「東大合格確実と言われている秀才は違うな」
「要は私の生き甲斐だ…」
プロフィール
年齢 | 51歳 |
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誕生日 | 10月2日(てんびん座) |
身長 | 178cm |
体重 | 80kg |
BMI | 25.25 |
血液型 | AB型 |
出身地 | 栃木県 |
趣味・特技 | ゴルフ、ビリヤード、囲碁 |
長所 | 食べ物の好き嫌いがない |
好きなもの | 息子、お酒 |
苦手なもの | チョコレート |
CV | 小上裕通 |
概要
妻・朝霧桃子とは学生時代に知り合い、彼女が24歳の頃に結婚した。
息子の要を溺愛し、優秀な息子を誇りに持つ一方、かつて自分が東大に合格できなかったことから、息子への教育には厳しい態度で臨む人物で、すぐにカッとなり手を上げるところがある故、模試が満点でないだけで過剰な暴力に出る。
それらが原因で要の性格を歪ませ、妹の彩に対する虐待のきっかけになっていることには気付かず、娘の彩には全くの無関心である。
妻の手料理が好物で、週末のゴルフは欠かさずに行く。
来歴
娘の彩が学校でいじめに遭い、要から虐待を受けていることには気付いていなかったが、魔法少女サイトと出会った彩がステッキを手にし、クラスメイトの奴村露乃と親しくなってから周囲の状況が一変していくことになる。
娘のクラスメイトが次々亡くなるという事件が頻発し、要がある日を境に行方不明になったことで生き甲斐を失い、一人部屋にこもって酒浸りになる次郎だが、家族の周辺で起きる不審な事件による家庭崩壊に苦しむ妻からは「私達の子供は要だけじゃない」と言い咎められた。
その後、要が見つかったと連絡を受け、妻と共に駆けつけた病院で医師から要が何者かに監禁されていた可能性があると聞かされ、要が握りしめていた穴沢虹海のパンツ型ステッキ、並びに美炭貴一郎とある少女のツーショット写真を手渡された。
テンペストがあと10日と迫っていたある夜、要が入院先の病院で遭遇したサイト管理人・漆からテンペストの存在を教えられ、怪我をおしてまで自宅へ戻ってくるが、他のサイト管理人達が反逆する魔法少女達への粛清として魔法少女の家族と友人に狙いを定め、天狗のサイト管理人・拾弐が彩の家族を狙って襲撃する。
しかし妻が要の部屋に保管していた虹海のステッキを手に入れ、拾弐を制止させて魔法少女サイトの存在を知り、ステッキの力で拾弐を追い払った上で息子に東大合格のために勉強するよう強制させる。
関連タグ
間口冷子:自身と同じく、盗んだステッキで魔法少女の力を手にした人物(所謂魔法熟女)。
潮田広海:かつて自身が成し遂げられなかった夢を叶えさせるために進路を押し付ける毒親繋がり。ただしこちらは紆余曲折を経て改心し、息子や別居中だった夫との家族仲も改善するようになったため、まだ次郎よりは擁護の余地があるといえる。
パラガス・檀正宗・蛮野天十郎:彼らもまた、自分の息子を自分のエゴの道具としか思っていない毒親達(ただし、前者の方の息子は最後まで父親を愛していた)。
カップリングタグ
※以下、ネタバレ注意!!
…実は妻は息子・要を産んでから暫くして、二人目の子供になる女の子を妊娠していたが、自分の子供は要だけで充分だった夫から受けたDVが原因で流産し、二度と子供を産めない身体になり、心に暗い影を落としてしまう。
しかし数年後に養子の話が舞い込み、それも女の子だったことから妻が亡くなった子供と重ね合わせ、夫の猛反対を押し切ってその養女を「彩(あや)」と名付け、家族として迎え入れて愛情深く育ててきた。
即ち彩は生まれて間もなくして朝霧家に引き取られた養女で、次郎は彩の養父と判明。
サイト管理人・壱の能力によって時を戻せなくなり、家族の救助で自宅に戻った彩に対して「本当の娘じゃない」と冷酷に吐き捨てて絶望の底に突き落とすが、養女である彩を純粋に「家族」として受け入れ、真摯に愛情を注いでいた妻が遂に今まで溜め込んでいた怒りを爆発させ、「あんたがあの子(生まれるはずだった第二子)を殺したのよ」と糾弾、母親の純粋な愛情に触れた彩はその場で泣き崩れてしまう。
しかし彼はステッキの副作用を知らなかったために寿命を大幅に削った影響によって肛門からひどい出血多量を起こして意識不明の重体に陥るが、一度ステッキの力で強制撤退をさせられた拾弐が再来し、拾弐の猛攻によって自宅を半分消し飛ばされてしまうが、彩が決死の思いで拾弐を撃破する。
ステッキの力で父親に勉強を強いられていた要は意識を失った父親に対し、これまで溜め込んでいた怒りを遂に爆発させ、日頃の恨みを晴らすかのように顔が変形し歯が折れる程の鉄拳制裁を加えた上でステッキを奪おうとするが、彩によって湖村花夜の元へ飛ばされてしまう。
彩のステッキで病院に運ばれた次郎は、結局ステッキの酷使による寿命の大幅な消費と出血多量によって死亡。
夫の重圧から解放された妻は一人彼の死に涙を流していたが、父親や東大の呪縛から解放された要からは「あっけない最期だったな」と吐き捨てられた。
長きに渡って家族を虐げ続けた男の末路は自身の醜悪さ、その悪虐の報いに相応しい程に無残なものであり、溜飲が下がった読者も多かったであろう。