曖昧さ回避
- 『映画プリキュアミラクルユニバース』の登場人物。本項で説明
- 『武者・騎士・コマンドSDガンダム緊急出撃』の悪の大ボス。
- 『ドラえもん』のエピソード『超大作特撮映画「宇宙大魔神」』の作中に登場する悪の大ボス。
概要
CV:梶裕貴
『映画プリキュアミラクルユニバース』に登場する、本作の悪の黒幕。
物語序盤から中盤までは大統領側近&宇宙警備隊隊員のヤンゴとして登場。序盤でミラクルライト工場の事故を起こし、その罪を唯一無事だったピトンにかぶせ、彼によって召喚されたプリキュアを共犯者に仕立て上げ大半の者を捕らえた。
終盤では本性を現しその強大な力でプリキュア達を苦しめる。
自らが応援される側にならないと意味がないという強い信念を持っており、一般人たちが自分が無力であることを受け入れて「プリキュアを応援するだけ」で何かを成した気分になっていることを心底見下している。そんな一般人たちの弱い心を利用し、人々を洗脳して「ダークライト」で自らを応援するように仕向けて、その応援の力で無限のパワーアップを遂げている。
つまりはメタフィクション的に言えばミラクルライトのアンチテーゼというわけである。
しかし、ピトンが作っていたミラクルライトが真の力に目覚めたことと、「応援する側」の覚悟(強い側になびくのではなく、応援する対象がどんなに苦境に陥っても見捨てない勇気)によって逆転され、合体技「プリキュア・ミラクルユニバース・トゥインクル」により浄化。ヤンゴの姿に戻された。
プリキュアたちに倒された後は宇宙警察に逮捕されたが、十分に反省したようで、プリキュアとピトンが惑星ミラクルの住人達から賞賛を受けているのを見て、ため息交じりにミラクルライトを灯し、ミニ牢獄の中から「プリキュアとともに」とつぶやいていた。
20周年映画では(登場はしていないものの)ミニ牢獄の中で『スター☆トゥインクルプリキュア』のキュアコスモから『ひろがるスカイ!プリキュア』までの19人を含んだ歴代プリキュアを応援しているかも知れない。
余談
宇宙大魔王を演じた梶裕貴氏はプリキュアと同年に公開された某推理アニメの劇場版でも似たような役割のゲストキャラクターを務めており、アニメファンの間で物議を醸す事となった。
後の『ヒーリングっど♥プリキュア』に登場する邪悪なラスボスであるネオキングビョーゲンよりも劇中時の強さは上だと判断されており(ネオキングビョーゲンの方は未だ成長過程であり、幹部を取り込んで更に進化する可能性があるため、最終的な強さ関係は不明。)、ダークライトでプリキュアに重傷を負わせて全宇宙の人々の心を踏み躙るほど、プリキュアと全宇宙を極限まで追い詰めたため、プリキュアシリーズの中で最強クラスを誇る悪役となった。(後年のプリキュア映画にて匹敵する若しくは上回る悪役が出てくるまでは。)
作中では出自等は詳しく説明されていないが、惑星ミラクルの惑星群の一つである「闇の星」が、ヤンゴの「応援される側になりたい」という負の感情を増幅させた事で誕生したという経緯が、アニメージュ2019年5月号の貝澤幸男監督のインタビュー記事で語られている。
関連タグ
魔王(プリキュア):7年前の劇場作品のボスキャラで、同じく魔王の名を冠する敵役。
ミデン(プリキュア) → 宇宙大魔王 → 宇宙ハンター(プリキュア)
タクミ…中の人&ラスボス繋がり。前劇場版のラスボスの中の人も同じポジションである暗夜王国の弟王子を演じた⇒プリキュアエムブレム