概要
平安時代中期の武将で、土蜘蛛退治などの説話で知られる源頼光に従事した4人。
主君である頼光同様に、後世に成立した『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』などの説話集、御伽草子などで語られる大江山での酒呑童子討伐などが有名。
四天王の面々
渡辺綱
頼光四天王の筆頭とされる渡辺綱は、京都の一条戻り橋の上で鬼の腕を切り落とした話が有名。
卜部季武
弓の名手。姑獲鳥の赤子をあやしたり、勤務中に盗まれた髭切を滝夜叉姫から奪いかえす物語がある。
碓井貞光
身の丈7尺(約2m)の大男。四万温泉の開湯伝説や、十一面観世音菩薩の加護で碓氷峠の大蛇を大鎌で退治した。
童話『金太郎』では、足柄山で見いだした金太郎を頼光もとへ連れてきた。
坂田金時
四天王ではないが、頼光四天王によく同行する人。