概要
『星のカービィ2』に登場する中ボスキャラであり、「カッター」をコピーできる。
様々な動きでかく乱し、三日月型の手裏剣やサマーソルトキックでカービィやその仲間達を攻撃する。たまに火の弾を出して、カービィを火傷にする攻撃もある。
中ボスの中では際立って強敵で、『2』ではこれに苦戦したプレイヤーも多いとか。
しかしその後、ニンジャカービィが初登場した『スーパーデラックス』や、『2』と共に「数字シリーズ」として知られている『星のカービィ3』と『星のカービィ64』、同期であるブロッキーがデザインを変え再登場した『トリプルデラックス』等、登場できそうな作品が発売されても彼に出番は全く与えられなかった。そのうえ、マイナーキャラでも割と登場があった『トリプルデラックス』のキーホルダーや、『ロボボプラネット』のステッカーにも、彼の姿はどこにも無かった。
さらに、カッター能力の中ボスの座も『星のカービィWii』で登場したサーキブルの強化版であるザンキブルに奪われてしまう。これはニンジャが登場した故、コピーできる能力がニンジャでなくカッターだとおかしいと思われるためだろうが…
こうして、その存在はプレイヤー達から、さらにはHAL研からも忘れ去られ...
なかった。
まさかまさかの再登場
最新作『スターアライズ』に、アドレーヌが描く絵として、実に23年ぶりの再登場を果たす(動画では55秒辺りから)。しかもアドレーヌが乗って操作できる。他にも絵として登場するクラッコやアイスドラゴンとは異なり、ワイユーは今まで一度もアドレーヌに描かれた事がなかった(まず2以降登場していないため、どこで知ったのだろうか?)ため、古参プレイヤーの間に衝撃が走ると共に、歓喜の声が挙がった。もっとも、他、2匹と比べると…あまり役に立たない。
登場ステージ
星のカービィ2
- 5面「レッドキャニオン」ステージ2:初登場
- 6面「クラウディパーク」ステージ2
- 7面「ダークキャッスル」ステージ4:強化されている。
他メディアでの登場
漫画版
見た目からバイクのライダーや強盗犯の役が回ってくることが多いほか、16巻収録の「カービィのプロ修行!」ではじゃんけんのプロとして登場。公式戦の戦績は2734勝2敗、野球拳では一度も脱いだことがないなどかなりの好成績を収めている。
じゃんけんのプロを目指すカービィにじゃんけんの極意を教える。ちなみにカービィは素手ではグーしか出せないが、コピー能力を駆使することでグー(ストーン)、チョキ(ニードルカッター)、パー(ニードル)を出すことができる。
プロテストもワイユー自身がやっており(というかじゃんけんのプロがおそらく彼しかいない)、最終的にカービィと対決するが、テンパったカービィがグー・チョキ・パー全てを出してしまったため失格となってしまう。ちなみに、このときワイユー自身はチョキを出していた。
- 星のカービィ四コママンガ劇場
かつてエニックスから発売されていた四コママンガでは藤森ナッツによって主役扱いと言っていいほどクローズアップされていた。
カービィの仲間達を捕まえようと繰り返し奮闘するドジな忍者としてのイメージをこの作品によって印象付けられた読者も多いだろう。
また、作中でわずかに見せた覆面を取った姿は、一部の人間達の間で語り草になっている。
関連イラスト
忍者キャラクターであるバイオスパークやヤミカゲ、ツキカゲなどと一緒に描かれたイラストが多い。
関連タグ
ザンキブル…カッターの能力を持った後輩の中ボス。
イフリーティ…同期の中ボスでこちらも全くと言っていいほど出番がなく、その上近年では「バーニング」が「ファイア」に統合されつつあることでより出番が危ぶまれているが…出番があったらファイアーライオン同様コピーできる能力がファイアになると思われる。