CV:猫絵十兵衛
公式サイトでの解説
天王寺組の構成員。
日本刀での戦闘に長けており、
別名は「能面の暗殺者」。
羽王戦争で主要幹部が東京で活動する中、大阪での抗争終結を託されていた。
関西の裏社会で非常に恐れられている。
概要
天王寺の剣豪で、日本刀を得物としている。ついた異名は「能面の暗殺者」
人物
容姿
黒髪をベースに前髪にグレーのメッシュを入れており、迷彩柄の記されたグレーのジャケットを羽織っている。
性格
大嶽曰く「一つ仕事渡したら最後までやり切らなきゃテコでも動けない奴」と評され、リーダーの戸狩も「変わり者」と思っていることから中々の変人だと思われる。
武闘派組織の剣豪なだけに一皮剥ければ(剣士を始めとする)強敵を求める戦闘狂である。
東京に降り立って大嶽や戸狩派と合流した際、大嶽の好物である栗どら焼きを買い忘れた事で怒らせてしまった時は帳尻や釣り合いを取るための提案を実行してチャラにしてもらおうとする等、ちゃっかりした性格である。カタギの目の前や近くで戦闘する事を避け、隠すのが難しくなった際は濁しながらも穏便に済ませようとする等、極道としての矜持もある。
能力
自由に動きたい性格ゆえに派閥の上層部ではないものの、総集編における伍代の発言から察するに、おそらく室屋クラスと引けを取らないレベルの戦力であると考えられる。[[公式のツイート過去の経験や鍛錬によって、音だけでも敵の位置を把握できる特殊能力を身に付けている。それだけに、闇夜もしくは視界がはっきりしない場所における戦闘は無類の強さを発揮する。
純粋な剣術も天羽組最強クラスの剣豪である和中蒼一郎も認め、薄暗い場所ならば、和中や天羽組でもトップクラスの強さを誇る小林幸真すら手玉に取る程の戦術を見せるた事もある。若頭である大嶽徳史からも「夜闇でお前に勝てる奴はおらん」と心底認められている。天羽組の生え抜きとして鍛えられ二度交戦した永瀬光一からも(能力やセンス含めて)「正面からやったらべらぼうい強えぇ」と驚嘆しており、手榴弾による爆音や閃光弾による発光で聴覚と視覚を奪う戦法を取られても大きく不利な状況にならなかったほどである。
過去
幼少期は内気で喧嘩も弱い子供で友達も少なかったが、クラスメイトで視覚障害を抱えていた井崎達彦と言う友達がいた。ある日いじめられっ子に達彦とボコボコにされた際、強くなるために『白戸流』と言う実戦主義の剣道場に通う事になった。幸いにも馬渕らの師範は厳しいながらも馬渕だけでなく視覚障害を抱える達彦にも親身になって指導をしてくれる人格者だった。達彦は師範の「目が見えなくても音で分かる」と言う教えを受け、馬渕自身も成長と達彦の気持ちを理解するために、達彦との組手は互いに目隠ししながら行う形を毎日のように行った。しばらくして馬渕は年上と思しき先輩相手でも渡り合えるくらいに強くなった。
しかし、馬渕が中学3年生に上がった頃、達彦は悪質な不良に階段から突き落とされる事件が起きてしまう。達彦は生きていたものの、頭の打ち所が悪かったせいで両手の痺れが残ってしまうと言う、視覚障害を含めまともな生活が困難な後遺症を負うのだった。
怒りに震える馬渕は徹底的に犯人を調べ上げて乗り込み、数人の不良に襲われるも、幼少から鍛え抜かれた剣術でほぼ無傷で叩きのめす。主犯2名の内一名は瞬殺し、もう一人は暗い林の中に身を潜め不意打ちで仕掛けようとするも、馬渕は感覚を研ぎ澄ませて、音だけで敵の居場所が分かる能力に目覚めた事で瞬殺する。
仇討ちに成功したものの、10人近くに重傷を浴びせたせいで少年院行きになってしまい、出所後は案の定まともな職に就けずに暴れるようになり、近隣でも有名なゴンタクレになった。そんな中で当時幹部だった若頭の大嶽にスカウトされて天王寺組に入り、現在に至る。
活躍
- 2023年3月26日の動画(状況整理)
ヴィジュアルが公開された。現在は大阪の鈴原組と喧嘩中であることが判明した。
- 2023年6月21日の動画(小峠華太)
本格的に初登場。
大阪の仕事を終えて合流する。大嶽の好物である栗どら焼きを買い忘れた事で怒らせてしまい、傘下に入れたい半グレ組織の制圧をする事で釣り合いを取ろうとして行動する。
瞬く間に制圧し、その半グレ組織のトップを屈服させた上で「大阪に行って栗どら焼きを買って来い」と無茶振りさせて帰路に着いた。
剣と剣が交わる花火大会 天王寺組 能面の暗殺者VS天羽組 最強の剣士
- 2023年7月15日の動画(小峠華太)
天羽組が空龍街で毎年行われる花火大会で役割を終えた和中の下に現れる。
カタギが多くいる場所で剣を交えるのを互いに良しとしなかった両名は薄暗く目立たない場所に移し、戦闘に発展する。距離を測ろうとする和中に対し、馬渕は一気に距離を詰め鍔迫り合いとなる。勢いを増して攻め立てるも、和中は表情を崩す事なく全て受け止める。和中は馬渕の力量を測り認めながらも、得も知れない違和感を感じながらも今度は攻勢に打って出始め優勢に立つ。流石に力の差を感じ取ったのか、逃げるように林の中へ後退していきながら、闇夜に紛れるように気配を消す。
警戒心を高める和中に見事な奇襲をかけ有利に進めていく。しかし、和中は敢えて大木を背にする事で攻撃パターンを限定させ防御に徹する戦法を取った事でこ対処されてしまう。
再び向き合う和中と馬渕だが、音に釣られて森に入ってきた子供達を感じ取り互いに剣を収め、それぞれが自らの勝利を宣誓しながら互いに去って行く。
天王寺組 能面の暗殺者VS天羽組 最凶の生え抜き 第一次死闘勃発
天王寺組サイドにおいては城戸・浅倉・戸狩に続き4人目のメインナレーションと主役に大抜擢される。日時は不明だが、天羽組の武闘派にして生え抜きで恐れられる永瀬光一と激突した模様。
半グレ粛清を終えた永瀬と工藤恒晴が帰路に着く中、天羽組のシマで半グレが暴れれば武闘派兄貴が誰かしら現れると踏んだ大嶽の指示で鉢合わせる。
馬渕は数少ない灯の街路を苦無で破壊し、永瀬は拳銃で応戦するも、暗闇での戦闘は馬渕の本領発揮できるシチュエーションであり、永瀬を追い込んでいく。永瀬は撤退する振りをして灯のある場所まで誘き寄せ、馬渕は同じ方法で視界を奪う戦法に出る。しかしそれは永瀬が馬渕の居場所を炙り出すための一手であり、苦無の軌道から居場所を見切りガスバーナーを投げつける。馬渕は躱すも、炎の明かりで場所を把握されて脇腹を撃たれてしまう。ダメージを受け本気になりかけるも、警察が駆け付けた事で中断してしまう。
天羽組の武闘派達が攻め入った事を知り、天羽組事務所を襲撃している戸狩に変わって陣頭指揮を取る渋谷と共に解決に乗り出す。
天羽組でも最強クラスの戦闘能力を誇る小林幸真の前に追い込まれる渋谷を乱入する形で明かりを奪い対応しようとする小林に切り傷を浴びせる。小林を相手に手負いながら立ち上がる渋谷と共に数的有利な状況に持ち込むのだった。
天王寺組 能面の暗殺者VS天羽組 最凶の生え抜き 第二次死闘勃発
小林との戦いを続けるが、なかなか攻撃を当てられないまま時間が過ぎていく。そんな中で遊撃戦担当の永瀬が現場に現れ、助太刀するべく窓を割って戦場に突入した。しかしそれと同時に小林(と速水)は先に進むために脱出し、渋谷も彼らを追って退出したため永瀬とのタイマン勝負に持ち込まれた。
永瀬から先の戦闘を含めてすぐに「こいつは夜目がやたらと利くか、耳がいいか」と仮説を立てられ、畳を燃やされる。一打をぶつけるが回避され、反撃を受け流した時に耳が長所だと確信された。そこから斬り合いに傾れ込むと、永瀬は手榴弾を足元に落として爆破させた事で彼の聴覚を潰す。さらにそれだけでは終わらず、体勢を立て直せないうちに閃光弾も用意して視界すらもなくした。
銃弾はなんとかかわしてみせたが、直後に懐を取られて腹を抉られる。致命打を受ける前に苦無で応戦し蹴りのコンビネーションで畳み掛けるが、永瀬からも攻撃を受けて日本刀を捨てる選択を強いられた。そのまま距離をなくされて互いにかわせない姿勢の中、両者共に腹を刺し合う。彼はここで限界を迎え、体が痙攣して動けない状態となってしまった。
しかし永瀬は限界の先に極限があることを知っており、最後の力を振り絞った貫手を彼に打ち込んだ。満身創痍の彼にそれを避ける術などなく、喉仏に深々と左手を突き刺された彼は首の骨を砕かれて倒れ伏した。しかし、永瀬も限界でその場で倒れてしまい痛み分けに終わった。
ナレーションや会話の中で「決定打」と言われているが、「馬渕は死んだ」や「生涯を終えた」と言われていないため、命を落としたかまでは明らかになっていない。
「位置はわかった、至近距離でも武器はあるんや」
- 2023年9月29日の動画(速水泰輝)
前回の動画で永瀬と相打ちになった馬渕だが、一時的に気絶していたもののまだ命の炎は消えておらず、それどころか永瀬よりも先に目を覚ました(もっとも、瀕死状態でほとんど余力が残されておらず、匍匐前進で移動しようにもほとんど移動できない状態だが)。
人目につく場所に移動して誰かに発見してもらうことで生存率を上げようと試みていたが、不運なことにも屋敷内に侵入した野田一に偶然発見されてしまい、トドメを刺されそうになる。しかし、似鳥正男たち舎弟陣が現れたことで野田の考えが変わったらしく、トドメを刺されなかった代わりに人質にされてしまう。この時点ではかなり絶望的な状況だったものの、野田が「永瀬を助けるために車を用意して闇医者を紹介しろ。そうすれば馬渕も一緒に連れて行ってやる」と提案したことにより生存の可能性が生じた。もちろん、敵対者の提案などそう簡単に信用できるわけもなく、馬渕は蚊の鳴くような声で「俺はもういいから野田を殺せ」と舎弟に命令したのだが、この発言が逆に舎弟陣の情を呼び起こしてしまい、似鳥は独断で野田の提案を了承した。その後、野田に人質とされながら車に乗せられ、闇医者到着後は即座にオペ室に運び込まれて緊急手術となった。
考察
- 羽王戦争にて
実は戸狩派主戦力の中では天羽組構成員の死に関与していない唯一の存在である。この理由としては、前述した鈴原組との喧嘩により途中からの参戦となったこと、および最終決戦以外では横槍が入り戦闘を中断せざるを得なかったことが挙げられる。
また、最終決戦では永瀬と相打ちになり双方戦線離脱となったものの、闇医者に運び込まれたことから恐らく両者とも生存する可能性が高いため、このまま進めば名実ともに「戸狩派主戦力で天羽組構成員の死に関与していない唯一の存在」となることだろう。
- どこの派閥か
羽王戦争においては戸狩派の一員として行動しているものの、公式サイトでは「戸狩派」と明記されておらず、ファンの間では「戸狩派以外の派閥か実は組長直属の部隊か」で考察されている。
真相は果たして・・・
関連タグ
韮澤伸次郎・苅込一輝:同じ天王寺組の刀剣使い。ただし、実力は馬渕の方が上だと思われる。
和中蒼一郎:天羽組の剣豪。和中は過去にタイマフィアの構成員の位置を音だけで把握したという共通点がある。