概要
元は大気圏往還船として運用されていた物を改修された。
アークエンジェルの原型となった艦船であり、各所にその意匠が散見出来る。
MS搭載数は約10機程度。格納庫はMS用に大規模な改修を施されている。
というのも元々はMAの運用を前提としていた為だが、紛争介入に際し、MSの有用性を鑑みて急遽改修が決定された経緯を持つ。
ストライクルージュの組み立ても内部で行える程、整備性が高い。
細長い為一見脆そうな見た目だが、戦艦で有る為に火力自体は非常に高くビーム兵器をふんだんに搭載している。
艦体は3つのパーツに分離・再構築が可能で、劇中ではこの状態でマスドライバーから打ち上げられ宇宙で艦体を組み立てられた。
艦長は名目上はカガリ・ユラ・アスハだが、ヤキンドゥーエ攻防戦などでは当人が前線で戦っていた為、実質的にレドニル・キサカが指揮を執っていた。
アークエンジェルとエターナルと共に独立部隊の一翼を担い、二度の戦乱を戦い抜いた。
武装
- 225mm2連装高エネルギー収束火線砲 ゴットフリートMK.71
アークエンジェルのものと同型の主砲。
艦体前面のパネル状カタパルトパーツの根元部分上下にそれぞれ配置され、非使用時は収納される。
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン×12(前上部2×2、同下部2×2、艦橋下2×2)
- 艦橋後方ミサイル発射管(対空防御ミサイル ヘルダート)
- 陽電子破城砲 ローエングリン
アークエンジェル級のものと同等の威力を誇る大出力ビーム砲。
1門だけでも射線上のあらゆる物体を消し飛ばす威力なのだが、本艦に至っては後方のエンジンブロックに片側上下1門ずつの計4門も搭載されており、複数同時発射が可能という凄まじいバ火力っぷりである。
アークエンジェルにおいては搭載するには火力が過剰と判断されたのか、2門に減らされている。
同型艦
イズモ
ネームシップでもあるイズモ級1番艦で、『機動戦士ガンダムSEEDASTRAY』に登場。艦体色は黒。
此方はアメノミハシラを拠点としてロンド・ミナ・サハクが使用する。
「ブレイク・ザ・ワールド」においてはオーブ本国への落下コースに入ったユニウスセブンの破片に体当たりを敢行、そのコースを変えるという荒業を披露した。
三国創傑伝
「SDガンダムワールド三国創傑伝」ではレッドタイガーの母艦として赤いカラーのクサナギが登場する。
関連タグ
『SEED FREEDOM』にて
ファウンデーションのマッチポンプが露見したことで実力行使を決行したオーブ軍。
それに応じる形で、予め密かに偽装を纏って戦闘宙域にクサナギがやってきており、偽装解除の後ミレニアムを援護するためにザフト反乱軍を相手に攻撃を開始。
ローエングリンもぶっ放してかなりの善戦を見せ、イザークのデュエルブリッツおよびディアッカのライトニングバスターにも援護され、無事に生き残った(逆に言うと圧倒的に物量で勝るザフト反乱軍相手に、2人が駆けつけるまでは一隻と艦載機だけで耐え抜いたことになる。さすがは三隻同盟の一翼を担った艦である)。