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醜鬼の編集履歴

2024-01-08 19:49:19 バージョン

醜鬼

しゅうき

醜鬼とは漫画「魔都精兵のスレイブ」に登場する怪物の総称である。

概要

魔都精兵のスレイブに登場する異空間「魔都」全域に生息する人間を襲う異形の怪物。正式名称は「黄泉醜鬼(よもつしゅうき)」だが作中では「醜鬼」と呼ばれている。ほとんどは人型だが、戦闘能力や再生能力が高い特殊個体もいる。醜鬼は通常兵器で倒せないため魔都の桃を食べた女性の「能力」や、能力で力を付与された武器(例東八千穂月夜野ベルが使用する拳銃)が有効だが、桃を食べた一般の女性でも倒すのは難しいため魔防隊に所属する戦闘に長けた能力者が必須である。また、羽前京香だけは例外で、霊山で完成させた独自の戦闘術(剣術と体術)により桃の恩恵関係なく醜鬼を倒せる。醜鬼のモチーフはおそらく日本神話に登場する黄泉の国に住むという鬼の軍勢、「黄泉軍(よもついくさ)」である。


醜鬼は魔都に生息するが、現世と魔都を繋ぐ門「クナド」が偶然発生すること醜鬼が一般人を襲う災害「魔都災害」が発生する。魔都災害は一般人が魔都に迷い、魔防隊に保護される前に死亡、行方不明になるケースと、醜鬼が現世に現れて犠牲者が発生するケースがある。前者のケースによる主な犠牲者は和倉優希の姉和倉青羽、後者のケースによる主な犠牲者は羽前京香で、彼女は山形県月山(がっさん)で住民800名が死亡した「月山大井沢(がっさんおおいざわ)事件」の唯一の生き残りである。


醜鬼(通常個体)

作中で1番登場する個体。身長3m以上、全身漆黒の肌、仮面のような顔を持つ人型の怪物。アニメ版だと血液の色は深緑色で、倒されると身体から青白い炎を発生する。基本群れで行動するが、たった1匹でも現世(現実世界)に出現すると数十人の犠牲者が出るほどの戦闘力を持つ。ただし知能は低く、攻撃パターンは主に殴る、醜鬼の群れが合体して「巨大醜鬼」になるぐらいしかできないため、京羽から「強靭だが戦い方が単調だ」と評される。劇中では度々地面から出てくる描写があるため地中を移動できる可能性がある。


人型醜鬼

顔を除く肌が黒色、白髪、知性を持った人間の女性のような醜鬼。原作では5話終盤に初登場、6話と7話で七番組と交戦して存在が判明した。その正体は「魔都災害」により魔都に迷い込んだ人間が桃を食べた結果、桃の力が暴走、肉体が醜鬼のように変化した人間の女性である。人型醜鬼の数は劇中時点で約20名おり、そのうち戦闘ができるのは和倉青羽、銭函ココ湯野波音の3名のみ。

人型醜鬼の身体は通常の人間より身体能力と再生能力が高い。また、1人1個が限度の魔都の桃を複数食べたり、人間が嗅ぐと幻覚作用で錯乱する魔都のキノコを食べても全く問題ない。更に肉体は半分醜鬼になっているため、数に限度があるが力で屈服させれば醜鬼を従える事が可能。精神面はココ曰く「性格はちょいと凶暴になった」とのこと。


人型醜鬼になる原因は不明で魔都の「瘴気」が定説で、現世ではなく魔都で桃を食べると稀に発生するらしい。桃の暴走は個人差があり、本編の3年前に魔都で桃を食べた波音は徐々に人型醜鬼になったが、本編の6年前に魔都で桃を食べた青羽は暴走が酷く、理性を保つために何年も費やした。ただ、人に戻す治療法は確立していない。


特殊醜鬼

通常の醜鬼より強い力を持つ。劇中では通常の醜鬼同様、地面から出てくる描写があるため地中を移動できる可能性がある。

  • 一本角(いっぽんづの)/鬼童丸(きどうまる)

巨大な一本角を生やし、鎧のような外殻を覆った筋骨隆々の特殊醜鬼。京香は「一本角」と呼び、青羽は「鬼童丸」と名付けた。身体能力が非常に高く、劇中では能力で巨大化した駿河朱々をスピードで翻弄し、パンチ一発で戦闘不能にした。かつて山形県月山で起きた魔都災害「月山大井沢事件」を引き起こし、京香の家族や友人達全員を惨殺し、故郷を壊滅させた京香の仇


本編では既に和倉青羽に従っていたが、「隠れ里」の戦いでは人型醜鬼を捕獲するために乱入してきた 八雷神紫黒の蛇(髪の毛が蛇になっている)に噛まれて本来の凶暴性を解放する。京香と「無窮の鎖(スレイブ)」形態の優希と戦うが、怒りで全力以上のパワーを出した二人に圧倒される。追い詰められた一本角は鎧のような外殻や表皮を破り、全身の筋肉を膨張させた状態で頭部の鋭い角で突進する。しかし、「無窮の鎖(スレイブ)」形態の優希の口で攻撃を止められ、京香に名前の由来である角を斬られる。最終的には京香が一本角を倒すために身に着けた剣技「乱れ山桜」で粉微塵に斬り刻まれて死亡した。


  • 熊童子(くまどうし)

銭函ココに従う熊のような外見をした巨大な特殊醜鬼。「耐久力」と「再生能力」が高く、巨大化した朱々に握り潰されたり、勢いよく地面に叩き付けられても無傷で、体内から身体を破裂されてバラバラになっても完全復活する再生能力を持つ。主な攻撃手段は鋭い牙。ココには「熊」の愛称で呼ばれており彼女に対しては従順だが、実は魔防隊のデータにも登録されている凶悪な個体であり、本編の8年前に鹿児島で暴れ回り、多数の死者を出す魔都災害を引き起こし魔都に逃走した過去を持つ。


  • アクラ

湯野波音に従う通常の醜鬼よりやや小柄な特殊醜鬼。仮面のような顔、人間のような長髪、6本の手足、黒い布を羽織った体が特徴。耐久力は高くないが、他の醜鬼より知能が高いため弓矢や槍などの武器を巧みに扱い、阿吽の呼吸で波音と連携し、敵の隙をついて攻撃することが可能。また機動力も高く、6本の手足で高速移動や跳躍、虫のように壁を歩くことが可能。手足の筋力は意外にも高く、巨大化した朱々に蚊のように叩き潰されそうになっても5本の手足で抵抗していた。使用する武器は自分で作ったのか、魔都に落ちていたのか作中では明らかになってない。


「隠れ里」の戦いでは波音と醜鬼(通常個体)と共に優希を追ってきた東日万凛東八千穂を足止めすべく戦闘した。最終的には波音が敗れてしまい八千穂の銃撃を受けて死亡した。


  • 巨大顔面醜鬼(仮称)

横浜で八雷神の空折が魔防隊相手に醜鬼を封印されたカードから召喚した奥の手。高層ビル並のサイズを誇る巨大な頭部と腕が特徴。「叫び声が超音波となって範囲内に無差別破壊をもたらす」強力な能力を持っていたが、山城恋がアメリカ合衆国のワシントンD.C.から日本の横浜に向けて放った「蹴りによる衝撃波(ビーム)」が直撃したため能力を披露する前に散った出オチ醜鬼…。巨大な頭部が敗因だった。



改造醜鬼

八雷神の紫黒が改造、強化した醜鬼。

  • 合体醜鬼(仮称)

複数の醜鬼(通常個体)を強引に合体したような外見をした醜鬼。上半身に複数の顔、7本の腕、胸部にあばら骨を連想させる突起物が6本生えている。京香の「刀」と無窮の鎖(スレイブ)形態の優希の「手刀」による合体技「豪刃十字架(ごうじんじゅうじか)」で倒される。


  • 改造アクラ(仮称)

東八千穂の銃撃で死亡した特殊醜鬼、アクラを紫黒が回収して蘇生、強化改造した醜鬼。生前より凶暴な顔つきで、蜘蛛の鋏角(きょうかく、餌を掴むための器官)のような牙が生え、眼の数が2つから4つに増えている。戦闘能力も改造前より強化され、口から獲物(人間)を生きたまま保存、拘束できる粘着性のある糸を吐き出す能力を与えられた。


  • 改造巨大醜鬼(仮称)

横浜で空折によって解放された高層ビル並の大きさの巨大醜鬼。紫黒によって通常の巨大醜鬼より強化されており、口から破壊光線を撃つ能力もある。二番組組長上運天美羅の能力で生み出した彼女の分身と合流した京香によって倒される。


余談

作中では何故醜鬼達が人間を襲う明確な理由が判明していないが力を得るために人間を襲う可能性がある。そう推測する理由は2つある。

1つは原作105話で過去に三番組を襲撃し、醜鬼化した神奉者(しんぼうしゃ、八雷神にに従う「元」人間)の1人に似た外見の超大型醜鬼が現れたからだ。醜鬼達は作中人間や他の醜鬼を食べる描写があるため、超大型醜鬼は神奉者の遺体の肉片を取り込んで強化された可能性がある。

もう1つは醜鬼に襲われた経験を持つ一部の者達には2つの共通点があるからだ。羽前京香、多々良木乃実、和倉優希、和倉青羽、湯野波音の5名は「何かしらの異能を保有する」、「力を得る前に醜鬼に襲われた」という共通点だ。京香と木乃実は過去に現世に現れた醜鬼に襲われて、後に魔防隊組長になった。優希は魔都に迷い、京香の能力で醜鬼や八雷神と戦う力を得た。青羽と波音は魔都に迷い、醜鬼に襲われて生き延びるために桃を食べた結果、人型醜鬼になった。

以上のことから醜鬼は更なる力を得るために潜在能力を持つ人間を喰らう可能性が高い。


関連タグ

魔都精兵のスレイブ


八雷神(魔都精兵のスレイブ)


虚(BLEACH)…人間に襲い掛かる化け物、という共通点がある。


外部リンク

アニヲタWiki(仮) 魔都精兵のスレイブ

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