概要
初出は『星のカービィ スーパーデラックス』のゲームモードの1つ「白き翼ダイナブレイド」。
突如としてプププランドの作物を荒らし回り、カービィが退治に向かうことになる。
同ゲームモードのラスボス。ちなみにメスである(キャラクター大図鑑より)。
戦闘能力
飛行能力を生かした攻撃を主とし、ガードを無力化する鷲塚み攻撃も持つ。
この他にも口から空気弾を吐く、首を勢いよく伸ばして攻撃するといった鳥らしからぬ攻撃方法も。
ダメージを与えられるのは頭部のみに限られているものの、シナリオ自体がそこまで難易度が高くない事もあり、他シナリオのボスキャラ達と比べると苦戦することはまずないだろう。
倒すと、オリジナル版ではそのままひっくり返るだけだが、リメイク版では目を閉じてうつ伏せに倒れるようになっている。
結末・その後
死闘の末にダイナブレイドを倒して先に進むと、3羽のひな鳥(ダイナベイビー)が巣におり、作物荒らしは子供たちを養うためにやっていたことが判明。
事情を察したカービィはウィスピーウッズの所に連れて行き、大量のリンゴをプレゼント。
そのおかげもあって自力で飛び立てるようになるまで成長すると親鳥と共に夕日に照らされた海原の向こうへ去っていった。
この一件で恩義を感じたのか、メタナイトの逆襲で再登場した際には戦艦ハルバードから落とされてしまったカービィ(とヘルパー)を背に乗せ、ハルバードを追跡。撃ち落とされながらも無事に送り届けた。
なお、リメイク版のUSDXで追加された新モード「メタナイトでゴーDX」におけるレベル2のデモムービーにも登場するのだが、カービィと戦った時のように特に何かしら悪さをしでかした描写がない為、見る人によってはメタナイトがダイナブレイドを一方的に襲ったようにしか見えない。
しかし、撃破後のデモムービーでは何事もなかったかのように一緒に空を飛んだり、ダイナベイビー達と共に空の彼方へ飛び去るダイナブレイドを見送っている。
カービィのエアライド
アイテムを拾ってマシンを強化するゲームモード「シティトライアル」のイベントで出現する。原作同様に頭を攻撃すればアイテムを手に入れることができる。しかし、プレイヤー達からは別の意味で最も恐れられている。それが、クリアチェッカーで「ダイナブレイドに踏まれる」という課題があるため。ダイナブレイドの着地場所は完全ランダムで、しかも、運が悪ければ建物の上にも降りてくるため非常に難しいことで有名。
漫画版
デデデでプププなものがたり6巻では、三つ子のダイナベイビーの卵をひょんな事からカービィに持ち去られてしまう(クーとの空中散歩を猛スピードで行い、たまたま卵がカービィに引っかかった)。
卵から孵ったベイビー達に親と思い込まれて育児に励むカービィだが、しばらくして母親のダイナブレイドと再会。
カービィは親心が芽生えた為かベイビー達を母親の元に返すのを拒んでいたが、仲間達からの説得で返す事に。
これで一件落着……と思いきや、ベイビー達は空気を吸い込んで浮遊する、騒音レベルの歌をうたう、異常な量のご飯を要求するなどカービィのぶっ飛んだ行動ばかりを真似するようになってしまっていたのであった。
「あのカービィ!! いったい、どんな育て方したのよ!!」
カービィのせいでダイナブレイドが被害者になってしまったというオチである。何気に「ベイビーたちに大量の食べ物を与える」「自力で空を飛べるようにする」という役回りは果たしている。
アニメ版
100年に一度目覚めて卵を産み、孵ったダイナベイビーを育てると再び眠りにつく怪鳥という設定になっている。
ゲーム以上に巨大になっており、ダイナベイビーも一羽しかいないなど若干ゲームとは異なる設定になっている。また、カービィやデデデ等と同じく、3DCGが使用されている。
険しい岩山に巣を作り、普段はヒナのダイナベイビーのエサを集めるために飛び回っている。
カービィに襲いかかる事もあるが、いずれもデデデ陛下に騙されていたり、ヒナの身に何かがあった時であり、誤解が解ける事で和解している。
その巨体故食べ物の消費量が激しいらしく、同族の鳥からはよく思われていないようで、魔獣となったクロウエモンからは逆恨みされている。
小説版
名前のみの登場。美しいトサカの羽根は一枚だけでもかなりの値打ちものになると言われている。
オリジナルキャラクターとして似たような巨大な鳥のアクティブレイドという鳥が登場し、そちらの子供はダイナベイビーそっくりである。
関連項目
星のカービィ スーパーデラックス ウルトラスーパーデラックス カービィのエアライド