概要
1054話にて名前だけが登場。
チャルロス聖殺害未遂犯を逃したミョスガルド聖を取り調べしている。
聖地マリージョア内の治安組織と思われる。
海軍とも政府とも独立した特有の指令系統を持っているらしく、チャルロス聖殺人未遂事件の犯人をミョスガルドが逃がしたことについての捜査に介入してきている。
また、革命軍総司令モンキー・D・ドラゴンは世界貴族への宣戦布告について「神の騎士団が出てきてからが本当の闘いだ」と述べており、その戦力が作中でも最上位クラスであることがうかがえる。
メンバーの一人はシルエットから五老星と面会していた彼もしくは彼では無いか?と言われている。
考察出来る限りでは世界政府側の最強戦力と思われるが、フィッシャー・タイガーによる奴隷解放、革命軍によるマリージョア襲撃の際にも出張って来た様子がなく、どころか政府の中枢たるパンゲア城にサボの潜入を許しているなど、ここに至るまで機能した様子がほぼない。
さらにドラゴンの立てた作戦方針からしても、
- シンボルの破壊による宣戦布告
- 奴隷解放に伴うバーソロミュー・くま奪還
- 食糧庫の破壊
これだけの攻撃を加えても、少なくともその時点では神の騎士団が出て来ることはないと確信していたことが窺える(実際その通りだった)。
ゴッドバレー事件では最悪の海賊団であるロックス海賊団やロックスに対抗できる武闘派であるロジャー海賊団が攻め込むと聞いても自信満々で返り討ちをする様子を見せた。この際にマンマイヤー家という名前の家名を持つ天竜人が登場した。
備考
- 作中の海賊の定義は通常は世界政府と敵対した側なため、この意味では神の騎士団自体は世界政府側により「海賊団」ではないが、世界政府非加盟国の先住民一掃大会で天竜人が犯してきた破壊と殺害と略奪の限りへの加担者というポジは、読者と被害国目線ならば“作中でもっとも胸糞悪い海賊団の1人”同然ともいえる。(最高司令官の余談も参照)
- 前述通り作中トップクラスの戦力をかかえていると思われるが、革命軍が恐れ警戒している一方、暴走くまがマリージョアに乗り込んだ際は神の騎士団は1人も応戦せず、サカズキ元帥が応戦しており、読者からは強いのか弱いのか(この場合は神の騎士団<<<サカズキ元帥=暴走くま)いまいち不明点が多く、出番基準の考察がわかれている。
- 聖地マリージョアは200年前には鉄の巨人兵が、15年前にはフィッシャータイガーが襲撃事件をおこしており、このどちらをきっかけに神の騎士団は自警防衛のために設立されたと思われる(前者がきっかけの可能性が高いが、その場合は後者の件でたとえフィッシャータイガーに善戦したとしても、奴隷を逃がされたことになる)
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最新話においてミョスガルド聖を処刑したことが判明した。またフィガーランド・ガーリング聖という天竜人が騎士団の最高司令官に就任しており、彼の処刑を執行したことも明らかとなった。
そのため神の騎士団とは武闘派の天竜人たちで構成された組織の可能性が浮上してきている。
世界貴族において「下々民の価値観に影響される」こと自体が罪であり悪であることを考えると、神の騎士団の役割はいわば「綱紀粛正」であると考えられる。
ミョスガルドやかつてのホーミングのような「異端者」を抹殺し、世界貴族としての今の在り方が変わらない、変えられないようにする自浄作用を担当しているのだろう。
一見すると首をかしげるような話だが、この部分から現在の世界の構図が垣間見える。
つまり、この世界には「天竜人(神)」と「人間」という絶対の区分が設けられており、その上で、
- 人間は天竜人(神)に虐げられねばならない
- 天竜人(神)は人間を虐げねばならない
というこれまた絶対的な「法(ルール)」が設けられている。
これを逸脱するのであれば、人間はもちろん抹殺されるが、天竜人であっても例外はない。そして「逸脱した天竜人」を処刑する=集団内部の危険因子を排除する役割を持たされているのが神の騎士団である、と取ることができる。ましてや、下界に降りた時点でホーミング一家は「神の地位を捨てた『人間』である」というのが天竜人たちの言い分であり、同じくミョスガルドも自身を「オトヒメ王妃に諭され『人間』にして貰った」と堂々と発言している以上、神の地位を捨てる=人間に墜ちるという行為を犯した裏切り者=「人間」を神が粛正した、というだけの事なのだろう。
ただし、上述のホーミングのように天竜人の地位を捨ててマリージョアの外に出た者に関しては見殺しこそすれど、わざわざ追跡まではしない模様で言い換えれば、素性を隠して曲がりなりに人間らしい人生を歩んだドフラミンゴとロシナンテはある意味幸運なケースと言える。
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