概要
ピクミン2の登場人物。
オリマーも所属するホコタテ運送の新入社員でありオリマーの後輩にあたる人物。
名前の由来は言うまでもなくルイージである。
経緯
ピクミン2のストーリーは彼が仕事中に高級食材である「ゴールデンピクピクニンジン」を宇宙ウサギに食べられたせいで会社が倒産寸前になったことから始まる。
この時ピクミン1の舞台である星から持ち帰った宝物がそこそこの値段で売れたことから目の色を変えた社長の命令によりオリマーは唯一会社に残っていたドルフィン初号機に乗り、ルーイを連れピクミンの星に舞い戻ることになる。
オリマーより背が高いあたりもルイージを彷彿とさせる。
しかしながら少なくともピクミン2の中ではオリマーと彼に性能の違いはない。
オリマー曰く、無口ならしくなかなか話の話題が合わないようだ。
無事借金である10000ポコを返済すると、オリマーは宇宙船ドルフィン号でホコタテ星へ帰還する事になるのだが、この際ルーイがドルフィン号から転落して居なくなり、何とルーイの代わりに社長が操作キャラクターとなる(性能は変わらない)。そしてオリマーはルーイを連れ戻す事とピクミンが居る星のお宝を全部集めて大金持ちを夢見る社長と共にピクミンの星に戻る羽目になる。だがその際ちゃっかりドルフィン初号機は全身金ピカに改修されていた(但し本人は大いに不満の模様)。
星にただひとり残されたルーイは、ピクミン2のラストボスとでもいうべき「ヘラクレスオオヨロヒグモ」に囚われ夢の穴の最終階層で一行を待つ。
ヘラクレスオオヨロヒグモを撃退すると宝物「虫の王」として回収されることとなる。ちなみに価値は10ポコであり、種類によってはボス級の原生生物の死骸の方が高い(100ポコで高級料理が山ほど食べられるそうなので、日本円では1万円以上の価値があると思われる)。
以後、生物図鑑でルーイメモを見ることができ、原生生物の美味しい食べ方の解説が読めるようになる。
丸焼きや唐揚げ、サラダの具など様々な調理方法がルーイメモに記されている。
新入社員である彼が会社の存続に関わるほどの仕事を受け持たされた理由は不明である。
次作『3』のストーリー中にも、とある経緯で登場している。ストーリー中では操作できないが、ミッションモードでは一部ステージでプレイアブルキャラクターとして登場する。ただし何故か彼だけステージ内のどこかにはぐれた状態で開始し、一度拠点まで連れて帰らないと操作できない。
各シリーズでの事件(ネタバレ注意)
ピクミン2では
以下ピクミン2のネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください。
ピクミン2のチャレンジモードで全ステージをノーミスでクリアすると「おまけ」で見られるようになる最後のムービー「ルーイの秘密」が解禁される。その内容はルーイが今回の事件の真相を語るというもの。詳細は該当記事を参照。
また上記の『ヘラクレスオオヨロヒグモ』に取り込まれたとされているルーイであるが、その実脳を乗っ取って操っていたという事になる。即ち、ラストボス戦はルーイがオリマーと社長をピクミンもろとも殺害しようと襲って来たというわけである。
ただしこの説についてはドルフィン初号機のセールストークが元となっており、明確な根拠や信憑性については些か欠けるものはある。
またルーイのみを回収して後に再戦した際にもヘラクレスオオヨロヒグモは依然変わらず襲い掛かってくるため、特にルーイの意思とは関係無い可能性も高い。
ヘラクレスオオヨロヒグモを操りオリマー達を殺害しようと襲って来た動機は結局最後まで謎。しかも『2』続編の『3』では何事も無かった様にオリマー達と接している。
……ということで任天堂のキャラクターでも歴代最悪と呼ぶべき屑なキャラクターのひとりである。これを見たプレイヤーからのルーイに対する評価は更によろしくないものとなってしまったが、これだけの大事を起こせばさすがに反省の一つはするであろうと思われていた。
しかし彼は次回作にて再び騒動を引き起こす。
以下ピクミン3のネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください。
ピクミン3では
ピクミン3では前作で売り飛ばされたオリマーのドルフィン号を買い戻すという目的に加え、社長が新たな事業で失敗して再び借金を作ってしまったためオリマーと共にお宝探しをしている際にヌマアラシにドルフィン初号機を破壊され、オリマーもアメニュウドウに囚われるという非常事態が起こった。
その為、同じ惑星を訪れたアルフたち調査隊に助けを求めるが、その際に通信不調で音声が途切れていたため、彼らはルーイをオリマーだと勘違いしてタテゴトハチスズメに雄と間違われて襲われた彼を救出する。
……そして、船に収容された彼はなんと食料をすべて奪って逃走してしまう。WiiU版の隠し要素である「ルーイの調査レポート」によると、知らないコッパイ星人に捕らえられたと思い込んでの行動らしいが、恩人に対してのこの仕打ち。
下手をすればゲームオーバーになりかねない事態を引き起こすが、途中ヌマアラシに襲われた所を調査隊に再び救出、要注意人物として捕縛された。その後も懲りずに食事を要求し続け、食いしん坊のブリトニーを呆れさせていた。ちなみに同じ調査隊であるチャーリーはそれよりも自分が大事にしていたものが戻ってきたのが嬉しかったようで全く気にしてなかった。
本当の意味で捕らえられた翌日、アルフ達にオリマーの居場所を教わると同時にアメニュウドウに囚われていることを知り調査隊により救出される。本人から「彼は不器用なだけなんだ、許してやってくれ。後で私がきつく言っておくから」とルーイに代わって謝罪した。
ここまで騒ぎを起こしても謝りもせず、何事も無かった様にオリマー達と接している。「ピクミン3デラックス」に追加された「オリマーの冒険ふたたび」でもあれから全く反省しておらず、フルーツを半分以上をつまみ食いするという悪行に出る。その後当然ながらオリマーからかなり怒られたのだが、逃げ出す始末。
そしてこれだけ迷惑をかけていることからスマブラ3DS/WiiUのフィギュア説明文では「ごはん」ではなく「ごめん」と言うべきと言われている(どう考えてもごめんでは済まないと思うが……)。
そして彼は案の定再びやらかした…
以下ピクミン4のネタバレを含むので閲覧には注意してください。
ピクミン4では
救助隊やオリマーとの合流までの彼の経緯はルーイの航海日誌で見られる。
今作では社長命令でオリマーを探しにPNF-404に降り立った。が、仮にも上司であるオリマーを呼び捨てにし彼と社長の顔を忘れかけていた。
それどころか、遭遇した救助隊も邪険に扱い、救助対象を拉致するなど妨害まで仕掛け、完全な敵対姿勢を取っている。
ルーイの航海日記では彼の行動が分かるが
#6「オリマー発見…?」にてオリマーを発見したが元気そうなのでほっといた。お前何しに来たんだ。ごちそうが最優先であり社長への報告も適当。
#8.「相棒」でモスと再会。オリマーっぽいのがいなかったため拾ったようだ。
#17「デカい犬」を見つけ手なづけようと後をつける。
#19なんと本当に手なづけてしまう。救助隊から逃れる為に犬の住処に隠れる。
そして救助隊がルーイに帰るよう説得するも、ルーイは拒否。それどころか「しつこい」「帰れ」と言い、ラスボス(自身が手懐けた犬)を操り戦闘となる。尚彼が待ち構えている場所は「王の穴」という場所である。
ピクミン3においてはホコタテ星人以外に保護されたことで捕まったと解釈し、パニックを起こしたというフォローも一応ながらされていたのだが、今回に関しては少なくとも対話をする余地もある中でいきなり妨害に走るなど、これまで以上に傍若無人な様子がうかがえる。
ちなみに今作においても遭難者を攫ったのは葉っぱ人オリマーの真似で、救助されるのを嫌がったのは現地の生き物をもっと食べたいからと強弁することも可能ではあるが。
もっとも、3のコッパイ星と異なりホコタテ星に帰ったところで特に食料に困っているわけでは無い以上やはり自分勝手な理由であることは否定できない。その上、仮にPNF-404に残留したいのだとしても、よりによって同作にダンドリの神髄をこの星に残すべく葉っぱ人としてPNF-404に残ることを救助隊に表明し、容認されている葉っぱ仙人がいるためなおさらルーイのコミュニケーション不全と自分勝手な姿勢が浮き彫りになる形となっているが。
これらの一件によって上述のセールストークが真実味を帯びてしまった。
救助したあと、彼はベースキャンプに滞在している。彼に話しかけると食材にするために原生生物(コチャッピーのような雑魚敵からダイオウデメマダラのような強敵まで)を持ってくるサイドミッションが受けられが、持ってきてもお礼も言わず「とっとけ」
と舐めた態度で資材を渡してくる。
また、主人公が探査に出かけるシーンでは、レスキュー隊や一般人が見送っているのに対して、彼は(一応近くにはいるが)見向きもしていない。
完遂すればおてつだいアームが入手できるが、その効果はプレイヤーがピクミン1匹分の運搬力を発揮できるというやや微妙な物。このアイテムが手に入る頃にはほとんど使い道がない。
(エンドコンテンツであるダンドリチャレンジやダンドリバトル、葉っぱ仙人の挑戦状においては活用できる位か)
今作でもルーイメモが登場しており、遂にピクミンにもメモが実装された。だが、航海日誌にも書かれている通り、ピクミンに関しては襲って来る原生生物とは違い、友好的に接してくれる上に不満を言わずに働いてくれる事もあってか、食欲はあった様だが基本的に「食べないでおく」「我慢」と意外と自制しており、ピクミンに対してのルーイの感想(見た目や利用方法など)が一言で書かれている。
因みに、食べなかった理由は好奇心でよりによって1、2を争う程食べ辛いピクミンに挑戦して痛い目に遭ったのもあるのかもしれない。
尚、ピクミンは自身に危害を加えない生物には積極的に関わろうとせず、リーダーとなり得る知的生物には個体が犠牲を払ってでも従う生態があるが、自分達に直接的に危害を加える生物を標的とする性質もあるので、もし食べる事に成功していたとしたらホコタテ星人を始めとする人間がピクミンの標的となる可能性もあり得た。ルーイが本気で手を出さなかったのもこの性質を敵にするのが1番恐ろしい事を本能で察していたからなのかもしれない。
また、本作ではオリマーの航海日誌にホコタテ運送は(業績は良くも悪くも安定しているので)借金をしたことがないと記録されており、オリマーや彼自身の言動からもこの惑星へ初めての来訪である様子がうかがえる。どうやらまだ彼絡みのトラブルは起こっていないようだ。
ただし、ルーイの航海日誌にはゴールデンピクピクニンジンに関して言及している物があるのだが、大好物である旨や高級品故になかなか手に入らないこと、いつかたらふく食べたいことに触れたで、末尾は「配送の仕事、あるといいな…。」と不穏な一言で締めくくっている。
余談
ピクミン4では救出後、原生生物の食べ方の他にお宝図鑑でも一言コメントが記載される。
動物好き視点のダルメッシュ、生態観察に特化したオリマー、食用を中心とした利用法に特化したルーイという構図の生物図鑑と同様、2で言うセールストークに近いシュナウズ、深く考察するオリマーに対し、極めて直感的で簡素な感想という他者2名とはまた違った視点でのコメントを提供している。
大食漢らしく食べ物系のお宝の場合、食レポが多い。
お宝「こころの器」にて、曰く『半分に割ったら 食べやすくなった。』等のブラックジョークも見れる他、他二人より直感的にとらえているためか一部のお宝は正体を知っている我々からすれば妙に核心を突いた内容となっていることもある。
他にも、ニンテンドースイッチのジョイコン
「振動を、腰に当てたら気持ちいい…」
…いやいやルーイさん何してるんですかマジで
(黒い任天堂)
上記のようにコミュニケーションが苦手で、自分勝手なふるまいの目立つルーイだが、探索した地下のエリアをババがよく連れて行ってくれた裏山に例えたり、綺麗なお宝に対してババにあげたいなど書かれており、ババへ対する思い出や気遣う気持ちは大きいようだ。
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ルーイ(表記揺れ)