前後のストーリー
予告
かつて撃破した怪獣達の復活。そこに現れる謎の男。
振り下ろされた刃の煌めきに誘われゲントと男が対峙する。
次回ウルトラマンブレーザー「さすらいのザンギル」
それは戦いに生きた男のレクイエム
登場怪獣
宇宙侍ザンギル
バザンガ、ゲードス、タガヌラー、レヴィーラ、ニジカガチ、デルタンダル(再生怪獣枠)
宇宙剣豪ザムシャー(ザムシャー本人の並行同位体なのか、彼と同種族の別個体なのかは不明)
主な出来事
・市街地のど真ん中に突然、怪獣が出現。それは以前、倒したタガヌラーでビルの上で動きを止めていた。
・現場に駆け付けたゲントは、先に到着していたアンリの報告でタガヌラーは『人や建物をすり抜けながら歩き回っていた』と聞いて、首を傾げているとタガヌラーいるビルの隣のビルの屋上にフードを被った人物が現れ、巨大な剣から放つ一撃でタガヌラーを消滅させた。
・ゲントとアンリがぼう然としている内にその人物は屋上から消えていた。
・SKarDCPではテルアキがここ一ヶ月間でこれまでにSKaRDやGGFが戦闘を展開し撃破された怪獣達が次々と現れる事態を報告していた。それらは共通して『捕食、破壊行動を行わず、物や人を煙のようにすり抜ける』『謎の人物が現れ怪獣を消滅させている』事が判明する。
・ゲントはモグージョンの様な集団催眠を考えたが記録媒体に残っていることからテルアキも違うだろうと結論に至る。
・立体映像やフェイク映像では無いか?とヤスノブは主張するがアンリは大掛かり過ぎると否定。
・エミの調査で怪獣達の出現地点がこれまで怪獣が撃破された区域にて出現が確認されている事からSKaRDは怪獣達が倒された場所をそれぞれ調査に向かう。
・ゲントはかつてレヴィーラが現れて破壊された新ノヴァイオ本社予定地(旧ノヴァイオ本社跡地)を訪れ、調査を始めようとした矢先、例の人物に声を掛けられる。
・咄嗟に銃を向けるゲント。フードの男は手元から水晶を取り出すと水晶は光りだし、ゲントの眼の前に半透明のレヴィーラが現れる。
・すると男の左腕が剣に変わり、タガヌラーを倒したのと同じ一撃をレヴィーラにぶつけるとレヴィーラは消滅した。
・男は自らをザンギルと名乗り、宇宙人の姿に変身して『話がしたい』とゲントに言う。
・とある喫茶店の席で向かい合うザンギルとゲント。ザンギル曰く、今は人間の姿に変身しているが、ブレーザーの力でゲントには宇宙人として姿が見えているらしい。
・どうやらザンギルはこの店の常連らしく、店員からお礼を言われつつコーヒーを受け取っていた。
・ゲントはGGFとしての立場から本名を明かさず、怪獣達とザンギルについて問う。ザンギル曰く『怪獣達は地球人の定義では幽霊で自分の持つ結晶はその霊に仮の肉体を与え、自分はそれを成仏させている』
・ゲントはサムライ文化に影響されているザンギルの口調や礼儀正しい態度に頭を抱えるがザンギルはかつて『宇宙の剣豪』に負けてから剣豪から渡された水晶で108の怪獣の魂の成仏の旅を続けている事を聞く。レヴィーラがその107体目らしい。
・だが、3日前に108体目の怪獣が逆に水晶の力を吸収して実体化『怨霊』となっており、自分だけの力では成仏させる事が出来ずSKaRDやブレーザーの力を貸して欲しいと懇願する。
余談
ブレーザーに助けられたトラックの運転手の声は、OPクレジットには乗っておらず不明だが、トラックに『辻本組』と書かれていたことから、おそらくは今回の監督である辻本貴則本人ではないかと思われる。
また、ザンギルが持っていた新聞には、毎度お馴染みの辻本監督の愛犬『ムーちゃん』がカメオ出演している。
ザンギルのお気に入りの喫茶店の女性店長を演じたのは、帰ってきたウルトラマンとウルトラマンオーブにもゲストとして出演した服部妙子であり、今回でウルトラマンシリーズには3度目のゲスト出演となる。