概要
炎の神殿に棲む「灼熱穴居竜」。英語表記:Subterranean Lava Dragon Volvagia
デスマウンテンに眠る炎の神殿の主。大昔にゴロン族の英雄によって封印されていたが、魔王となったガノンドロフが蘇らせた。
ゴロン族を食べると言われており、ガノンドロフによって多くのゴロン族がこのヴァルバジアの生贄として捕らえられた。
地中に潜ったり、勢いよく飛び出してきたりと、リンクを翻弄する動きをする。
それだけではなく、脅威的な威力の火炎放射を吐く。
ひとたび喰らったらあっという間に体力が奪われてしまう。その威力、なんとハート3つ分!
ただ、鼻先が弱点らしくモグラ叩きのごとく穴から飛び出した所をハンマーなんかで殴るとスタンしてしまう。
また効率は悪いが飛行中に弓で顔を狙ってもダメージが入る。
小ネタ
- ハイラル大百科によると、元々はデクの樹やジャブジャブ様のように火山を司る精霊と呼ばれる存在であったらしく、何故ゴロン族を襲う邪竜となったのかは不明である。
- 他のボス戦とは戦闘曲が異なり、キングドドンゴと共通の専用曲となっており、後のゼルダ無双でのボス戦やトワイライトプリンセスでのハーラ・ジガント戦でアレンジ版が登場している。
- ヴァルバジアの動きはスターフォックス64で作ったプログラムを流用した事で生み出されたそう。曰く「戦闘機(アーウィン)を竜(ヴァルバジア)に置き換えただけ」。つまりスターフォックスの戦闘機が前方の戦闘機を追跡するシステムを使い、ヴァルバジアの蛇のように長い胴体が、先頭の頭を追って空中で動く様子を再現しているわけである。
漫画版における扱い
姫川明の漫画版だとオリジナルストーリーとして何と、幼い頃の姿↓を垣間見る事が出来る。
こどもリンクが見世物にされていたヴァルバジアを助けたという設定であり、7年後にガノンドロフによって凶暴化したヴァルバジアを討つという展開となっている。
助けられた恩人によって殺されるという切ない末路を辿る事となる。これによりリンクは、必ずガノンドロフを倒すことを誓った。
他の作品のヴァルバジア
リンクの冒険
本作が初登場だが、この時はバルバジアという名前だった。
攻撃は溶岩の中から飛び出して火炎を吐くだけであり、攻略法も飛び出してきた前後に頭を攻撃するという単純なもの。
トライフォース3銃士
アイスヴァルバジアという派生モンスターがボスとして登場。
ティアーズオブザキングダム
イルバジアという個体が登場。デスマウンテンの山頂から三つの首を伸ばした竜であるが、ボディは岩石で作られている。見た目から勝ち目がないと思いそうだが実は……。
メディアミックスでは
リンクの冒険(乱丸)
大神殿の在り処を示す試練としてリンクの前に立ちはだかる。溶岩から現れては火炎弾による遠距離攻撃でリンクを苦戦させたが、近くまで誘き出されたところで頭部に斬撃を受ける。ニヤリと笑って余裕を見せたかに思われたが、次の瞬間爆発四散した。
魔界からの逆襲(ゲームブック)
本作では“ガノンが魔界の支配者として君臨していた過去の時代”のハイラルを舞台しており、バルバジアもその時代のガノンの配下(魔物)という設定になっている。
火炎放射でリンクを苦しめるが、執拗に頭部を攻撃され続けたことで弱り、最後は首を斬り落とされて敗北する。
リンクの冒険(未将崎雄)
冒頭にてバルバジアとよく似たデザインの魔族が登場した。雪原を行くリンクの前に突然現れ、灼熱の炎で攻撃を仕掛ける。雪の中を移動してモグラ叩きの如く現れてはリンクを追い詰めたが、駆け付けたゼルダ姫の一撃に敗れる。
炎戈竜?
3DS版で久しぶりにヴァルバジアを見て、既視感を感じたことはないだろうか?
それはおそらく、姿も攻撃も似通っているモンハンのモンスター、
炎戈竜「アグナコトル」を見て来たからであろう。
関連イラスト
関連タグ
ゼルダの伝説 時のオカリナ リンクの冒険 ボスキャラクター 火竜
ヴァルガ…ヴァルバジアをモデルにしたキャラクター。
スターフォックス64、アーウィン…同じプログラムをヴァルバジアの動きに流用している
ジークロック:ハンマーで攻略するボス。
ハーラ・ジガント:BGMが似ているボス。ブレス攻撃をしてくる。
ゴロン族と関係があるボス
ヴァルー:名前と種族から、ヴァルバジアの親戚(もしくは改心したヴァルバジア本人?)と思われるドラゴン。こちらはリト族を守護する温厚な神様であり、ヴァルバジアも凶暴化させられる前はこのような性格だったのかもしれない。