ドリームクッパ
どりーむくっぱ
※この記事は『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』のネタバレに当たります※
概要
マリオとルイージの活躍によってネオクッパ城の屋上まで追い詰められたクッパは、最後の手段として「ドリームストーン」の力を用いてマリオたちを一瞬で消し去ろうとしたが、ピーチ姫とイエロースターによって妨害され、ドリームストーンは粉々になった。
しかしその飛び散った破片を、クッパが前作で手に入れたバキューム能力で吸収したことによって強大な力を得てパワーアップしこの姿となる。
見た目的には、体が数倍大きくなり、虹色になっている他、額と腹の部分にドリームストーンのような模様が付いている。
絶大な力を得たことでピーチ姫を、世界を思うままにすることを宣言。手始めにマリオとルイージを消し去るべく襲い掛かって来る。
…実は、マリオ＆ルイージRPGシリーズでクッパが「正真正銘の」ラスボスを務めたのは今回が初であり、誰かに乗っ取られたわけでも、別キャラにコピーされたものでもない純粋なクッパの強化変身形態となる。
今までのラスボスにも必ずクッパが関与していたとはいえ、別のキャラクターにラスボスとしての主導権を奪われているのが当たり前だった（RPG3に至っては、ラスボスは自分の姿と能力をコピーした敵で、討伐するのは主人公となった他ならぬクッパ自身である）。
そんなこんなで色々と不安のある経歴を歩んできた為、「今回のラスボスはアックーム」「クッパには期待できない」と予想した多くのプレイヤーはこの展開に裏切られ驚きつつも、肝心の実力は一体どうなのか…と肩透かしを懸念したプレイヤーは少なからずいたものと思われる。
しかし…そんな不安はすぐに吹っ飛ぶ事となる。
その戦闘能力はRPG系マリオのラスボスではトップクラスとも言える強大なものであり、様々な要因もあってラストバトルの難易度は恐ろしく高い。というか、前情報に準備無しでは本当に倒せるのか？と疑いたくなるレベル。
戦闘能力
| HP | 2417(本体)、462(右腕)、350(左腕) |
|---|---|
| POW | 523 |
| DEF | 343 |
| SPEED | 87 |
| 備考 | 本体はジャンプ弱点、ハンマー耐性がある |
戦闘能力も通常のクッパよりも格段に強化されている。
ドリームクッパは本体の他に両腕も攻撃目標になっている。本体を攻撃しようとすると右腕がガードしてしまう(稀にしないこともある)ので、右腕を破壊しないと本体には攻撃できない。
左腕はマリオかルイージのどちらか片方を捕まえて行動不能にしてくることがあり、特定の攻撃を出すか右腕を破壊することで解放される。
歴代のラスボス達とは異なり、連戦などはなく戦闘はこの一戦のみ。
技
- もえろ!×2
基本技とも言える炎攻撃。最初は2人同時への攻撃だが、後半でクッパが分身して交互への攻撃となる。
- 出てこい! ハンマー
巨大ハンマーを取り出したあと、コイントスをする。出てきたほうが攻撃目標になる。狙いの表示直後に攻撃するので2人同時にハンマーを構えて防ごう。一度防いだあとも直ぐにもう一方のキャラに攻撃するため注意。右腕を破壊すると使用しなくなる。
- 3連たまたま
飛行船(ヘイホーひこうていDX)を召喚する。飛行船は奥から砲弾を撃ってくる。これを跳ね返さないと飛行艇に攻撃できず、破壊されるまでクッパと別に攻撃してくるので厄介。
- 出てこい! ひこうてい
飛行船を召喚し、1人を対象に炎を吐いて攻撃する。2人ともいる場合はもう一方が飛行船にしがみついてハンマーで反撃し、ヘイホーを倒した後に顔の部分を叩けば飛空挺にダメージが入る。
- とんでいけ！
左腕にキャラが捕まってると使う攻撃。キャラを遠くに投げるが直ぐにキャッチできないとダメージが蓄積していき、最終的に再び捕らえられてしまうので早めにキャッチすること。キャッチすると捕らえられたキャラが解放される。
- 軍団とつげき!
HPがある程度減ってから使う攻撃。奥に陣取って4種類のザコ敵(ドリームクリボー／ドリームパタパタ／ドリームヘイホー／ドリームボムへい)を召喚する。ザコ敵は一斉に突っ込んでくるのでジャンプして避けることになる(クリボーとパタパタは踏んで倒せる)。これらをすべて倒すまでの間、クッパは毎ターン肉を食べて本体と両腕のHPを回復する。ザコ敵を踏んだり避けたりするとクッパの怒りが蓄積され最後に一度だけ衝撃波で攻撃してくる。
- いいかげんにしろ!
巨大化したクッパの追撃。3方向への炎攻撃の最中に横移動して2人を左右に動かす攻撃。その後に地面を踏み付けて衝撃波で攻撃してくる。
3方向への炎攻撃や地震攻撃を大縄跳びの要領で回避し続けると、最終的に尖った鉄塔に足が刺さって攻撃を終了する。
決着後は元の姿に戻ってしまい、動揺したところをルイージのハンマーで吹っ飛ばされ、バウンドして戻って来たところをマリオのハンマーで空の彼方まで吹っ飛ばされるという前作の黒幕のような末路を辿った。
