七番組
ななばんぐみ
漫画「魔都精兵のスレイブ」に登場する、魔防隊員たちのチームの一つ。
本作のヒロイン・羽前京香が隊長を務めており、主人公・和倉優希も寮の管理人(≠隊員)という身分で所属していることから、その寮が本作の主な舞台となっている。
担当区域は南西(裏鬼門)方面で他の区域と比べて醜鬼が出やすく、専門の索敵係が置かれている。
京香の気質もあって、武闘派として知られている。
寮の門は高知クナドに繋がっている。
先代組長・下村夢路時代
魔防隊のトップを狙う夢路の指揮下で、発生頻度も高いことから、醜鬼討伐の戦績はかなり高かった。
そこに京香が入隊し、彼女の能力や気質を夢路が認め、副隊長に就任させる。
京香の人となりは、隊員である遙乃も認めるところであった。
その後、日万凛、朱々に続いて、索敵能力を持つ寧が加入したことで、夢路はさらに戦功を得られると確信し、隊員たちに過度な戦闘を強いるようになる。
ついに遙乃が過労で倒れると、我慢ならなくなった京香が、出動頻度を抑えるよう夢路に進言。
しかし功を求める夢路は譲らず、辞めさせたいのなら自分と決闘して勝ってみろ、と言い放つ。
京香はその誘いに乗り、夢路に勝利。
七番組にいられなくなった夢路は魔防隊を去り、京香が新組長に就任した。
なお、遙乃も過労を理由に組を脱退し、魔都での桃回収を任務とする出張組に転籍している。
寮の管理人である優希や非戦闘員で索敵係担当である寧も訓練をしており、訓練は特にハードで優希を含めた組員たち全員は体力オバケである。
第104話で、三番組組長の月夜野ベルが総組長の山城恋の指示で七番組で鍛錬することになるのだが、京香はベルの指揮経験不足を解消するのに「限りない力だ!力をつければ自信もつく!」と逞しい思考で七番組メンバーと共に鍛錬することになった。が、ベルも全くトレーニングをしてなかったわけではないのだが、七番組でのあまりにもハードなスパルタ訓練であまりついてこれなかった(ランニングで非戦闘員で年下である寧よりも遅れてしまい逆に励まされたり、日万凛からは「いつもより抑え目」と言われたりと、むしろ自信がつくどころか自信喪失になっている…)。ハードすぎてついていけず音を上げ三番組から呼び出しがあるという理由でベルは休憩中に逃げようとしていた。恋もそれを見越してか先回りして連れ戻し、優希にベルの側でサポートしてあげるよう取り計らい、ベルは優希のサポートのおかげでなんとかついていけるようにはなった。
このように京香の「力をつける」という考えは七番組全体に染まっており、ハードな訓練も七番組メンバーは当たり前で当然と思っており慣れている。京香本人は「配慮したつもり」であったのだが、ハードな訓練で心身共に苦しんでいるベルを恋の計らいで優希が進言するまでは京香や日万凛や朱々や寧、七番組の誰もが気づいてはいなかった。
最も、訓練がハードな理由としては七番組が担当する区域は裏鬼門で醜鬼が出やすく激戦区でもあるので、生半可な訓練ではやっていけないというのも一つではあるのだが、あまりハードな訓練に慣れてない人からしたら逃げだすのも仕方ないのかもしれないが、「苦しんでいる、やりすぎている」事に気づいていないのには少し問題があると思われる。