラ絵はきわどい物になっている。
ちなみにセイントグラフでは、アンはメアリーの倍近い身長差があるように見えるが、プロフィールにもある通り、メアリーの身長は158cmでFateでも平均身長くらい(因みに日本成人女性の平均身長が157程度)であり、さらにアンとの身長差は10cmほどしかない。
実際にマイルームではそのような身長対比に配置されているのだが、なぜこうなったし。
一応、公式スピンオフ『教えてFGO!偉人と神話のぐらんどおーだー』では、サーヴァントとしてのメアリーはアンと出会った頃よりも幼い姿で現界していると述べられているので、メアリーのプロフィールの数値は生前のものである(仮にそうだとして、今度は現在の身長がいくつなのかという疑問が生じるが)可能性も考えられる。
また史実換算だと、これでもメアリーの方が10歳ぐらい年上。下手をすると……
そして画面上ではとにかくメアリーがカトラス片手に頑張って戦う。
そもそもアンの武器は最初期のラッパ銃(極端に分かりやすく言えば、銃口を広げて海上や馬上での装填をし易くしただけの火縄銃)でよく知られている物は散弾が基本なのだが、彼女の物は海上や馬上で撃つ事を想定されていただけのマスケットであり接近戦は緊急時の銃剣や銃床くらいなので前に出るのを期待するほうがむしろ間違いである。
なのだが、2016年水着イベント『カルデアサマーメモリー』にて、水着姿になり、アーチャークラスでアンがメインで登場。銃撃や銃自体で敵をブン殴ると言うアグレッシブな戦法で見事面目躍如した。⇒アン・ボニー&メアリー・リード(水着)
通常霊基と水着霊基を揃えればコンビで戦場に出ている様子を再現できるのだが、水着側は限定であり、貴重な枠を1つ消費してしまう上、後に登場した坂本龍馬、ディオスクロイ、徴姉妹など二人一組のサーヴァントも珍しくないため、モーション改修で正式な二人組になることが望まれている。
また絆レベルが低いと「変なこと」をするなと言われるが、上がっていくにつれ「抱きしめられながら一緒に眠り」更に誕生日にはアンから「接吻」をしてもらえる。
ちなみに二人は史実では同性の友人なのだが、実際にそうであったかは全く定かではないがどうやら百合的な関係でもあったらしい。なんでも、男装をしていたメアリーの寝込みをアンが襲ったのがきっかけだとかなんとか。ただしはじめに述べている通り逸話のようなもので定かではない。
が、劇中でも妙にイチャイチャしていたり、互いについて何やら思うところがあったりと、それを匂わせるような描かれ方は存在している。
ぐだーずへの絆レベルの件も含め、この2人をどのように解釈するかは各々次第となるだろう。
『Fate/Grand Order Arcade』でプロトマーリンが登場するまで、川澄綾子氏が演じるアルトリア系でないサーヴァントはアンだけだった(サーヴァント以外ではフォウを演じている)。