プロフィール
概要
『魔都精兵のスレイブ』の登場人物で、羽前京香が率いる魔防隊の七番組副組長。年齢は和倉優希より一つ年上。一人称は「自分」。好物はラーメン。
プライドが高く、短気で怒りやすい性格。
魔都での功績が大きい名門・東家の出身で、優秀な姉が多い分日万凛も期待されたが、肝心な時に結果を出せなかった為に実家では落ちこぼれと言われ、母の東風舞希は恐怖の対象になり、姉の東八千穂からは毎日馬鹿にされ、分家の東誉にはいじめられていた。そのため、京香のような強い存在となって見返すことを目標に訓練を重ね続けている。
京香に心酔しており、男である優希を良く思っていないが、戦闘時の優希の強さは認めている。
能力
主に能力主体で戦うが、状況に応じて体術や別の能力者が予め力を付与された拳銃も使用する。
- 青雲の志(ラーニング)
他人の能力を学ぶことで自分でも使えるようになる能力。
スマートフォンに情報をセットしておいた人物の能力が使用できる。あくまで学習なので使用中に相手の能力が使えなくなるということはない。能力の学習には「能力を見る」以外に条件がある模様。
ただし、この能力には相性があり、ほとんどの能力は劣化して使い物にならない。また、代償のある能力を使用すると、その代償を支払わなければ他の能力に切り替えられない。更に、1度に2つ以上のコピー能力を同時に発動できない。
- 武装小町(バンバンバン)
身体の一部分をガトリング砲や剣などの武器に変化させる能力。能力名称は52話で判明。
元は魔防隊五番組の隊員である所山サキのもので、日万凛が攻撃用のメインとして使用している。のちにさらに力を引き出せるようになり、強力な兵器に変化できるようになった。髪の毛を無数の砲門に変えて全方位に攻撃する一斉射撃(フルバースト)という技も生み出した。
- 玉体革命(パラダイムシフト)
同じ七番組の駿河朱々の能力。相性が悪く、日万凛が使用しても胸の大きさが3センチ変わる程度。
- 無窮の鎖・旋風(スレイブ・つむじかぜ)
日万凛が京香の能力である無窮の鎖を優希に使用した形態。
通常の形態とは違ってスピードが格段に速くなるが、力は落ちている。特訓で、スピードを活かした最速の一撃を放つ烙印破(らくいんは)という必殺技を編み出した。
代償として京香と同じように優希に性的な褒美を与えなければならない。
- 無窮の鎖・旋風「天」(スレイブ・つむじかぜ・てん)
特訓を経て手に入れた「天進」による無窮の鎖・旋風の強化形態。
通常形態では対処できなかった誉の能力をも超える速度での戦闘が可能。変身時間が通常形態より短いのが難点。
- 覚醒状態(仮称)
「東の晩餐」の最終盤で、母の風舞希に京香を侮辱されたことでキレた日万凛が見せた青雲の志の更なる可能性。基礎能力が大幅に強化されている。
蝦夷夜雲の常闇舞踏団(ナイトストーム)、出雲天花の天御鳥命(アメノミトリ)、誉の行雲流水(バイソン)、八千穂の東の辰刻(ゴールデンアワー)を劣化版ながらも実用に足るレベルで続けざまに使用して見せた。
これ以降、日万凛の能力は急速に成長しており、組長クラスの能力も劣化版ながら実戦レベルで次々と使えるようになっている。ただ、15巻時点では自発的な発動は不可能。
「桃源郷」(外の世界より時間の流れが遅い修行用異空間)で八雷神の伏摩と雷煉との戦闘が始まった時は、仲間の死という極限状況を目の当たりにしたことで発動している。
- 常闇舞踏団(ナイトストーム)
蝦夷夜雲が保有する風や竜巻を操る能力。全力を出すと都市を吹き飛ばすオリジナルより出力は劣るが、実戦レベルの出力を持つ。「東の晩餐」の終盤では覚醒状態(仮称)で母の風舞希を「旋風」で後方に吹き飛ばした。また、「桃源郷」で朱々と共に八雷神の雷煉と戦った時は、覚醒状態(仮称)中に使用。「竜巻」で巨大化した朱々の上半身を焼き尽くす雷煉の「火炎放射」を吹き飛ばしたり、「竜巻」で雷煉自身を上空に打ち上げていた。
- 天御鳥命(アメノミトリ)
出雲天花が保有する空間転移能力。「東の晩餐」の終盤で初めて使用し、天花からは「精度は落ちてるが実戦レベルだ」と評価された。雷煉戦では彼の「落雷」攻撃を回避するために巨大化した朱々ごと転移した。また作中では不発だったが、防御無視の「攻撃用」の天御鳥命も使用可能。通常状態で使用できるかは不明。
- 行雲流水(バイソン)
東誉が保有する能力。動作を脳内に予約入力することで身体能力を向上することが可能。体術や攻撃の回避に使用している。「東の晩餐」の終盤で、覚醒状態(仮称)中に初めて使用したが、後に通常時でも発動できるようになった。
- 東の辰刻(ゴールデンアワー)
東八千穂が保有する時間操作能力。「東の晩餐」の終盤、覚醒状態(仮称)中に初めて使用した時は1秒しか時間を止められなかったが、「桃源郷」での戦いでは覚醒状態(仮称)で5秒間、時を巻き戻せるまでに成長した。通常状態で使用できるかは不明。
- 東の星霜(うたかた)
東海桐花が保有する吸収、回復能力。敵や花の生命力を吸い取り、自他の治癒が可能。小説によると本編前は習得が出来なかったが、「東の晩餐」後の鍛錬で微弱ながら治癒能力が発現した。
「桃源郷」で雷煉と戦った時は、京香、優希、朱々(通常サイズ)の3名を同時に治癒。更に、身長十数m以上に巨大化した朱々の傷を瞬時に治していた。これは「基礎能力が強化される『覚醒状態(仮称)』を発動していた」、「フルパワーで東の星霜を使用」、「桃源郷には花が沢山咲いているという『地の利』があった」という3つの要素があったため巨大化した朱々の怪我を短時間で回復することができた。
- 金色形意拳(ケモノチカラ)
多々良木乃実が保有する能力。動物を模して戦う形意拳をベースにした独自の拳法を扱う。
- 緋色の連隊(オールキリング)
上運天美羅が保有する分身能力。作中では「桃源郷」で京香との模擬戦で使用した。
関連タグ
カービィ:他者の能力をコピーする力を持つ共通点がある。