概要
西村真二ときょんからなるお笑いコンビ。東京NSC17期生。同期に空気階段、オズワルド、ガーリィレコード、蛙亭などがいる。
両名とも吉本坂46のメンバー(2期生)。
2012年4月4日、NSC卒業のタイミングで西村がきょんを誘って「ラフレクラン」を結成。2021年4月1日に『しくじり先生』(放送は同年4月12日)で「コットン」に改名。
最初のコンビ名は英語で「笑う」という意味の「ラフ」と、フランス語の「宝箱」という意味の「レクラン」を足したかばん語。しかし難解であることからなかなか覚えてもらえず、ブレイクに繋がらなかったのはこのコンビ名が原因の一つではないかと分析されている。
現在のコンビ名は『しくじり先生』に出演していた横山由依により命名されたものである。西村が自身を華麗な経歴から「ゴッド」(神)と呼んだことから、横山が濁点を取った「コット」→「コットン」と連想し「コットンは?ファンが化粧水のような感じで(集まる)」と提案。同じく出演者のハライチの澤部は「(ファン以外にも)色々と吸収するしね」、またオードリーの若林は「ゴッドでは言い過ぎだから」と反応し、きょんも「グッと来ました」と好意的であったことから、その場で改名が決まった。
コントと漫才の両方で活動している。きょんが変人なパターンと西村がナルシストなパターンに分かれている。また、若手のお笑い芸人としては珍しいW陽キャコンビ。
2019年に第6回NHK新人お笑い大賞を受賞、2022年はキングオブコント決勝に進出し準優勝を果たす。
これにより、王者のビスケットブラザーズよりブレイク(ビスブラは大阪拠点なのもある)を果たし、ラヴィット!でロケコーナー担当、ヒルナンデス!で月曜レギュラーを獲得した。
メンバー
詳細はそれぞれの項目を参照のこと。
- 西村真二(にしむら しんじ)
ツッコミ・ネタ作り担当。
1984年6月30日生まれ、広島県広島市出身、慶應義塾大学商学部卒業。
元広島ホームテレビのアナウンサー(2008年~2011年)。
元々お笑い芸人志望で、学生時代は同級生とコンビを組んでアマチュアとして活動していた。「大学卒業後、1年間は社会人として働き、一緒にNSCに入ろう」と当時の相方と約束し、人前で話すことが得意という理由からアナウンサーとして就職。
1年後に声をかけたが、相方の方は一流企業に就職して安定した生活を送っていたことから約束を断られ、西村本人も芸人への道を一度は諦める。
その後東日本大震災を機に「俺もいつ死ぬかわからんし、後悔する人生は送りたくない」と考えるようになり、また「中途半端に“面白アナウンサー”みたいになったらイヤだな」と思い、2011年3月末を以て広島ホームテレビを退社した。
スポーツ万能。小学生の頃、水泳のジュニアオリンピックの選手に選ばれたことがある。イケメンと評判であり、2007年のミスター慶應コンテストでグランプリを獲得している。
2023年10月7日に結婚を発表した。
ボケ担当。
本名:富士田恭兵(ふじた きょうへい)。
國學院大学法学部卒業。
大学卒業後、IT関係の会社で1年間営業職として働いていた。成績は優秀で、社長賞を授与されたこともあるという。
お笑い好きではあったが「見る世界だ」と思い、自分が芸人になろうとはあまり考えていなかった。就活生の頃はいわゆる就職氷河期で、とりあえず受かった会社に就職したが、本当にやりたい仕事ではなかったため将来への展望がなく、1年間働いてまだ情熱があったら仕事をやめようと決意して働いていた。
NSCに入る前は、阿部サダヲや竹中直人が好きだったことから、コメディ俳優になろうとワタナベエンターテインメントの俳優コースを受験したことがある。
キザなキャラで、「ヤバいねぇ」という持ちギャグがある。
コントで女装する機会が多く、このときの演技力を脚本家の三谷幸喜に称賛された。月の半分女装の仕事ということもあるらしい。
長らくおかっぱ(マッシュヘア)だったが、2022年に『有吉の壁』予選会に出場した際に自ら髪を切って坊主頭にして以降この髪型を通している。本人によれば「自分はカッコつけな部分があるので、そこを変えようと思った。まず見た目を変えようと『この髪型(マッシュヘア)の人めちゃくちゃ多いな!』と思って坊主にした」とのこと。
ちなみに坊主にしたことで女装の際のウィッグが大変被りやすくなったらしい。
R-1グランプリ2023では、ラストイヤーにして初の決勝に進出・準優勝を果たしている。
余談
ドラマ「だが、情熱はある」の第一話でオードリーが通っていた高校の黒板に西村と富士田(きょんの本名)と、2人の名前が書かれてあった。