概要
CV:千葉一伸
ホーリーナイトメア社に属する忍者で、同じ忍者のベニカゲとは違い、一人称は「拙者」ではなく「オレ」である。
かつては銀河戦士団忍者部隊の一員であったが、戦争の途中でナイトメア側に裏切り、魔獣となった(裏切った理由は不明で、裏切る前は銀河戦士団特有の☆マークが頭にある)。
また、メタナイトの回想では、彼の右足にクナイを命中させている。
刀や手裏剣を巧みに使いこなす凄腕の忍者であり、突風を生み出す風神の術といった独自の忍法も駆使する。
ベニカゲのププビレッジ来訪の折、デデデ大王がベニカゲの秘伝が記されたという巻物(実際はベニカゲの成績表)を奪い取るために、ナイトメア社からデリバリーシステムで呼び寄せられた。
ダウンロードされた当初は、自分は泥棒ではないとデデデの命令に難色を示したものの、目的のものが忍者関係の品だと聞かされて共に行動を開始。
その後、カービィとベニカゲ達の前に姿を現して件の巻物を渡すよう要求する。しかしブンはベニカゲの(落ちこぼれの)成績表だと暴露し、ベニカゲがそれを恥じて頑なに渡そうとせず、自身はそれを『秘伝の巻物を守る為の演技』と解釈し、巻物を寄こすよう強要。それを拒否して巻物を持って逃げようとしたベニカゲに襲いかかって圧倒的な実力差で彼を追い詰めた。また、木陰で様子を見ていた元同僚のメタナイトの気配を察知し、彼のマントにクナイを投げている。
そしてベニカゲの未熟さを罵る発言をしたあと、手裏剣を的確にベニカゲが巻物を持っている方の手に命中させ、それを弾き飛ばす(弾き飛んだ巻物はデデデがそのままキャッチし、とりあえずは任務達成となった)。
そしてベニカゲにトドメを刺さんと投げたクナイをカービィが吸い込み、ニンジャカービィとなって立ちはだかったことで今度はカービィとの戦闘に突入。激しい忍術合戦の末にニンジャカービィの「いづなおとし」を受けて大ダメージを負い、一応は敗けを認めて撤退した(なおヤミカゲが逃げた後、エスカルゴンは呆れるように「アイツ逃げたでゲス」と、デデデは「この巻物がワシの物になったからにはどうでもよいゾイ」と自分勝手な発言をし、共に満足そうな高笑いをしながら城に帰っていった)。
前述の通り、ベニカゲとの戦いの中でメタナイトの姿も目撃しており、カービィおよびメタナイトとの再戦を楽しみにしながら去っていった。
・・・とカービィとメタナイトとの因縁を残したにも拘わらず、以後最終回まで再登場する事はなかったアニカビ屈指の不遇キャラである。また、前述のように裏切り者ではあるが彼は元星の戦士であり、クールな性格や言動といい、敵の中では比較的カッコいい部類に入るため、尚更再登場しないことを残念がるファンも多い(巻物をベニカゲの成績表だと見抜けなかったのはマヌケに見えるかもしれないが、優秀な忍者である彼には『悪い成績表を誰かに見られたくない』という気持ちが理解できなかった為と思われる)。
故にファンからは「永遠の伏線」「アニメ史における投げっぱなしの代表」などと呼ばれネタにされ続けている(一応第52話「悪魔のチョコカプセル!前編」で、本人ではないがチョコカプセルの中身のフィギュアとして登場はしている)。
そんな彼が登場した24話の視聴率は7.6%と100話中トップのタイである。
セリフ集
- 「何の用だ…。」
- 「(デデデに奪ってきてほしいものがあると言われて)オレは泥棒ではない。」
- 「(巻物がベニカゲの成績表だと聞いて)そんなものに命を賭けはしまい…渡せ!」
- 「ならば…奪うまで!」
- 「小僧…キサマの腕では所詮このオレには勝てん…。無駄なことはやめておけ。」
- 「そうか…やむを得んな(刀を抜く)。」
- 「(柵に刀が刺さって抜けなくなったベニカゲに対して)さてと…どうする?」
- 「忍者の恥さらしめ!貴様に手裏剣の投げ方を教えてやる!」
- 「お遊びは…ここまでだ!(ベニカゲめがけてクナイを投げる)」
- 「風神の術…受けてみろ!(突風を巻き起こす)」
- 「カービィといったな…この借りは必ず返す!(煙をあげて消える)」
- 「あれは確かにメタナイト…こんなところで生きておったのか…。メタナイトに星のカービィ…相手にとって不足はないわ…。借りを返すときが楽しみだ…(※前述の通り本人は二度とアニメに登場しません)。」
関連イラスト
関連タグ
ワイユー、バイオスパーク、ツキカゲ・・・星のカービィシリーズの忍者キャラクター繋がり(特にツキカゲが彼にほぼくりそつ)
カレン:デュエル・マスターズWINに登場したキャラ。裏切り者且つ忍者である部分で共通する。