「でも、こんなことして大天狗様たちや天魔様に見つかったら、明日からもう山では生きていけません……」
「そんな貧弱じゃあ獣の沽券に関わるよ。見せてやるよ、本物の獣を!」
概要
種族 | 白狼天狗 |
---|---|
能力 | 千里先まで見通す程度の能力 |
登場作品(※) | 『風神録』4面中ボス、『DS』LV4、『求聞口授』記事、『弾アマ』六日目、『文果真報』記事、『グリウサ』大会 |
二つ名 | 下っ端哨戒天狗(風)、山のテレグノシス(DS) |
テーマ曲 | フォールオブフォール ~ 秋めく滝(風神録4面道中) |
※東方求聞口授では正式なキャラクター紹介のページは無い。
山の見回りをしている白狼天狗。天狗の中では下っ端。
普段は滝の裏で待機しており、オフは河童と大将棋で暇をつぶしている。
『風神録』では上司の大天狗からの命令で、山へ侵入してきた博麗霊夢と霧雨魔理沙の二人と、不審な神の八坂神奈子を監視していた。霊夢と魔理沙へは威嚇攻撃も行なっている。『弾幕アマノジャク』では鬼人正邪の追手のひとりとして登場した。
いくつかの公式書籍でも登場しているが、犬耳・尻尾の有無、性格・口調がはっきりせず、度々議論の対象になっている。
性格と口調の変遷
性格や口調に関しては明らかに作品を経るごとに変わっているのだが、これを多角的な一面(根拠は後述)と見做すか、単なる設定の更新と見做すのかは意見が分かれる。
◆求聞口授
書籍『東方求聞口授』の記事で取材を受けているが、やや堅苦しさを感じる口調のキャラであった。
新聞内での取材相手の台詞は、基本その人物の普段の口調であることが多いため、脚色は入っていないと思われる。
「まさか外の世界でも同じような事が行われているとは、少し悔しい」
また、別の記事で取材を受けた堅苦しい武人のような口調の白狼天狗(匿名)も彼女ではないかと目されている。記事作成者の文曰く「つっけんどん」。
「我々は侵入者を監視するのが仕事だ」
◆文果真報
書籍『東方文果真報』では2つの記事で登場。
袋とじでは彼女と断定できる匿名の白狼天狗Cが文・はたてと対談。そこでは堅苦しい口調ではなく、柔らかな印象を与える敬語キャラ。
「でも、こんなことして大天狗様たちや天魔様に見つかったら、明日からもう山では生きていけません……」
もう一つの記事では口授と同じく、取材を受けた白狼天狗(匿名)が多少馴れ馴れしい口調で不満をぼやいている。こちらも誰が言ったかは明確になっていないが、記事の写真には椛と思しき人物が写っている。
「だいたい外のやつが山に入ってくるってさぁ……」
◆グリウサ
書籍『グリモワールオブウサミ』では、明確に一人の名有りキャラとしてセリフ付きで登場したが、一転して勇ましい印象を与えるキャラになっている。
「見せてやるよ、本物の獣を!」
◆これらに対する考察
『求聞口授』では、どちらの記事でも文の取材に対応していたため、あの「堅苦しい」様子は文と会話しているときのものと考えられる。
『文果真報』の「柔らかい敬語口調」のエピソードでは、はたて個人orはたてと文の二人にしか話しかけていない。
それに対して「馴れ馴れしい口調」のエピソードでは、やはり文の取材に応じている。
これらのことを踏まえると、「はたてへの口調は敬語、文への口調はタメ口と使い分けているのではないか?」という考察ができる。
『求聞口授』と『文果真報』では文へのタメ口の種類が違うが、「時間が経って少し柔らかくなった」と解釈する人もいる。
『グリウサ』での「勇ましい口調」は、天狗社会とは無関係な場所での話だったから、と考えればあまり気にならない。
もちろん、東方Projectはキャラの性格が一定しない不安定な部分も若干あるので、これもある種の設定更新だという意見もある。
これはあくまでも考察の範囲だということをお忘れなく。
容姿
前述の通り中ボスでありスペルカード宣言による公式の立ち絵が存在しない。
そのため詳しい外見や性格についてはドット絵と創作から補われている面がある。
原作ドット絵からわかる容姿は、白髪もしくは灰色髪の短髪。
山伏風の帽子(頭襟)を頭に乗せていて、手には剣と紅葉が描かれた盾を持っている。上半身は白色の明るい服装、下半身は裾に赤白の飾りのついた黒いスカート(袴)。靴は裸足もしくは明るい色。
◆椛の犬耳論争
外見については犬耳と尻尾がついているかどうかが議論の種になっている。ドット絵では髪とは若干色の違う白い塊が見えるのだが、耳なのか頭巾に付いたボンボン飾りなのかは判然としない。
『三月精』の第三部1話にて獣耳がはっきり描かれた白狼天狗が確認された。一方その後、『茨歌仙』第五話では獣耳が無いように描かれている
(どちらもその個体が犬走椛であるとは明言されていない)。
『求聞口授』に掲載された「文々。新聞」の記事では、椛には犬耳がないことが確認された。その一方で長髪犬耳ありの白狼天狗も存在することがわかった。犬耳の有無が個体差なのか、出し入れができるのか、はたまた付け耳なのかは不明。また、上着は博麗霊夢や東風谷早苗のように腋が開いているデザインであった。
しかしながら口授挿絵担当者のtwitter発言によれば、求聞口授の作画に関してはキャラクターデザイン上の指示は一切無く、原作の設定等に倣いつつ作画担当者なりのアレンジをしたものであるらしいので、これをもって「確定」と言えるかは微妙なところ。
『鈴奈庵』5巻巻末の設定資料でははっきりした犬耳は確認できないが、垂れ耳がついていると言えなくもない、何とも言えない髪型で描かれた。真実はいまだ幻想の彼方である。
『文果真報』の袋とじでは犬耳有り、他の記事では犬耳無しの2パターン。どちらもはっきりと犬耳の有無が描かれた結果、余計ややこしくなった。
結局、尻尾は背面が描かれることがないので現在まで全く不明のまま。耳も描き手によって分かれているので、結局分からないままである。
烏天狗は羽根を自由に出し入れできることが明言されたので、二次創作では白狼天狗の耳や尻尾も出し入れできることにしておくのが無難かもしれない。
Pixivのイラストでは大抵の場合耳も尻尾もついている。それらがないとデザイン的に寂しいのも理由の一つだと思われる。
もちろん、無いと考えて描いている人もいる。この問題は今のところ、個人の好みや解釈に任されていると言えるだろう。
また、服装もいろいろアレンジされていることが多い。
射命丸文との仲
『ダブルスポイラー』にて、射命丸文とは不仲であることが明らかとなった。
顔を合わせると喧嘩になりやすいらしい(実際椛から噛みつきにかかっている)→狗符「レイビーズバイト」。
二次創作ではあやもみに限らず「文に懐いている椛」が多いため、この不仲設定は当時の界隈に大きな衝撃を与える事となった。
姫海棠はたてから見ても文は椛を苦手としているようで、犬猿の仲とも評されている。
文曰く、白狼天狗は大天狗には敬意を払うが、鴉天狗を軽視している節があるとか。
ただ、同じ鴉天狗であるはたてからの評価は悪くないので、必ずしも鴉天狗全般と険悪というわけでもないらしい。
詳しくはあやもみの記事も参照。
またZUN氏自身も「椛と文の仲が悪いのはDSまで外に出してなかっただけで自分の中にはあったんだよ」と発言。黄昏フロンティアの海原海豚氏はZUN氏のこの発言を受け「緋のあややデザインの際に『椛ストライカーとか出します?』と氏が聞いた所『あの二人仲悪いんで無しで』と返答され、この設定絶対表に出せないなと当時考えていた自分が懐かしい」と当時の事を振り返っている。
スペルカード
- ダブルスポイラー
- 弾幕アマノジャク
- 牙符「咀嚼玩味」
二次創作
キャラクターとしては射命丸の部下とされる場合が多く、彼女からパワハラ・セクハラを受ける描写も多い。
性格は暴走がちな文やパパラッチや盗撮などの問題行動を繰り返す文に対して生真面目な苦労人タイプに描かれることが比較的多いが、木訥とした剣士系、あるいは完全に文の忠犬だったりと様々。
前述の射命丸との不仲設定は「ちょっと距離を感じている」、「元は不仲だった」、「はいはいツンデ(ry」など、独自の解釈をしている人も多い模様。
射命丸の他では、前述の「河童と将棋をしている」設定から、河城にとりとの絡みもよく見られる。
ネームドキャラであるが故により高ランクの設定にされたり、哨戒天狗としては群を抜いている実力とされる事も多い。
余談だが、非公式人気投票イベント「東方シリーズ人気投票(現 東方project人気投票)」では第8回、第9回、第10回とランキング上位に君臨しつつも更に順位を上げているため、東方における二次創作の影響の強さを感じさせるキャラクターの一人である。
関連イラスト
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二次創作
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