概要
ナス科ホオズキ属の多年草で、草丈は60~80cm位になる。
観賞用としては鉢植えやドライフラワーなどに用いられ、愛好家も多い。
淡い黄色の花を6-7月頃に咲かせる。この開花時期に合わせて、日本各地で「ほおずき市」が開催されている。中でも、毎年7月9日および10日に東京都台東区浅草の浅草寺で催されるほおずき市は、江戸時代から続く名物行事である。
花の咲いた後、六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。人形にしたり口で音を鳴らすなどして子供の遊びにも使われ、食用や薬用としても知られるが、腹痛や堕胎作用があるため多用するのは危険である。
日本の仏教習俗であるお盆では、萼に包まれたほおずきの果実を「死者の霊を導く提灯」に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾る。
近縁種に「ケープグーズベリー」「ほおずきトマト」と呼ばれる食用のホオズキがある。
こちらの果実は観賞用のものより小さく、ガクは茶色で、果実は黄色もしくはオレンジ色である。
トマトに似た風味があって、生食される。
これ以外にもオオブドウホオズキあるいはトマティーヨと呼ばれるものがあり、こちらは果実とガクが黄緑色か紫色で、熟しても変色しない。特有の酸味があり、メキシコではサルサソースやタコスのドレッシングを作るのにつかわれる。
種蒔きや株分けで増やすことが可能だが、他のナス科植物との連作障害がある。
花言葉は「偽り」。
表記揺れ
関連タグ
その他の用法
ほおずき(Bloodborne)
『悪夢の辺境』『メンシスの悪夢』『漁村』といった「悪夢」系のステージにのみ出現するモブ敵キャラクター。人形と同じ服を着た女性のような体の上に「無数の瞳を有した脳」のような頭部を持つ醜悪な姿の怪物。
その外見に加えて「不気味な声で歌いながら徘徊している」という演出的な面だけでも「みんなのトラウマ」と言えるほどの悍ましさだが、敵キャラクターとしても規格外の強さ・厄介さを誇る事で有名。
まず、ほおずきは狩人を発見すると頭部の瞳を輝かせるのだが、この輝きにはスリップダメージと共に状態異常「発狂」のゲージを蓄積する効果があり、見られ続けていると数秒後には「発狂」に達して大ダメージを受けてしまう。輝きはほおずきの視界内全域に届くので、実質的に回避不能の超広範囲攻撃と言える(障害物などで視界を切ればダメージは防げるが、発狂ゲージはしばらく溜まり続ける)。
また、狩人の近くに接近すると脳の下部から巨大な腕を出し、抱擁しようと迫ってくる。腕の攻撃判定は広く、狩人を囲い込むように広げてくるので、近距離でのステップ回避ではかわしきれない。抱擁に成功すると頭部から鋭い牙を有した無数の口を出現させ、狩人を噛み砕く。当然抱擁中も発狂ゲージは蓄積し続けるので、発狂と噛み付きによる大ダメージを受けた狩人は即死する可能性が高い。
普通に戦うとダメージは避けられない上、『メンシスの悪夢』の邪眼橋や『漁村』の洞窟深部など複数体同時に現れる地点もあるので厄介極まりない。発狂耐性の高い狩装束を装備し、発狂ゲージを減らす貴重な消費アイテム「鎮静剤」を服用しながら障害物に隠れつつ戦う、あるいは「輸血液」で回復しつつゴリ押すのが正攻法と言えるが、慣れたプレイヤーの中には「抱擁攻撃を銃パリィで防ぎ、発狂ダメージを内臓攻撃の無敵時間で無効化する」という曲芸めいた戦法で攻略する猛者もいる。全身から血を噴き出しつつも無傷で反撃する様は、ほおずき以上に怪物めいていると言えなくもない。
なお、頭部は単なる大脳ではなく無数の「使者」が寄り集まったものであるという説がある。人形と同じ服を着ているという点や「悪夢」にしかいない点、同様の外見と邪眼を持つ「メンシスの脳みそ」付近に多数徘徊している点など、上位者や眷属との関連性を疑わせる要素も多いが、詳細な設定については明かされていない。