MARK Ⅲ
概要
デザイアドライバーに装填することでブーストフォームマークⅢに変身できる。
グランドエンドを決行しようと目論むスエルによって創世の女神=ミツメが破壊される光景を目の当たりにした浮世英寿の叫びに呼応するかのように突如として無から誕生した異質なバックル。
「運営が全てを創造・管理し、例外は存在しない」とされていたライダーシステムの最初の例外であり、ニラムは「存在するはずがない」と驚愕していた。
この経緯からわかるように、ブーストマークⅡレイズバックルとは違いマークⅢはブーストレイズバックルとの直接的な繋がりはなく、英寿が生み出した際にブーストバックルと似た機能が盛り込まれただけである。全体的なカラーリングは従来のブーストバックル系統の赤と黒とは異なる赤と白になっている。
外見・機能
リアクター部分「ハルモニアブーストリアクター」を備え、タコメーターもあるものの、後述の分離機能のためほとんどが見えない仕様。
お馴染みのハンドル「ブーストスロットルマークⅢ」を撚ることで、3本の狐の尾を模した真紅の排気ユニット「トライアングルエグゾースト」から調和させた超高出力を発揮させ、ブーストフォームマークⅢへと変身させる。
ただし調和させたと言ってもバックルそのものが放つエネルギーが英寿自身が扱いきれない程の量だった(事実、ブーストフォームマークⅢのエネルギーに触れたありとあらゆるものが尽く消し飛んでいる)ため、マークⅢの性能をまともに使いこなすことができなかった。
その真価はトライアングルエグゾーストをユニットごと分離させ、ブーストマークⅨレイズバックルへと移行、ギーツを最強の姿へ変身させることにある。
取り外す際にレイジングソードとコマンドツインバックルのような条件は特に必要ない様子。
バックル2個分の厚みを持つ為、上や左右から見るとかなり歪に大きい。
この状態はどことなくブーストレイズバックルを思わせるが、ブーストバックルの意匠はマークⅡよりも更に減っている。
誕生経緯も相まって初見では最早ブースト系列のバックルには見えない。
しかし、最高戦力でありデメリットもほぼないギーツⅨに変身できるようになってからは、そもそもブーストマークⅢバックル自体が既に分離してマークⅨになっていることが多く、そのため創世編ではマークⅢとしての登場及びブーストフォームマークⅢの登場が無くなってしまった。
立体物
ブーストマークⅨレイズバックルの名義で発売。詳細はそちらの記事を参照。
余談
- 特殊な経緯で生み出されたバックルとしてブーストマークⅡレイズバックルも存在するが、こちらはあくまで運営が実装していたブーストレイズバックルを基に、運営が用意した景品である『デザ神の願い』に沿って生成された、いわば運営が規定したルールの上で作られたバックルという側面を持つ。その為、ルールを逸脱し突然作られた上に基になるものがない完全オリジナルであるマークⅢ/マークⅨとはかなり性質が異なる。
- 本来ブーストレイズバックルと技術的関連性は何もないはずだが、なぜかブーストの名を冠し名称が連番となっている。ただ、直前まで使用していたマークⅡの後継種として創造したと考えればおかしい話でもない。
- 玩具版においてはブーストマークⅢの個別認識があるため、デザイアドライバーとヴィジョンドライバーのどちらでも、装填すればブーストマークⅢの連動音声が鳴る。
- 玩具ではブースト以外の大型バックルとデュアルオンすると通常ブーストレイズバックルと同じように「○○(大型バックル名)&ブースト」の変身音が聞くことができる。ブーストフォームマークⅢが半身のみの変化である為、理屈上は他のレイズバックルとも併用可能なのかもしれない。
- ブーストマークⅡでも同じ仕様だが、物理的にパーツが干渉するためウェポンレイズバックルなどの小型バックルでなければデュアルオンが不可能となっている。
関連タグ
ブーストマークⅨレイズバックル:分離後。
ファンタジーレイズバックル:マークⅢに続く例外その2。こちらも英寿が創造した。
ブジンソードバックル:例外その3。こちらを作ったのは英寿ではない。
サンダーゲイルバイスタンプ←ブーストマークⅢレイズバックル
【警告】この先、『映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』のネタバレを含みます。
上述の通り出番が皆無となってしまったマークⅢだったが、まさかの出番として仮面ライダーギーツワンネスの変身アイテムに抜擢された。
ギーツワンネスコアIDとワンネスレイズバックルとの併用で変身し、下半身にブーストマークⅢの拡張装備(ギーツⅨと同じもの)を実装した。