概要
CV.飛田展男
第87話『襲撃!カラスの勝手軍団』でカラスの軍団のボスが、23話でエスカルゴンが開発した薬品『エスケル魔獣黄帝液』を飲んだことにより、魔獣と化してしまった姿である(いわゆる闇堕ちである)。
普通のカラスだったときは左目に傷跡があり、トッコリやクーと同様に人の言葉をしゃべれる上に、口笛を吹くこともできる。また、カラスとしての年齢は中年らしい。
上記の薬品を飲んで魔獣になった際は、ひょこんとはねた癖毛が角に変わり、顔に模様が表れ、赤目の巨大なカラスの見た目となる。
元はプププランドの森に住んでおり、ボスとして家族や子分を養っていたが、エサをよく食べるダイナブレイドが目覚めた影響により、食糧難に陥ってしまう。
城の大量のゴミを処理するためにカラス軍団に目をつけたデデデは、食べ物に飢える彼らに生ゴミを供給する。しかし、彼らはそれだけでは満足できず、村から食料を奪った上に生ゴミだらけにしたため、子分共々村人たちに厄介者扱いされてしまう。
魔獣化後はテレパシーでカラス以外の鳥類を洗脳し(クーやトッコリは洗脳できたものの、流石に後述のダイナブレイドは洗脳できなかった)、鳥達にプププランドの住民を襲わせた(一部のシーンはヒッチコック監督の映画『鳥』のパロディである)。
また、ダイナベイビーを攫って人質(トリ質?)にして、親であるダイナブレイドを何度も目からビームで攻撃するが、羽を吸い込んで変身したウィングカービィに『フェザーガン』で子分を攻撃され、『コンドルずつき』でダイナベイビーを奪還されてしまう。
そして、加勢するように反撃しようと暴風を巻き起こすダイナブレイドに子分もろとも蹴散らされ、最後はダイナブレイドの翼で崖にまで飛ばされ、元の姿に戻った。
その後、フームに食糧難に陥った森を元に戻せるように頼んでいるが、彼らの子供たちはダイナベイビーと仲良くなっているため、彼も食糧問題解決のためにダイナブレイドと和解して欲しいものである。
セリフ集
ボスカラス
- 「アレがゴミ屋敷だ!主とは話をつけてある!もう少しでごちそうにありつけるぞ!」
- 「これは食える、こっちも大丈夫だ。これは皆で分けろ!」
- 「これだけか!すくねぇぞ!(ワドルディに威嚇する)」
- 「(デデデに対して)おい!オメェたち!腹いっぱい食わせる約束じゃねーのか!こんなんじゃ足りねーぞ!」
- 「(村人たちを見て)なるほど…確かに穴場だ…。」
- 「(トッコリに対して)どきな!カラスも中年になりゃ、女房や子分共を養わなきゃならねぇ!結構大変なんだ…(笛を吹いて子分を呼ぶ)。」
- 「子分共聞けぃ!地上のヤツらは人道的食糧援助を約束しておきながら、都合が悪くなると、オレたちを追い出した!(どっかの鳥魔物のごとく演説をする)」
- 「だが、オレたちは決して引き下がらない!地上のヤツらにオレたちを怒らせるとどうなるか、思い知らせてやる!」
- 「それでは、残り少ないがエサを分ける。ん?なんだこりゃ?(エスケル魔獣黄帝液を発見する)」
- 「なに?まだ開けていないアンプル?」
- 「(エスケル魔獣黄帝液を飲んで)かー!お、こりゃイケるぜ。」
クロウエモンに変身したあと
- 「ガキがやられても良いのか?ダイナブレイド!」
- 「はは、お前なんぞトリの仲間じゃねぇ。オレたちにとって憎い敵なんだ!」
- 「100年に1度かどうか知らねぇが、こんな時期に現れやがって!大飯食らいの貴様ら親子のおかげで、こっちは大迷惑なんだよ!」
- 「子供を生かしてほしければ、オレたちを攻撃するんじゃねぇ!」
- 「おっと!ガキがどうなってもいいのか!」
- 「はははは!反撃したけりゃやってみろ!(目からビームで攻撃する)」
- 「やってくれるじゃねぇか!(カービィに攻撃する)」
- 「(ウィングカービィにコンドルずつきをされて)これをよくも!」
- 「覚悟しろ!ダイナブレイド!」
- 「(正気に戻ったあと)オレたちが生まれ育ったあの森に帰りてぇ…。」
- 「(フームに対して)頼むぜ…そうしてくれなきゃいずれまた騒ぎが起きる…。」
余談
- 本来カラスの群れにボスは存在しない。
- ウィングカービィへの変身はこの話が初めて且つ唯一である。
- ダイナブレイドが翼で暴風を起こした放送当時は地震警報が起きており、ダイナブレイドにより起こされたとネタにもなった。