概要
念能力の系統の一つ。六性図では右下の頂点に表記される。
オーラを別の物質に変化させる能力。
オーラを別の何かに変えるという点では「変化系」と似ているが、具現化系はオーラを“物質化”して別の物体を作り出す能力である。
オーラを凝縮して武器を作り出したり(普段は手ぶらを装えるので不意打ちにも優れる)、建造物を構築したり、「念獣」と呼ばれる生物を生み出したりといったことができる。
具現化した物質は使用者の手を離れると時間の差はあれど消える。
この系統の能力は、生成する物質に対する強いイメージが必要となるため、念の修行だけでなくイメージの修行も不可欠である。そのため一度作った具現化のイメージを変えることは前述の理由により困難あるいは不可能に近いため具現化するイメージの元に関しても慎重な吟味が必要である。
ただし他者の念能力で具現化したものを変化させることも可能で、ヂートゥはシャウアプフの能力で身に付けてしまったボウガンの能力を変化させることするとの発言はしている。
具現化アイテムを駆使するために他系統を組み合わせることが多い。
だが具現化にキャパを割くため、「強化(60%)」「放出(40%)」「操作(60%)」「特質(0%)」も中途半端になって基本的にバランスが悪い(変化は得意だが、だからといってどうするのだ)。
イズナビ師匠いわく「ハマればでかい」。
中には「相互協力型能力者」という使い手もおり、これはチーム戦が前提で、具現化アイテムを仲間が使用することで先述の欠点を補うということになる。
寄生型念能力には具現化系が多いとされる。(寄生型の場合、操作との相性の悪さが、動き・規則性の読み辛さにつながる事もあるため、撹乱目的などで使う場合には長所に化ける。)
カキン帝国王族は、儀式によって寄生型の念獣の一種である「守護霊獣」を身につける。