エーディン
えーでぃん
エーディン(聖戦の系譜)
前半に登場する金髪のシスター。ユングヴィ公リングの次女であり、家族は他に5歳の時に生き別れた双子の姉ブリギッドと、異母弟アンドレイがいる。年齢は1章の時点で少なくとも17歳以上のアゼルより上。クラスはプリースト→ハイプリースト。
「主人公シグルドを出立させる、さらわれた美人の幼馴染」という一見ヒロインかと思わせる立場にいる。だが、実際にはシグルドと後に彼の妻となる少女ディアドラを出会わせ、しかもディアドラとはシグルドより先に知り合い、彼の話をすることで彼女のシグルドへの初期好感度を上げておくという、ふたりを結びつけるキューピッドの役割を果たす。
その美貌から敵(ガンドルフ)味方を問わずとにかくモテる上に、プレゼントの贈答も多い(デュー等)。家臣のミデェールは勿論のこと、普段はおとなしいアゼルをシグルド軍に駆けつけさせ、敵国の王子ジャムカまで結果的に寝返らせるなど、味方を増やす意味も含めて物語のキーパーソンと言える。
ミデェール、アゼル、ジャムカ、クロードとの間に恋人会話が発生する。5章のクロードとの会話は、加入時期の違いなどから初回プレイではまず成立しない組み合わせであるためか、内容が第一部の結末のネタバレとなっている。恋人ができると、レスター・ラナ兄妹の母親となる。カップリングを気にしないでプレイしていると、移動力の関係で足の遅いユニットといつのまにか恋人になるので注意が必要である。
第一部で恋人がおり、尚且つ最後まで生存していた場合に、第二部では明確に生存が確認できる。彼女もオイフェたちと共にイザークのティルナノグに逃れており、第二部ではティルナノグの修道院で働いている。つまり彼女もオイフェやシャナンと同じようにセリス、スカサハ、ラクチェ、デルムッドの育ての親にあたる。
ちなみに第一部のパーティキャラの女性で生存が明確に確認できるのは彼女だけで、他は死亡が判明しているか行方不明になっている(姉のブリギッドは次作の『トラキア776』で生存が示唆されている)。
余談だが、か弱いシスターであるにもかかわらず、銀の槍より重い聖弓イチイバルを、姉と再会するまで持ち歩いていた。
ある製作者インタビュー(ファミ通ファンブック「聖戦の系譜ファンSpecial」)によると、エーディンはヒロインタイプのキャラクターで、恋愛にはとても淡白な性格なのだという。幼馴染のシグルドに対しては強い尊敬の念を抱いていつつも男女の方ではなく、友情のような感情なのだとか。いいよってくる男性陣に対してごく一般的な恋愛感情を抱くことはあっても、「姉を探して聖弓を渡す」という大目的があるため、恋事にうつつを抜かすタイプではないのだという。ただ、姉が見つかった後ならば、話は変わってくるのかもしれない(エーディンから男性に仕掛けるイベントは、ブリギッド加入後の4章以降に発生する)。
ユニット性能
クラスのプリーストから分かるように杖による回復と支援が得意、一方でスキルを何一つ持っていないのでクラスチェンジしても戦闘に関しては非常に弱い。
レスキューやワープといった時短・効率化を図れる杖を入手する機会が多く、同じ杖使いのエスリンと比べて前線への到達スピードが遅い分自軍の行動をスムーズにさせる支援要員としての活躍が期待できる。
カップリングについて
多くの男性から好意を持たれるキャラではあるが、子世代への引き継ぎを考えると選り取り見取りは言えない。
エーディン自身なんのスキルも無い為に娘のラナはともかく息子のレスターにとっては死活問題となる、出来るだけレスターの事を考えた相手を選びたい。
基本的に継承出来るスキルや武器を考えるとミデェールが第1候補、同じく弓を使えるジャムカが次点となりやすい。
一方でラナをメインに考えると追撃とファラの血が貰えるアゼル、優遇されている風魔法をメインで使えるレヴィン、高価な杖を継承出来るクロードが鉄板と言える。
しかし何れもレスターの戦闘能力は非常に低くなり、クロードに関しては目も当てられない惨状となる。
なお、フィンの場合だと槍は継承出来ないが成長率とスキルのバランスがよく、子世代編で唯一両親が明確に生存している組み合わせとなる。