からくりベンケイ
からくりべんけい
「やあやあ! 遠からん者は音にも聞け! 近くば寄って目にも見よ! 我こそは妖怪の世界にその人ありと謳われる! あ! からくりベンケイなり!」
「ロボニャン殿…我はありとあらゆるネジを探してきたが、
あんなこと(問題のシーン)になったのはその方だけだ!!
あれは訳がわからなかったぞ!!」
「ダメもダメ!大ダメだった!!」
「また懲りずに悪戯しおって!そこへ直れぇぇぇぇぇっ!!」
概要
CV:矢部雅史
No | 32 |
---|---|
種族 | イサマシ(1〜3)、ツクモノ(4) |
ランク | B |
好物 | 中華 |
スキル | かたながり(敵を倒すたび攻撃力がアップ) |
こうげき | 閃光ぎり |
ようじゅつ | 電流の術 |
必殺技 | からくりマシンガン(腹のタンス状部分から刀や集めた部品をマシンガンのように発射。クリティカルがでやすいが外れやすい) |
とりつく | からくりパワー(とりつかれた妖怪は体の一部がからくり化し、まもりがアップ) |
魂 | 敵を倒した時に、攻撃力がアップすることがある |
シンボル | きまぐれゲート/信号の間 |
機械から大事なネジを取り出してこわしてしまう、半分機械の体を持った妖怪。電化製品の調子が悪い時はこいつが近くにいるかも?(妖怪大辞典より)
ベンケイ(お腹に999本の刀をしまっている)の色違い。カラーリングが黄色と紫になっている。妖怪ウォッチ初代の喋り方はベンケイと異なり、ロボットのような棒読み口調となっていたが、妖怪ウォッチU(バージョン2以降)からはアニメに準じた普通のしゃべり方になっている(ただ、ゲーム内での自分自身の名前を言うときは無印、2、3のどの作品でも機械っぽい棒読み口調になっている。)。
アニメ
初登場は第23話。
ゲームと違ってメカメカしい喋りはしない。
この際ケータに「からくり便器」と言い間違えられる。
「便器は清潔に・・・って違うわー!」とノリツッコミ。
アニメにおけるからくりベンケイは、電化製品に薙刀をぶっ刺して使えなくする妖怪で、これを荒らす理由は、電化製品の命ともいうべき「勇者ネジ」を手に入れて自らの薙刀を強くするためだという(前述の辞典の内容の一部はアニメの逆輸入)。
ケータは電化製品をこれ以上荒らさせないために未来のからくりであるロボニャンを召喚、対決することになる。
・・・とここまではまだ普通だった。
実はこの回、ロボニャンのイメージが大きく変わったであろう伝説の回なのである。
未知なる相手と対峙したからくりベンケイは自慢の薙刀でロボニャンを刺し貫く。
勇者ネジの場所を探り彼の体をグリグリと弄っていく、そして・・・
ま さ か の 嬌 声。
しかも何回目かの刺されている場所がよりにもよって···
ケータにドン引きされながら「気持ちよさそうなんですけど」とツッコまれて「それは誤解だ!そんな感覚はプログラムされていない!」と主張するも、再び刺されてまたもや嬌声。もはや確定である(内部機器を弄られてのバグには違いないが)。何度か貫かれたり突っつかれた挙げ句ついに自ら貫かれて(気持ちよさのあまり骨抜きということなのか、下記の気持ち悪い姿になった)、
ロボニャン「モ゛モ゛モ゛モ゛モ゛問゛題゛ナ゛ナ゛ナ゛ナ゛ィィィィ···モ゛ッ゛ト゛グ゛リ゛グ゛リ゛ヲ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!」
と叫びながら機能停止した。
そして、ロボニャンの体から極上の勇者ネジを手に入れたベンケイの薙刀は完成。完成祝いにケータに妖怪メダルを渡した。
そんな時にロボニャンの体内からアラートが鳴り響き、「自爆装置作動。カウントダウンスタート」というアナウンスが聞こえた。
実は(ロボニャンと邂逅した際にジバニャンがもらった)ロボニャンの取扱説明書によると、ロボニャンは機能が停止すると、秘密保持の為に街ごとまるごとぶっ飛ばすほどの爆発を起こす機能が搭載されていた!
ケータはロボニャンの勇者ネジを戻してというが、からくりベンケイは、薙刀は勇者ネジと融合した事でもう元には戻せないという。
ジバニャンが「叩いて治す」という古典的な方法で直し、爆発の危機は去ったが、復活したロボニャンがからくりベンケイにこう言った。
ロボニャン「さあLet's グリグリだ!
Come on グリグリ!one more グリグ~リ!」
これにまたグリグリを仕掛けてくるベンケイは天然のドSかもしれない。
からくりベンケイ「大丈夫だ!」
ケータ「大丈夫じゃない!」
からくりベンケイ「問題ない!」
ウィスパー「大問題です!」
・・・もしこの時、ロボニャンの嬌声が初期の笹本優子のままだったら、放送中止になりかねなかったかもしれない。実際BPOにもツッコまれました。
子ども向けアニメ番組で、臀部を刀で刺されたキャラクターが喜ぶシーンがあった。ギャグ要素が盛り込まれている番組であることは理解しているが、今回のシーンは過激な下ネタであり不快だ。普段は家族一緒に楽しめる番組内容なので、極めて残念だ。 |
流石に内容が内容なせいか、韓国版など他言語版では嬌声の部分が「ウワッハハハハwwwwww」と狂ったような笑いに差し替えられている。
余談だが、BSジャパンで85話が放送される直前にこの話が再放送されている。
27話「新型妖怪ウォッチを手に入れろ」
行列客の一人。
35話「妖怪タイタニック」
キャプテンワルニャンの船員の一人。眼帯をつけている。
64話「妖怪アニ鬼」
アニ鬼に対抗するために召喚。
85話「コマさんタクシー~ロボニャン~」
ロボニャンに続くコマさんタクシーの乗客(ただ、コマさんバスには不在だったので乗客というよりは証言者かも?)として登場。
23話のロボニャンについては「我はありとあらゆるネジを探してきたが、あんなことになったのはその方(ロボニャン)だけだ。」との事らしい。おまえのせいだろ。(ちなみにからくりベンケイが話しているとき、ロボニャン(このときはロボニャンF型)は口を開けて震えており、その後顔を赤くしていた。さながら声だけで感じているかのように···)
他のロボット妖怪を刺したらどんな反応が返ってくるのか楽し・・・心配である。
あのあと完成した薙刀は保管して新しいのを使用しているのか、初期の物になっている。
余談だが、翌朝に放送されるBSジャパンで直前に再放送をしたのは奇しくも23話だった。
92話「イナウサ不思議探偵社 CASE3 リモコン妖怪殺人事件」
お気に入りの家電売り場で遊んでいたりもこんかくしの魂(こん)を奪い、ただのリモコンの様にさせた。
何故そんな事をしたかというと、勇者ネジを千本集め真の勇者となった(23話)後、更に家電を守る「家電勇者妖怪」として目覚めたからくりベンケイは、日夜電化製品にイタズラする妖怪達と戦っており、りもこんかくしを襲ったのもTVのリモコンを隠す彼を成敗しようとしての事だった。
117話「お仕事シリーズ『妖怪病院』」
薙刀をコマさんに手術器具のメスに間違えられる。
第119話「開幕!妖1グランプリ!」
応援席で薙刀で作った旗を振りながら応援していた。その際手を滑らせて旗(薙刀)を吹っ飛ばしてしまい、飛んでった刃の部分がロボニャンF型に突き刺さってしまい、コースアウトさせてしまった。
第181話「妖怪モ作」
ケータに召喚される。
(本人は言ってないが)アニメには久々の登場で、実に63話ほどのブランクを経たようだ。
第197話「妖怪ヨロイさんとカブトさん」
召喚されカブトさんと合体した。
余談
狂気の23話の放送直後はネットはロボニャンの件の話題で多いに盛り上がり、一部ではロボニャンは曲解解釈されホ○扱いされたり、pixivでも下記のタグ※が作られたり、ホモニャンなるあだ名までつけられることとなる。当然、親御さんから苦情が殺到しBPOに目をつけられたのは言うまでもない。
これ以降、ロボニャンはF型になっても(ポン骨回等)グリグリネタを公式に擦られ続けていくこととなる。
ついにコマさんバスでは鉄製のフンドシを着け、「No more グリグリ!」と宣言した。
シャドウサイドでもロボニャン00が『グリグリ』と叫ぶ回がある(恐らく英語の空耳ではないようだ。未来でもグリグリネタを擦られ続けるロボニャンと擦り続ける公式ェ、、、)。