メーテルリンクの青い鳥チルチルミチルの冒険旅行
めーてるりんくのあおいとりちるちるみちるのぼうけんりょこう
『メーテルリンクの青い鳥・チルチルミチルの冒険旅行』とは、戯曲『青い鳥』を原案とするテレビアニメ。
概要
1980年1月9日から同年7月9日(ただしネット局によっては多少前後)にかけてフジテレビ系列局(ただし一部系列局除く)他にて放送されたミュージカルアニメ。製作は『宇宙戦艦ヤマト』を手掛けた西崎義展のアカデミー製作。全26話。
ベルギーの劇作家兼詩人であるモーリス・メーテルリンクの戯曲「青い鳥」を現代(1980年当時)に舞台を移してアニメ化したもの。
『青い鳥』の原作者、メーテルリンクは遺言で「私の作品は、日本とドイツでは上演してはならない」と言い残していたため、アニメ化にあたって遺族との交渉は困難を極めたという。
当時としては珍しい音声多重ステレオ放送を実施、毎回のミュージカルシーンで挿入歌が流された。
初期のオープニングは福原みどりの歌う実写映像のみであったが、のちにアニメが挿入された。また、エンディングも日本の下町風景画と大須賀ひできが弾き語りをする実写映像が使用されていたが、後に異国風景画に変更された。
裏番組『ザ☆ウルトラマン』→『ウルトラマン80』(TBS系列局他)や『ベルサイユのばら』(日本テレビ系列局他)、さらには『霊感ヤマカン第六感』(朝日放送・テレビ朝日系列局、ただし一部系列局は放送日時差し替え)に押されて低視聴率(平均8%)に終わってしまい、全52話の予定が全26話で打ち切られた。