概要
大阪を舞台に、大阪府警本部に所属する部長刑事の活躍を通じて人間ドラマを描く。
番組開始当時はテレビの草創期でVTR技術が発達していなかったため生放送で製作されていた。
番組開始から土曜の夜19時30分から(野球中継のあった日をのぞく)30分間放送を貫き通し、32年1629回という日本の連続テレビドラマや刑事ドラマとしては最長の記録を打ち立てた。
関西ローカルのドラマであるだけに、出演者は関西で製作されたドラマによく顔を出している俳優勢が占めていたが、番組が後期になると全国区で有名なタレントや俳優もゲストとして出演するようになり、末期では松尾貴史が刑事役でレギュラー出演していた。
全国ネット編成の影響
番組開始当時は「大阪テレビ放送」というフリーネット形式のテレビ局で放送されており、開始翌年に当時ラジオ単営局だった朝日放送と合併しラテ兼営局となった朝日放送ローカルに移行。
ちなみに「大阪テレビ放送」は新日本放送との合併案もあったようで、もし実現していれば毎日放送のローカル番組となっていた可能性もある。
やがて朝日放送はTBSの系列局へと成長していくが、本作の放送枠だけは譲らず、その結果同時刻にTBSやネット局で放送されていた番組は朝日放送では遅れ放送という事態が続いた。
1973年に一度はTBSのゴールデンタイムのローカルセールス枠への移動も検討されたが、腸捻転ネットチェンジ決定を前に潰えた。
ちなみに東京ではTBSではなく東京12チャンネルで一時期放送されていたことがある。
1975年春のネットチェンジによってNETテレビの系列局に移行してからは、テレビ朝日での同時間帯の番組は土曜日の夕方に先行放送という形をとり、本来土曜の夕方に放送していた長浜ロマンロボシリーズ→スーパー戦隊シリーズ、名古屋テレビ枠のアニメは金曜日の夕方に先行放送という形をとっていた。
これが原因で「鎧伝サムライトルーパーの二重放送事故」が起きたと指摘する声も少なくない。
なおテレビ朝日の戦隊シリーズの方は1989年の秋に朝日放送での放送枠に異動している。
当時のTBS系列の同時間帯番組
名犬ラッシー→デラックス・クイズ「ショー・ダウン」→歌のプレゼント→青春をぶっつけろ!→新・名犬ラッシー→とってもシアワセ→窓からコンニチワ→こりゃまた結構→新春グランド歌合戦→お笑い頭の体操
当時のテレビ朝日系列の同時間帯番組
秘密戦隊ゴレンジャー→ジャッカー電撃隊→透明ドリちゃん→宇宙からのメッセージ銀河大戦→俺はあばれはっちゃく→男!あばれはっちゃく→熱血あばれはっちゃく→痛快あばれはっちゃく→逆転あばれはっちゃく→愛川欽也の探検レストラン→胸キュン刑事→なかなか!ドジラんぐ→アニメ80日間世界一周→いきなりダゴン→鉄拳チンミ→おぼっちゃまくん