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ハンター試験の編集履歴

2023-06-08 07:10:06 バージョン

ハンター試験

はんたーしけん

漫画「HUNTER×HUNTER」に登場する資格試験。または試験を通して展開されたストーリーでハンター試験編がある。

概要

年に1度実施されるハンター協会主催のプロハンターライセンス授与試験。試験内容は非常に苛酷で、毎年多数の死傷者が出ている。ライセンス持ちのプロハンターになれば自身の実力を示せることだけでなく数々の恩恵を受けられることもあり、申し込み人数は数百万人に上る。


申し込みは応募カードで郵送あるいはネットなどを利用し遠方からできるが、試験会場に辿り着く途中にも様々な罠が仕掛けられているためこちらでも死傷者が出ることもあり、実際に試験を受けられる受験生は1万人に1人である。また合格者になれるのはほんの一握りで、0人だった年もある。


なお試験に落ちたとしても次期試験に再挑戦することは(むろん試験会場探しからの最初からになるが)認められており、幾度も挑戦している名の知れたリピーターも存在する。一方で試験に合格した者が再度試験を受験することはできない。


試験期間中(本格的な試験開始前も含む)は「それくらいの危機は切り抜けてこそ」くらいの認識なのかほぼ無法状態のようで、新人つぶしで有名な工作を行う者や、ヒソカやキルアが試験とは無関係に他の受験生を殺傷しているが、それが問題になった様子は一切無い。


またヒソカなどのような危険人物であろうと実力で試験をクリアさえすればライセンスは授与される。ただし例えば287期でヒソカがサトツに忠告を受けたように、試験中に試験官に攻撃するなどして行動に協会側がNGを出せば失格になる。


287期ハンター試験

ハンター試験編

主人公のゴン=フリークスなどが受験した試験であり、ハンター試験編と呼ばれる本作の序章である。なお、今期はハンター試験初受験で試験合格したルーキーが多数出たが、こういったことは前例があるらしい。例えばしばらく合格者が出ない様な年が続いたと思ったら、有望なルーキーがごそっと現れるというものである。


287期受験生

ハンター試験


287期試験官・その関係者


試験会場まで

ハンター試験は試験会場(スタート地点)まで到達することが既に試験となっている。

会場の具体的な情報は明かされず大まかなエリアだけが示され、エリア内に点在する「案内人」を探し出して会場に連れてきてもらわなければならない。しかも案内人も一筋縄ではいかぬ者ばかりで、試練や謎かけを乗り越えなければならない。例外として「案内人」がたまたま知り合いならすぐにクリアできることもある。ハンターに必要な人脈を評価する意味もあるのだろう。

287期はとある定食屋にて合言葉を言うことで通された個室がエレベーターとなっており、その地下が会場となっていた。


一次試験

試験官は遺跡ハンターのサトツ。試験内容は「走るサトツを追って二次試験会場まで着く」こと。


ただ走って着いていくだけという、文字にすれば非常にシンプルな内容だがその実態は極めて過酷で、脱落者も多く出た。

最初こそ普通の歩きの速度だったのが徐々にスピードが上がっていき、やがて常人の全力疾走を超えるスピードで走るようになる。そしてそれが何時間も、行先もいつ終わるかも分からないまま続くというのは精神的な負担も非常に大きい。

中間地点では、先頭集団が到着してから一定時間以内にたどり着いていない受験者は失格という足切りも行われている。

さらには途中、様々な手段で擬態し獲物を騙して捕食する肉食獣が多数生息している「ヌメーレ湿原」を通るため、そこで騙され捕食されて命を落とした脱落者も多かった。


二次試験

試験官は美食ハンターのブハラとメンチ。2人に指定された料理を作ればクリア。無論食材は自らの手でハントしなければならない。「未知のモノに挑もうとする探究心」を競う。

ブハラはともかくメンチの試験は(本来なら題材の存在すら知られていないはずの料理を詳しく知っていた者がいた事から)美食ハンターを味で唸らせるという料理勝負となってしまい、さすがにこれで合格者0というのは、と言う会長からの物言いが入り、やり直しとなった。

やり直し試験の題材は「ゆで卵」。当然ただのゆで卵ではなく、マフタツ山の断崖絶壁に巣を張るクモワシの卵を使用してのもの(そのため料理はおまけで実際には卵の捕獲がメインの内容)。


三次試験

試験官は賞金首ハンター兼刑務所所長のリッポー。さまざまな罠が仕掛けられた「トリックタワー」を72時間以内に脱出すればクリア。精神面と頭脳を競う。

塔には隠された入り口が多数あり、入った入り口によって様々な合格へのルートが存在していたもよう(ゴンたちは5人一組で多数決しながら脱出というルート)。ちなみに塔の外側をロッククライミングなどで降りようとするのはルール上は禁止されていないが、肉食の怪鳥に襲われるため事実上不可能。

また道中には刑期100年以上の囚人が配置されている。囚人たちは「1時間足止めするごとに刑期を1年短縮する」という契約の下で妨害を仕掛けてくる。


四次試験

引き続きリッポーが試験官を担当。無人島を舞台に、それぞれが持つナンバープレートを奪い合う。無論手段は一切不問。

各参加者ごとに1名ずつ「標的」が定められ、自分のプレート・「標的」のプレートは3点、それ以外の相手のプレートは1点として計算する。

自分の標的が何番であるかは教えられるが、その番号の受験者が誰であるかは教えられない。なのでそれまでの試験の間で受験番号を知っている受験者が標的だった場合は良いが、そうでない場合は誰が標的なのかを調査する必要も出てくる。


期間は1週間で、内訳問わず合計6点分のプレートを持ってスタート地点に帰ればクリア。サバイバル技術・戦闘能力・駆け引きの技術を競う。


最終試験

1対1で対戦する。対戦はネテロが受験者との面接を行い、その意見を元に作った「逆トーナメント」に沿って行い、負けた人間が次の試合に進む。

最後まで負け残った1名だけを不合格者とし、残りの受験者を全員合格とする。つまり1勝でもすれば晴れてライセンス取得となる。

ただし途中で失格者・棄権者が出た場合は、その者を不合格者として試験終了となる。また、相手を殺害した場合は理由の如何に問わず、殺害した者がその時点で不合格者となる。


288期ハンター試験

287期に比べ多数の参加者が試験会場にたどり着いたことから、一次試験の内容は「5人ぶっ倒す」こと。受験者5人分のバッジを奪って監督者の元に持って来ればクリア。


この回は急ぎの用事があったとある受験者自分以外の全員を倒し、ご丁寧にバッジまで奪って現れたために会長の許可もあり、一次試験のみで合格者1名で終了した。

なお今回の合格者がたった一年で飛躍的に成長したことを見せつけられた結果心を折られ、今年限りでハンター試験を諦めるリピーターも多かったようだ。


289期ハンター試験

今回は特例として暗黒大陸渡航メンバーの選抜を目的とした試験になっており、ネテロに代わる新会長のチードルを中心として試験内容を一新した。

例年当然の如く死亡・負傷者が出るハンター試験の現状を変えたがっていたチードルの意向により、筆記試験・面接・精神鑑定などをメインにした安全な試験へと変更された。


試験の様子は十二支んメンバーのクラピカがモニタリングしており、少しでも不審な態度を見せた者は彼の「導く薬指の鎖」で察知されて即失格とされた。これにより、受験者にはビヨンド・パリストン派の刺客が多数送り込まれていたが、全滅に終わっている。


一方ではカキン帝国の軍人が多数合格しており、ハンター十則の第三条に例外規定を設け、期間限定の「準会員」(=準ハンター)という扱いにしている。だが、カキン軍人がクラピカのふるいにかからなかった理由は「継承戦について肝心なことを聞かされていなかったから」であることが後々判明し、クラピカを窮地に追い込むことになる。


267期ハンター試験

当時12歳だったジンが受けた試験であり、彼が唯一の合格者だった。

プロハンター内でも有名な話らしく、サトツはゴンが持つハンターライセンスが第267期であるのを見ただけでそれがジンのライセンスであると気づいている。


プロハンター最初の試練

試験に合格しハンターライセンスを手に入れた者が直面する事になる最初の試練は「ライセンスを無くさない事」。


バカみたいな話だが、新人ハンターの5人に1人は1年以内に何らかの形でカードを紛失している。

ライセンスカードはあらゆる偽造防止技術が詰め込まれており本人以外には使用不可能だが、それでも欲しがる好事家が大量にいるため、ライセンスそれ自体が「売れば7代は遊んで暮らせる」と言われる程の莫大な金額で売れるとされる。

しかし、ハンターライセンスは如何なる理由があっても再発行されないため、一度失くしたら失くしたライセンスそのものを探し出して取り戻さない限りプロハンターは名乗れない。

(名乗る事は自由だが、ライセンスを求められても提示できなければ「詐称」または「ライセンスを失くした未熟者」としか見られない)



裏試験

実はハンターライセンスを取ってもまだ終わりではない。


ハンター試験を合格さえすればハンターライセンスは発行されるため、ハンターの各種特権もその時点で利用可能になる。

しかし実際にハンターとしての仕事を行うには念能力が必須と言っても過言ではない。ライセンスがあればハンターを名乗って仕事を受けること自体は可能だが、ハンターに仕事を頼むような依頼人であれば念能力の有無を見て非能力者は門前払いなどという事も珍しくない。

作中では、クラピカが有力なマフィアへの紹介を斡旋屋に頼むも、斡旋屋が見せている念に気づかなかったため門前払いされていた。

それどころか、難易度の高い依頼であるほど「ライセンスを所持しているか」を重視せず、念能力の有無・そのレベルで判断するようになる傾向がある。


一般的に「プロハンター」と呼ばれるのはライセンス試験に合格し、かつ念の習得をする「裏ハンター試験」にも合格したものを言う。


ハンターとしての活動に事実上必須とされていることなので、本来なら試験に組み込むべき事柄だが、念の存在を下手に公にすれば能力を悪用する「ハンター崩れの犯罪者」が大量発生する恐れがあるので、念能力の存在は世間に秘匿され、ライセンス取得者にだけこっそり教えることになっている。

ライセンス試験合格者には何らかの形でハンター協会所属の裏試験官が接触する事になっている。


なお、表のライセンス試験に合格した時点で念を体得していた者にはこの裏試験は当然ながら課されず、自動的に合格扱いになる。


詳しくは念能力を参照。


関連タグ

HUNTER×HUNTER

ハンター協会


中忍試験:数々の試験を実施し、途中死傷者が出ても咎められない。最後は1対1の対決になるなど形式が似ているとされる。

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