概要
新興国家ファウンデーションの親衛隊ブラックナイトスコード専用の黒いモビルスーツ。
指揮官機と思しき「シヴァ」と「ルドラ」という2つのタイプに分けられており、その姿は烏天狗、鎧武者を彷彿とさせる。設定画やそれまでの予告映像では頭部の目元口元が黒く形状がうかがえないが、2023年12月13日から公開された本予告映像では、該当部分がツインアイ状に赤く発光している。
共通の装備として、背部ビームマントが確認されている。
新世代の装甲「フェムテク装甲(FT装甲)」が施され、ビームが着弾しても完全に無効化するため、まともに相対するには強力な実体剣武装を持ち出すしかない。
作成元であるファウンデーションの技術力は極めて高く、主力機体のルドラであっても前大戦で圧倒的な戦果を叩き出したストライクフリーダムに勝つことができるほどの極めて高い戦闘力を持つ。
また、最大艦隊クラスの無人MSを同時に遠隔操作することも可能で物量による攻めも強固となっている。
シヴァ
持ち手がHの形をしたヒート剣と、アンカークロー搭載のシールド、3のビームサーベル、つま先のビームソード、胸部短針砲を装備。
『一騎打ち』に特化した機体とされる。
パイロットはシュラ・サーペンタイン。
ルドラ
ビームライフルとシールド、対艦刀らしきビームソードを装備。
頭部中央のセンサーや各部の装甲色に応じて、ガーネット、サファイア、スピネル、エメラルドの名を持つ。
ガーネットにはリデラード・トラドール、サファイアにはダニエル・ハルパー、スピネルにはリュー・シェンチアン、エメラルドにはグリフィン・アルバレストが搭乗している。
カルラ
ネタバレにつきリンク先を参照。
立体物
1/144 HGCEでシヴァとルドラ(エメラルド)が発売予定。
特徴的なマントや各種武器が付属しており、劇中のシーンを再現可能となっている。
余談
シヴァはインド神話の破壊神であるシヴァであり、ルドラはその別名である(原典では暴風の神)。
だがヒンドゥー教では同一視されている。
綴りは「Siva」と「Rudra」となるはずだが、「Shi-ve.A」と「Rud-ro.A」と綴られている。
何か意味がありそうだが…?
特にSEEDシリーズは何らかの意味の単語から、頭文字等を使った名称とする事が多い。
Aというのはフリーダムやジャスティスの型式番号で用いられているが、Aは核動力を表すAtomicを表していた。ここから考えると、この機体は核動力である疑惑が浮上している。
ファウンデーションが地球連合から独立した新国家であるがゆえにユニウス条約の法的拘束力の外にあるという事実も、この疑惑を後押ししている。
しかし撃墜された際にプロヴィデンスのような大規模な爆発を起こしていないので、この性能をしてバッテリー動力である可能性も十分にある。
関連性は無いと思うが、デュエルの強化装甲「アサルトシュラウド」の右肩のレールガンも「シヴァ(Siva)」、レーゲンデュエルのレールライフル(前述のレールガンを手持ち型に改装)も「ルドラ(Rudra)」と名付けられている。
関連項目
ベルガ・ギロス:恐らく本機のモチーフ機体