説明
死を救済だと考える思想のことである。
その根源には四苦八苦の四苦の1つに生があるためである。
生きる苦行から解き放たれるためには、死で救済するというものである。
もっとも死というのも、四苦の1つではあるのだが……。
よくフィクションでは相手を殺す際に「楽にしてやる」というが、この思想とはたぶん関係はないだろう。
関連人物・キャラクター
- だいそうじょう(真・女神転生シリーズ):『一切衆生の迷いを解く』ために、全ての生命を死に導くことを『救い』としている。
- 御名方守矢(月華の剣士):「死ねる貴様は幸せだ」という台詞がある。
- 終焉を謳うもの(ファイナルファンタジー14):数多の星の種族を観測したことで、『あらゆる生命は終わるもの』と絶望し世界ごと終わらせようと暴走した観測者の集合体。
- 上坂すみれ:「死は救済ではない」といった答えに仰天とするコラ画像が一時期流行った。元ネタは『上坂すみれのヤバい○○』スペシャル内の企画「クイズ!うちだゆうま」から。実際の問題と答えは『Q:物事が思うようにいかず、もどかしいさまをことわざて「二階から〜」何?そして内田雄馬は何と答える?』『A:二階からできることはない』といったもの。
- ルマリー:劇中で「唯一の希望、それは死による解放さ」などと物騒なことばっかり言っている。なおルマリー含むチコ達は死んだら星に生まれ変わるので確かにチコ達にとっては救済ではあるが、我々が聞くとなんともインパクトが強すぎるセリフである。
- アローン:LC版では「死は断罪」と考える冥王ハーデスに自身の肉体を完全に乗っ取られる前に「死は救済」として自らの手でロストキャンバスを描いて全生命を皆殺しにする事でハーデスの魔手から救おうとした。
関連タグ
反出生主義:生きることが苦痛という点では似通っている。
勝ち逃げ:犯罪者に死の救済を与えるべきではないとする思想から。
臨死体験・お迎え現象:死は救済、への科学的なアプローチの例。特に欧米で盛んな思想である。ただし、自殺をすると地獄的な体験をする、という論説もある。