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「廃(すた)れ者ども 貴様らそろそろ亡(ほろ)びの時だ」

「おい まさかと思うが今のが必殺技ではあるまいなぁ?」


CV:くじら


概要編集

醜鬼を統べる八雷神の一柱。仮面を付けた体格の大きい大男の姿をしており、眼はオレンジと黄色のオッドアイ。性格は好戦的で高圧的で短気。人間を「廃れ者」と言って見下している。そのため紫黒のように人間や人間の娯楽には一切興味がなく、紫黒と壌竜某レースゲームを遊んでいた時は「またピコピコをやっていたのか」と呆れていた。


初登場は原作14話で七番組と六番組による「魔都交流戦」の第一試合(東日万凛&無窮の鎖・旋風(スレイブ・つむじかぜ)形態の和倉優希VS東八千穂)を紫黒壌竜と共に遠くから眺めていた。

交流戦の途中、大川村寧の能力で感知されたことを機に、醜鬼の軍勢を率いて試合の場を襲撃する。最初は八千穂と交戦し圧倒的な実力差で追い詰めるが、瞬間移動で八千穂の前に現れた出雲天花と交戦する。彼女の天御鳥命(アメノミトリ)の瞬間移動に翻弄され、最終的には天御鳥命に空間そのものを捩じり裂くことで相手の防御力を無視した攻撃で醜鬼の軍勢もろともに倒されそうになるが、紫黒に救出された。


魔防隊が八雷神に対抗するために外の世界より時間の流れが遅い修行用異空間「桃源郷」で修行していた時は、予めカードに封印させた状態で月夜野ベルに成り代わった伏摩と共に桃源郷に潜入。伏摩が優希の暗殺に失敗、正体がばれた際、カードから解放されて七番組と八番組との戦闘に入った。


最終的に伏摩が倒され解放されたベルの不意打ちを喰らい消滅するが、優希の精神世界にマスコットのような小さな姿で留まることになった。


能力編集

下記に詳しく記載するが雷を炎を操る能力を持つ。また肉体の強度が非常に高く、紫黒が生み出した複数の醜鬼を強引に合体させた「改造醜鬼」を瞬殺した羽前京香の「刀」と無窮の鎖(スレイブ)形態の優希の「手刀」による合体技「豪刃十字架(ごうじんじゅうじか)」をもろに喰らっても無傷という規格外の耐久力を持つ。しかも京香と優希はこの技で改造醜鬼を瞬殺した時より遥かに実力をつけたにもかかわらず、攻撃をした無窮の鎖(スレイブ)形態の優希が右手から出血していたため耐久力の高さが良く分かる。また見た目に反して反射神経や機動力があり、天花の能力「天御鳥命(アメノミトリ)」による瞬間移動からの回し蹴り(しかも背後から)や高い身体能力と武術を持つ京香の剣術を容易に躱していた。


  • 雷撃(仮称)

雷を自在に操る力で掌から「雷撃」を放つ、片手を上げると上空から「落雷」「球体状の雷撃」を放つといった多彩な攻撃技と「雷撃のバリア」を展開する防御技がある。


「落雷」は敵の上空から雷を落とす技で、命中率が高く、連続で使用可能。魔都交流戦で襲撃した際はこの技で日万凛の殺害に成功している(ただし八千穂の能力による時間の巻き戻しで命を救われる)。「球体状の雷撃」は「玉体革命(パラダイムシフト)」三分限定強化モード『時間制限』という縛りで能力を強化している)を発動している駿河朱々左わき腹を大きく抉る貫通力を持つ(ただし日万凛が「覚醒」状態で八千穂の能力の1つ、「時間の巻き戻し」を使って攻撃を回避した)。「雷撃のバリア」は頑丈な雷煉が京香の「無窮の鎖・天進(スレイブ・てんしん)」から放つ最大出力の「隷刃の太刀(れいじんのたち)」を防ぐためにを展開した。


  • 火炎(仮称)

口から巨大な「火炎弾」を放つ。アニメ版だと炎の色は萩色。「火炎弾」は連射可能で被弾すると爆炎を発生させる。また、能力で巨大化した朱々の上全身を焼き尽くせるほどの広範囲の「火炎放射」や、「火炎弾」より遥かに大きく、太陽や隕石を連想させる巨大な「火球」を放つことも可能。


  • 体術

「身体能力」と「肉体の強度」も相まって通常の体術が必殺の域に達している備前銀奈の能力「会員制闘技場(ギンナクラブ)」で生み出した「醜鬼が千匹来ても壊れない」結界をただの「頭突き」で破壊、ただの「蹴り」で巨大化(しかも時間制限で強化)した朱々の左すねを骨折させ、ただの「手刀」で巨大化した朱々の左わき腹を抉る威力がある。また上記の「雷撃」と併用して「雷を纏った拳」で敵を殴ることも可能。


全力形態編集

京香が放った最大出力の「隷刃の太刀(れいじんのたち)」で体を縦に斬られ、左半身を喪失した直後に発動した。全長数十m、頭部や両肩などに眼のような水晶体があり、後頭部から茨のような触手が数本生えた化け物じみた姿をしている。更に変身前に喪失した左半身も修復している。


  • 戦闘能力

圧倒的な戦闘力と回復力を持つ。作中では地面に座った状態で京香や天進形態の優希を一方的に蹂躙した。特に京香は、原作124話時点で初めて彼女が愛用する髪飾りを破損させ、刀が刃こぼれさせるほど追い詰めた。


全力形態の技は変身前に使用した「落雷」や口から収束した「火炎放射」を放つ技に加えて、後頭部から数本生えた大樹のように太く、茨のように棘がある「触手」を自在に操ったり、予備動作なしで「両目から雷を帯びたビーム」を放つことも可能。また回復力も増大しており、変身前に喪失した左半身や変身後に根本から斬られた左手の人差し指と中指も瞬時に再生した。


弱点はあまりに大きすぎて小回りが効かないこと、己の力を過信して周囲の小さな気配を軽んじること。特に後者は雷煉自身の敗因に繋がった。


  • 火雷大珠(ほのいかづちおおだま)

両手から直径100m前後の巨大な雷球を生み出す技。直撃すれば「桃源郷」が焦土と化す可能性が高い。技名の由来は恐らく雨、農耕、鎮火の守護神として祀られる落雷と火の化身で日本神話に登場する雷神の一柱、火雷神


余談編集

少年ジャンプ+で全力形態を顕現した123話が掲載された日は2023年12月30日、年末で「魔都精兵のスレイブ」2023年最後の掲載日だった。雷煉が全力形態を顕現した直後のセリフが「これが我の全力だ それでは貴様ら よい終わりを 過ごすがいい」だったため、年末の挨拶「良いお年をお迎えください」を連想する読者が複数いた。


全力形態の雷煉の座り方の名前は「楽立膝(らくたてひざ)」と言う。あぐらの姿勢で足先を床につけて座わる姿勢「安座(あんざ)」の姿勢からの片方の足(雷煉の場合は右脚)を立てて抱える座り方である。彼は自身の圧倒的な力を過信し、「廃れ者」と見下していた人間を油断していたため終始座っていたのかもしれない。


アニメではまさかの女性声優のくじら氏が演じている。


関連タグ編集

魔都精兵のスレイブ


八雷神(魔都精兵のスレイブ) 醜鬼



うちはサスケ…雷と炎を操る共通点がある。また、彼の師匠の中の人は雷煉と同じである。

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