ミツメ(仮面ライダーギーツ)
みつめ
概要
『仮面ライダーギーツ』第7話の冒頭で登場し、第14話でその名前が判明した、浮世英寿の母親。
英寿は前述の言葉を言い残し去っていった彼女に出会う為に『デザイアグランプリ』に参加し続けている(英寿曰く、『命がけで戦う価値のある存在』との事)。
DGP運営である晴家ウィン曰く、『デザイアグランプリ』のナビゲーターを務めているツムリの前任者であったらしいが、それ以外についての詳細は不明。ツムリは動揺しながらも「何も答えられない」と返答しており、英寿が以前デザイアカードに「母親に会いたい」という願いを書いたところ、受理されず文字そのものが消去されたため、ミツメが「運営側にとっては存在が公になってはならない人物」であるということは確かだと言える。
二ラムとサマス曰く「彼女が英寿の母親であることは本来あり得ない」らしく、ジーンも身辺調査をした上で母親が浮世美歌であることを断定していたようだが…。
余談
- 名前の由来は「見つめる」だと思われる。
- 声を演じる寺崎女史は今作が特撮初出演であり、ニチアサ枠としては『ドキドキ!プリキュア』のラケル以来、9年ぶりの登板となった。
- 演者の井咲奈々氏は2005年生まれの18歳。息子である英寿を演じる簡氏が2002年生まれの20歳であるため、親子役なのに年齢が逆転するというとんでも現象が起きている。
- 実は今作が初のドラマ出演となるため、杉原輝昭監督により事前の立ち稽古が行われるなど入念な準備が進められた。
読み合わせには声を当てる寺崎氏と英寿役の簡秀吉も参加し、寺崎氏の周りにマイクが3本置かれ簡氏と実際に動いて動きをつけながら芝居を組み立ながら音声を録音するという最新の音声録音方式で撮られている。
寺崎氏は、監督から自由に動いていいよとディレクションをもらって逆に緊張してしまったとか。
- なお、スケジュールの都合なのかよく見ると歯列矯正中だったことがわかる。そのため、視聴者からツッコミが続出している。
関連タグ
ソフィア(仮面ライダーセイバー):初登場時、服装が彼女に似ていると言う声が多数あった。
この先ネタバレ注意
『MOVIEバトルロワイヤル』で英寿は「この時代の者ではない」とギロリの口から語られたが、ミツメもその可能性も高いと思われており、後にテレビ本編でも「創世の女神」と呼ばれる謎の存在が明かされ、関連性が疑われていた。
そして27〜28話において英寿の正体が、「前世の記憶・名を保持し続けて輪廻転生を繰り返す存在」であり、ミツメは「『エース』として最初に生まれた時の母」であることが判明した。
さらにスエルが持つヴィジョンドライバーにより創世の女神の石像に強制的に変化させられたことが判明した。
「母親に会いたい」という願いが叶えられなかったのも、それを叶えればデザ神の願望実現が出来なくなる上、その母親=ミツメが創世の女神そのものである為にその願い自体が自己矛盾を引き起こしてしまうからであると考えられる。
また相手の方はかつてのデザ神であり、その人物と禁断の恋に落ち子供のエースを儲けた。
しかし事態を重くみたデザグラ運営により夫は存在を抹消、自身は女神に変えられてしまう。
この事実を知った英寿はミツメを取り戻す為にデザグラ運営へ戦いを挑むこととなった。
創世の終わり、母の愛
38話にてグランドエンドによって崩壊する中で、遂に英寿と再会を果たし、英寿に過酷な運命を歩ませてしまったことを謝罪しつつ、自分と英寿の父は英寿が生まれたことを心から幸せと感じていたこと、自分の意志ではないとはいえ、多くの人間の人生を奪ってしまったことから自分の罪を償う意志を伝え…
「幸せになって、それが私の幸せ」
「離れていてもあなたがいてくれるだけで私は幸せだった…」
「英寿…愛してる…」
悠久の時を経て母として最期に息子への深い愛を語ると時間で、創世の女神本体の崩壊と同時に消滅した。