※ アーケードゲーム『Fate/Grand Order Arcade』のネタバレを含みます。
プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
『Fate/Grand Order Arcade』にNPCとして登場するキャラクター。
メインストーリー7章『臨界繁栄都市 バビロン』にて正式登場した『バビロン王』であるが、プレイアブルキャラとしては未実装。ゲーム中ではあくまで、ギルガメッシュ(術)の霊衣扱い。
当初は卑なる「悪王」に堕ちた英雄王のIFの姿と思われたが、その実態は黒幕が栄光に狂いしネブカドネザルⅡ世の魂のみを召喚し、ギルガメッシュの遺体をコピーしたクローン体に移した存在。
その為ギルガメッシュ本人でもネブカドネザルⅡ世そのものでもない。エルキドゥ曰く、「スーパーバビロニアンウルク人」または「偽王」。
しかしクローン元の影響からか、声と口調は在りし日のギルガメッシュに近く、構図的にはアプリ版の第七特異点での黒幕がエルキドゥの墓を荒らしてその遺体に聖杯を設置したことでエルキドゥの肉体にキングゥの魂が宿ったという展開に少しだけ似ている。しかし、キングゥは新たな命であるのに対し、ネブガドネザルII世は肉体なしで魂のみが召喚されただけの状態に過ぎない。
真名
新バビロニア王国("カルデア"王国)を支配したとされる2代目の王、『ネブカドネザルⅡ世』。
セミラミス同様にバビロンの空中庭園を建造したという言い伝えが知られている他、降伏したユダ王国から捕虜を建設業に従事させた『バビロン捕囚』や首都のバビロンにあったジグラットがバベルの塔として言い伝えられたなど『旧約聖書』にも大きな影響を与えている。
堕天使ルシファーの代名詞とされる『明けの明星』や『曙の子』も本来は彼を指していたとも。
また、名前はマルドゥーク神の息子ナブーに由来し、これは『古き神代の力を持って生まれたが、人類の域を超えられなかった』という形で拾われている。
容姿
大まかな容姿は我々の知るギルガメッシュに近いが、中々に際どい衣装が特徴。
半裸であるため、むちむちした身体が見事に露出しておりより際どい。
コピーしたクローン体である為か、それともネブカドネザルの特徴か、目は赤くはなく、額には謎の黒い飾りのようなものがあるなど、エルキドゥの言う通りどこかパチモン臭い。武装は賢王と同じく文字盤と斧であるが、色が黒く禍々しくなっている。
宝具
詳細不明。
セミラミスの宝具である『虚栄の空中庭園』のオリジナルである空中庭園の宝具を有し、小国を買える規模の予算などの準備を必要とせずに魔力による顕現可能だと過去に語られている。ただし、セミラミスの宝具『虚栄の空中庭園』のように浮遊など出鱈目な機能は備わっていない模様。
余談
- 自分の遺体からコピーされた偽物(フェイカー)のサーヴァントという、エルキドゥもギルガメッシュ本人からみても今世紀最大かつ型月史上最悪の不敬案件なので、内心的には「一発殴れば終わる」所では到底済まないだろう。
- かなり年代が離れているほか、モデルとなった人物は実在したとは言われているがギルガメッシュ本人は叙事詩に出てくる物語のサーヴァントであるのに対し、ネブガドネザル2世は物語ではなく実在した王様という出自も全く違うメソポタミアの王様という共通点しかない他人同士なのだが、コピー体に憑依したネブガドネザル2世は自身を「ギルガメッシュ2世」と名乗っており、それを聞いたエルキドゥからは「スーパーバビロニアンウルク人」と訂正されたり、船長からは長いからと「ギルガメッシュ2.5世」とあだ名をつけられ、ティアマトはその名前をギル本人に言って何のことかさっぱり分からない彼を怒らせたりしている。