町田康

まちだこう

日本のミュージシャン・小説家。芥川賞作家である。

概要

本名：町田康（まちだ・やすし　1962年1月15日～）

『きれぎれ』で第123回芥川賞（2000年）受賞。

1977年、パンクバンド「腐れおめこ」を結成。「町田町蔵」として活動を開始。

1979年、「腐れおめこ」は「INU」に発展。

1981年、「INU」がアルバム「メシ喰うな！」をジャパンレコーズからリリースしてデビュー。

その後もいくつかのバンドを結成・解散を繰り返しながら音楽活動を行っている。

1992年に詩人として作家活動を開始。

1996年、小説「くっすん大黒」からペンネーム「町田康」名義を用いる。同作品をはじめ数多くの文学賞で候補作・受賞作を輩出。

2000年、「きれぎれ」で芥川賞を受賞。受賞作掲載の文藝春秋併載の選評では辛辣な選評を書くことで知られていた石原慎太郎が、珍しくこの作品を高く評価していた。

1982年の石井聰亙監督作品「爆裂都市～Burst City～」では「○チガイ兄弟」の弟役で出演(もちろん役名は「キ○ガイ弟」)、兄が運転するバイクのサイドカーに乗り奇妙な叫び声を上げている。

そのときの兄役は映画の企画者の一人で作家の戸井十月(故人)、当然ながら役名は「キチ○イ兄」であるが、いまから思うと「文壇コンビ」になんという名前を付けたのだろうかと思う。

なお当然のことながら(？)「キチガ○」が放送に不適切な言葉なため、衛星放送でもこの作品が放送されることはない。

また、サントリーの缶コーヒー「BOSS」やソニー（当時）のパソコン「VAIO」のCMにも出演、変わったところではABCの「ABCお笑い新人グランプリ」の審査員も務めている。