「全てを排除してやる!」
CV:内藤聖羽
スーツアクター:井口尚哉
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第7話に登場。
インセクトケミー「グレイトンボ」が、理玖の父親・砂山堅二の悪意と結合して誕生したマルガム。
銀色の素体に四枚の翅を持つ巨大なトンボが背後から張り付く形で拘束されており、腹部がリーゼントになるように頭へ乗っかっている。また、素体の両腕は後頭部に置かれており、まるで頭を抱えているようにも見える(長い詰襟のイメージもあるのかもしれない)。
両腕と背中の翅による光り輝く四枚の羽根での安定飛行を可能とし、滞空した状態で尾から刺を飛ばす遠距離攻撃を得意とする。
詳細は不明だが常に幸福を憂うあまり、強いマイナス思念に捕らわれており、その障害となる対象を強硬に排除する習性を持つ。
活躍
教会で何か懺悔をしていたのだが、シスターに扮していたラケシスによって悪意を唆され、それに引っ張られたグレイトンボと結合し誕生。
その後は人間の姿に戻っていたが、ケミー・サボニードルを拾った少年・理玖と宝太郎の姿を見るや否や感情のままにマルガムへ変異すると二人を襲撃。
上空から針による奇襲を仕掛けるも、自分の憑依するケミーの正体を突き止めたガッチャードと交戦する。
ニードルホークにフォームチェンジしたガッチャードと凄まじい空中戦を繰り広げるが突如サボニードルがドライバーから離脱しガッチャードの変身が解除されてしまう……
このままでは地面に激突しかねない為宝太郎は咄嗟にスパイクルホエールワイルドモードにチェンジして着地。尚も攻撃を加えようとするドラゴンフライマルガムだったがスパイクルホエールワイルドモードの噴射攻撃を喰らわされた隙に二人に逃げられてしまう。
余談
トンボをモチーフにした怪人はアニメ作品を含めればメガネウラ・ドーパントがあるが、特撮作品のテレビシリーズだと仮面ライダー剣に登場するドラゴンフライアンデッド以来19年ぶりである。
またマルガムになる程の悪意を持っていた人間が改心する結末になるのは初。
関連タグ
メ・バヂス・バ:こちらはハチモチーフの怪人。上空から生成した針を飛ばす戦法をとる。
メガネウラ・ドーパント∶人間が変貌したトンボモチーフのライダー怪人。飛行能力と生成した刺を武器にするなど共通点が多い。ただし行動原理が特定の対象からの逆恨み及び改心することなく唆された相手によって殺害される結末等全くの真逆。
レイドラグーン、ドラゴンフライアンデッド、トンボアマゾン:上記と同様にトンボをモチーフにしたライダー怪人。
キルメンチ:同じく虫の腹をリーゼントに見立てたデザインの怪人
ヤンマ・ガスト:同期のリーゼント+トンボの人物