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ハンター試験の編集履歴

2023-07-09 11:16:52 バージョン

ハンター試験

はんたーしけん

HUNTER×HUNTERに登場する資格試験

概要

ハンター試験(読み:ハンターしけん)は、HUNTER×HUNTERに登場する資格試験。ハンター協会が主催しているハンターライセンスを授与する為の試験で、本作では試験を通して展開されたストーリーでハンター試験編がある。この試験は年に1度実施されるが、試験の内容は非常に苛酷で、毎年多数の死傷者が出ている。ライセンスを持つプロハンターになれば自身の実力を示せるだけで無く、数々の恩恵を受けられる事もあり、申し込み人数は数百万人に上る。


申し込みは応募カードでの郵送・ネットなどの利用によって遠方から可能だが、試験会場に辿り着く途中にも様々な罠が仕掛けられているのでこちらでも死傷者が出る事があり、実際に試験を受けられる受験生は1万人に1人である。ちなみに合格者になれるのはほんの一握りで、0人だった年もある。試験に落ちたとしても次の試験に再挑戦する事は、無論最初から試験会場を探す事になるが認められており、幾度も挑戦している名の知れたリピーターも存在する。


一方で試験に合格した者は、再び試験を受験できない。本格的な試験が開始される前も含む試験期間は「それくらいの危機は切り抜けてこそ。」くらいの認識なのかほぼ無法状態のようで、新人潰しで有名な工作を行う・ヒソカやキルアが試験とは無関係に他の受験生を殺傷しているが、それが問題になった様子は一切無い。ヒソカなどのような危険人物であっても実力で試験を突破さえすればライセンスは授与される。ただし例えば287期でヒソカがサトツに忠告を受けたように、試験中に試験官に対して攻撃を実行するなどして、その行動に協会側がNGを出せば失格になる。


287期ハンター試験

ゴン・キルア・クラピカ・レオリオなどが受験し、ハンター試験編と呼ばれる本作の序章である。今回の試験は初めてハンター試験を合格した新人が多数も出たが、これは前例があるらしい。例えばしばらく合格者が出ない年が続いたと思ったら、有望な新人が挙って現れるというものである。


287期受験生

ハンター試験


287期試験官・その関係者


試験会場まで

ハンター試験は会場(スタート地点)まで到達する事が既に試験となっている。会場の具体的な情報は明かされずに大まかな場所だけが示され、そこに点在する「案内人」を探し出して会場に連れて来てもらわなければならない。しかも案内人は一筋縄ではいかない者ばかりで、試練・謎かけを乗り越えなければならない。例外として「案内人」がたまたま知り合いならすぐにクリアできる事もあるが、ハンターに必要な人脈を評価する意味もあるのだろう。この試験はとある定食屋で合言葉を言って通された個室がエレベーターとなっており、その地下が会場であった。


1次試験

遺跡ハンターのサトツが試験官を務め、内容は「走るサトツを追って2次試験会場まで着く」事である。ただ走って着いていくだけという、文字にすれば非常にシンプルな内容だが、その実態は極めて過酷で脱落者が多く出た。最初は普通の歩行程度の速度だったのが徐々に加速していき、やがて常人の全力疾走を超える速度で走行するようになる。それが何時間・行き先がいつ終わるか分からないまま続くのは精神的な負担が非常に大きい。


中間地点では先頭の集団が到着してから一定時間以内に辿り着いていない受験者は失格という足切りがある。途中で様々な手段で擬態し、獲物を騙して捕食する肉食獣が多数生息している「ヌメーレ湿原」を通るので、そこで騙された上に捕食されて命を落とした脱落者も多かった。


2次試験

美食ハンターのブハラとメンチが試験官を務め、2人に指定された料理を作ればクリアとなる。無論食材は自らの手で獲得しなければならず、「未知のモノに挑もうとする探究心」を競う。ブハラはともかくメンチの試験は、本来なら題材の存在すら知られていないはずの料理を詳しく知っていた者がいた事から、美食ハンターを味で唸らせるという料理勝負となってしまい、「流石にこれで合格者0というのは。」と言う会長からの物言いが入ってやり直しとなった。


やり直し試験の題材は「ゆで卵」。当然ただのゆで卵では無く、マフタツ山の断崖絶壁に巣を張るクモワシの卵を使用したものである為、料理はおまけで実際は卵の捕獲がメインの内容である。


3次試験

賞金首ハンター兼刑務所所長のリッポーが試験官を務め、様々な罠が仕掛けられた「トリックタワー」を72時間以内に脱出すればクリアで、精神面と頭脳を競う。塔には隠された入り口が多数あり、入った場所によって様々な合格へのルートが存在していた模様で、ゴンたちは5人1組で多数決をしながら脱出するルートだった。塔の外側をロッククライミングなどで降りるのは別に禁止されていないが、肉食の怪鳥に襲撃されるので事実上不可能である。


道中には100年以上の刑期を有する囚人たちが配置されており、囚人たちは「1時間足止めするごとに刑期を1年短縮する。」という契約の下で妨害を仕掛けてくる。


4次試験

引き続きリッポーが試験官を担当し、無人島を舞台にそれぞれが持つナンバープレートを奪い合うが、無論手段は一切不問である。各参加者ごとに1名ずつ「標的」が決められ、自分の番号と標的のプレートは3点・それ以外の相手のプレートは1点として計算する。自分の標的が何番であるかは教えられるが、その番号の受験者が誰であるかは教えられない。


それまでの試験の間で受験番号を知っている受験者が標的だった場合は良いが、そうでない場合は誰が標的なのかを調査する必要も出てくる。1週間の期間で内訳は不問で合計6点分のプレートを持ってスタート地点に帰ればクリアとなり、サバイバル・戦闘能力・駆け引きの技術を競う。


最終試験

1対1で対戦する形式で、対戦はネテロが受験者と面接して作成した「逆トーナメント」に沿って行い、負けた者が次の試合に進む。最後まで負け残った1名だけを不合格者・残りの受験者を全員合格とし、1回でも勝利すれば晴れてハンターライセンスを取得する。ただし途中で失格者・棄権者が出た場合は、その者を不合格者として試験は終了となる。相手を殺害した場合は理由の如何に問わず、殺害した者がその時点で不合格者となる。


288期ハンター試験

1489人の参加者が会場に辿り着いたが、1次試験の内容は「5人ぶっ倒す」事で、受験者5人分のバッジを奪って試験官の元に持って来ればクリアとなる。この時は昨年の試験で対戦者を殺害して失格になったキルアが自分以外の全ての受験者を打倒し、ご丁寧にバッジを奪って試験官の前に現れた。本来なら2次試験に進むはずだが、ネテロ会長が必要無いとの判断を下し、1次試験のみで終了して合格となった。ちなみに今回の試験で合格者がたったの1年で飛躍的に成長したのを見せつけられ、その結果心を折られて今年限りで試験を諦める者が多かったようだ。


289期ハンター試験

特例として暗黒大陸に渡航する者を選抜する目的で実施され、メルエムとの戦闘で死去したネテロの後任(間にパリストンを経て)として会長に就任したチードルを中心に試験の内容を一新した。例年に亘って当然の如く死亡・負傷者が出るそれまでのハンター試験の現状を変えたがっていたチードルの意向が反映され、筆記試験・面接・精神鑑定などを中心にした安全な試験に変更された。


試験の様子は十二支んのメンバーになったクラピカがモニタリングしており、少しでも不審な態度を見せた者は彼の「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」で察知されて即座に失格とされた。受験者にはビヨンド・パリストン派の刺客が多数も送り込まれていたが、全滅に終わっている。


一方ではカキン帝国の軍人が多数も合格しており、ハンター10則の第3条に例外規定を設け、期間限定の「準会員」(=準ハンター)という扱いにしている。しかしカキンの軍人がクラピカのふるいにかからなかった理由は、「継承戦について肝心な事を聞かされていなかったから。」である事が後々判明し、クラピカを窮地に追い込む事になる。


267期ハンター試験

当時12歳だったジンが受けた試験であり、彼が唯一の合格者だった。プロハンターの間でも有名なエピソードであるらしく、サトツはゴンが持つハンターライセンスが第267期であるのを見ただけで、それがジンのライセンスであると気付いている。


ハンターライセンス

ライセンスは意外と地味な見た目で、偽造を防止する最高の技術がある以外は何も無く、これ自体は「売れば7代は遊んで暮らせる。」と言われる程の莫大な金額で売れるとされる。しかしハンターライセンスは如何なる理由があっても再発行されず、1度紛失したらライセンスそのものを探し出して取り戻さない限りプロハンターは名乗れない。ただし名乗る事は自由だが、ライセンスを求められても提示できなければ「詐称」又は「ライセンスを失くした未熟者」としか見られない。


ライセンスの効力

ライセンスには以下の効力がある。

  • 民間人の入国が禁止されている国の約90パーセント・立ち入りが禁止されている地域の約75パーセントまで入れる。
  • 公的施設の95パーセントを無料で利用できる。
  • 銀行からの融資を一流企業並みに受けられる。

プロハンター最初の試練

試験に合格してハンターライセンスを授与された者は、「ライセンスを紛失しない事」と言う最初の試練に直面する事になる。実際に新人ハンターの5人に1人は、1年以内に何らかの形でライセンスを紛失している。


裏試験

実はハンターライセンスを取ってもまだ終わりでは無く、そもそも試験を合格さえすればライセンスは発行されるので、ハンターとしての特権はその時点で利用できる。しかし実際にハンターとして仕事するには、念能力が必須と言っても過言では無い。尤もライセンスがあればハンターを名乗って仕事するのは可能だが、ハンターに仕事を依頼する人であれば、念能力の有無を見て能力を有さない者は門前払いなどという事も珍しく無い。


作中ではクラピカが有力なマフィアを紹介するよう斡旋屋に依頼するも、斡旋屋が見せている念に気付かなかったので門前払いされていた。それどころか難易度が高い依頼であるほどライセンスの有無を重視せず、念能力の有無・程度で判断するようになる傾向がある。一般的に「プロハンター」と呼ばれるのは、試験に合格して念を習得する「裏ハンター試験」にも合格したものを言う。


ハンターとしての活動に事実上必須とされている事なので、本来なら試験に組み込むべき事柄である。しかし念の存在を下手に公にすれば能力を悪用する「ハンター崩れの犯罪者」が大量発生する恐れがあるので、念能力の存在は世間に秘匿され、ライセンス取得者にだけこっそり教える事になっている。試験に合格した者には、何らかの形でハンター協会に所属する裏試験官が接触する事になっている。なお表のライセンス試験に合格した時点で念を体得していた者にはこの裏試験は当然ながら課されず、自動的に合格扱いになる。詳しくは念能力を参照して欲しい。


関連タグ

HUNTER×HUNTER

ハンター協会


中忍試験:数々の試験を実施し、途中死傷者が出ても咎められない。最後は1対1の対決になるなど形式が似ているとされる。

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