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鬼太郎の父の編集履歴

2023-12-05 23:03:12 バージョン

鬼太郎の父

きたろうのちち

「鬼太郎の父」とは、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズに出てくるキャラクター。

※後の姿である目玉おやじの説明は当該記事を参照。



シリーズ全体での概要

幽霊族の最後の末裔であり、本名は不明。

その肩書きの通り鬼太郎の父親であり、本体から分離して現在の目玉おやじとなる前の姿を指す。

この姿が登場したアニメのエンドクレジットは、本タグの「鬼太郎の父」または「父親」で表記されることが多い。

第6期アニメ第14話『まくら返しと幻の夢』以降に登場する「全盛期の姿」はアニメシリーズで後世的に誕生した新デザインであり、原作には登場しない。



各シリーズごとの詳細

原作~第5期アニメまで

解説

誰よりも強い父親

『ゲゲゲの鬼太郎』自体が息子である鬼太郎を中心とした物語であるため、彼はあくまで分離後の「目玉おやじ」としての出番がメインであり、基本的にこの姿での出番は少ない。

第5期アニメ放送までは原作やアニメ『墓場鬼太郎』の第1話に登場したぐらい。

そのため、原作に目玉おやじ本体の健康だった頃の姿は描かれたことはない(詳細は幽霊族のリンク先参照)。


容姿

この時は病に侵されていたことから「全身を包帯で包んだ大柄な『ミイラ男』のような容姿」で描写されていた。

包帯から覗くその目は鬼太郎に似た三白眼で、顔も爛れていかにも恐ろしげな雰囲気を漂わせている。

その後、3期の地獄編にて、岩子の記憶にて髪を生やした姿が見られた。(参照)。



TVアニメ第6期

解説

夢の面影

CV:野沢雅子

「子供を守る為なら何でもする…ただの父親だ」


第14話『まくら返しと幻の夢』で、夢の世界での戦闘中に「かつての姿をイメージした目玉おやじが変身した姿」として登場した。


事件を引き起こした黒幕との対決時に、彼女の攻撃に囚われた鬼太郎を助けるため、目玉おやじは枕返しに「力を貸せ」と喝を入れ、枕返しが力(妖術)を放つ。

夢の世界で戦うための力を手に入れた目玉おやじは、敵の攻撃の中へと飛び込みながら「こんな姿ではなく、鬼太郎を守り、もっとのびのびと子供らしい夢を見せてやれる父親でありたかった」という強い想いを抱いたことで、「病を得る以前の力強い姿」を一時的に取り戻し、黒幕に応戦した。


容姿

赤い大きな瞳で、口元にそれなりの年齢を感じさせる小さな皺は目立つものの、銀髪(白髪)に赤い瞳を持つかなりのナイスミドルルックスとなっている。

第6期の砂かけ婆が思い出しただけで惚れ惚れするほどの端正な容姿(※1)。

鬼太郎の様な隻眼ではなく、「目玉おやじ」の元となった目玉も左目なのだが、鬼太郎同様に左目を隠して右目を露わにしている (唯一失われなかった左目以外が復元する形で具現化した可能性もある)。

服装は着流しで霊毛ちゃんちゃんこ(※2)を羽織り、足には下駄を履いている。

総合的に原作の田中ゲタ吉(成長後の鬼太郎)を参考にしているのか、鬼太郎をイケオジにしたような感じの姿である。


(※1)鬼太郎と年齢の近い6期ねこ娘は、このエピソードで初めて、目玉おやじの今の姿が本来のものではないと知った、と設定されている。

(※2)鬼太郎が攻撃に使用した際に手放してしまい、直前まで目玉おやじが魔法の絨毯のような移動手段として用いていたところを、枕返しの能力で肉体ごと彼の服装として組み込まれた(一族に代々伝わる家宝であり、現実世界においても、息子の鬼太郎に譲る前は目玉おやじ自身が着用していたはずである)。


戦闘能力

鬼太郎ですらなす術もなかった少女の強大な結界を平然と打ち破り、鬼太郎を抱きかかえた状態でも彼女の猛攻を易々と避け、息子を遥かに凌ぐ高威力かつ高精度の指鉄砲を片手で放ち、防戦一方に追い込まれた相手のガードをものともせずに勝利を収めた。


もちろん、これは夢の世界において愛する息子を守りたいという彼の願いが具現化した故の事ではあったが、その後48話において、現在の目玉に手足の姿でも鬼太郎を遥かに上回る威力の指鉄砲を披露している。父は強し。


余談

詳細は「まくら返しと幻の夢」の余談部分に記載するが、この鮮烈なデザインと活躍は、放送当時の視聴者を沸かせ、ネット上で大きな反響を呼んだ。

さらに、永富プロデューサーの談話によると、水木プロ側からは


”「ああいうことをやるんだったら、事前に言ってくださいよ」と笑いながら言われた”


とのこと。

幸いというか、水木プロにも大ウケしたようである。



劇場アニメ『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

解説

映画の父さんと田中ゲタ吉

CV:関俊彦


「お主、死相が出ておるぞ」


劇中の時間軸では行方不明となったを探して各地を放浪しており、日本の財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配する呪われし村「哭倉村」を訪れるようだが…?

作中では、なりゆきで相棒となった水木によって、「どこかで見た事がある少年が彼の姿を見た時の反応」をもとにしてゲゲ郎とあだ名をつけられ、呼ばれている。


一人称は現在と変わらず「わし」の老人口調。

常に冷静沈着且つあまり感情的になることはないが、博識な知識と聡明な見解、そして妻子を愛する心優しさの持ち主。

長い年月を生きている為か、本編の鬼太郎同様にどこか達観した一面もあるが、水木との運命的な出会いによって、それらの姿勢も大きく変化するようになる。


元々は、幽霊族を迫害した人間に対し憎しみを持っていたが、人間を慈しむ妻と出会ったことで人間への考えが変わったらしい。


容姿

人相や雰囲気が上記の第6期アニメ版より若く、息子に近いものにリデザインされている。


作中の他の人物と比較するとかなりの長身(行動を共にする水木よりも頭一つ分程背が高い)である点は原作や墓場鬼太郎における大男という設定を概ね遵守している。昭和30年代当時の成人男性の平均身長が160cm程度で水木も同程度とすれば170台後半。水木がもう少し高く170cmぐらいだとすれば180台後半程度となる。


鬼太郎と同じ片目隠しの髪型だが、髪色は白髪で身長も成人相応である。また、人間の犬歯にあたる部分には短い牙が生えている。服装は次縹(つぎはなだ)色の着物を着用しており、履物は下駄。この頃はまだ「霊毛ちゃんちゃんこ」はないらしく、代わりに先祖代々伝わる家宝として「霊毛組紐」を左手首に巻いている。


基本的に髪に隠れて見えていないが、鬼太郎と違い左眼は潰れておらず存在しており、戦闘シーンなどで僅かに見え確認できる。


なお詳細は劇場版公開中のため伏せるが、溶ける病に冒された件について実は選択の余地もあったことが明らかにされた(状況的に回避の選択を取れたのかは別として)。

このため、6期で本来の姿を取り戻す前に心の声で呟いていた息子(鬼太郎)への謝罪の意味合いが「理不尽かつ不可避な運命に息子を巻き込んだ」のではなく、「自分の一時の判断の過ち(あるいは、判断の甘さ)に息子を巻き込んだ」ことに対するものといった感じに変わり、5年越しに親父殿の後悔の念の伏線が回収されることとなった。


戦闘能力

全盛期の頃は、身体能力、状況判断力、妖力、威厳…あらゆる点において、まだ若い現在の鬼太郎の上位互換といっても過言ではない実力を誇っていた。

基本的にはリモコン下駄や体内電気、髪を伸ばして敵に巻きつけるなど、息子と同様の能力を用いる。

特に身体能力は木製の柵を一瞬で握り壊せる程のパワーの他、多数の相手を翻弄するスピードなど凄まじい物がある。


余談

6期の項に「霊毛ちゃんちゃんこは、生前の父親の持ち物」と記述したものの、実のところ、彼がちゃんちゃんこを手にするのは映画の終盤、いわば溶鉱炉サムズアップの直前というべきシーンのため、着用できたのはほんの一瞬であった(先祖の霊毛から作られ、先祖代々伝わってきたという件に関しては間違っているわけではない設定となっている)。

このため、6期で描かれた夢の姿で着ていた時間の方が圧倒的に長かったりする。



関連イラスト

TVアニメ版

鬼太郎パパン親心


ゲゲゲの謎版

鬼太郎父幽霊族親子



関連動画



関連タグ

ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎誕生ゲゲゲの謎

目玉おやじ ゲゲ郎

父親 妖怪 幽霊族 全盛期


目玉おやじ(本来の姿):劇場版公式サイトでのキャラ名(キャラ表記)が判明するまで暫定的に使われていた表記ゆれタグ。

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