「俺は⋯今のままがいい。今のままなら、信じていられるんだ。変わるかもしれない、明日ってやつを」(Case File.18)
「俺は...生きていたい。ただし...自分の道でな!」(Case File.50)
演:城戸裕次
概要
『スーパー戦隊シリーズ』第24作である、『未来戦隊タイムレンジャー』の登場人物。
タイムブルーに変身する時間保護局の新人捜査官。誕生日は2月18日、年齢は22歳。
ブルーらしくクールで気障で皮肉屋…に見えて根は熱血漢。なぜか蕎麦にこだわりがあったりと意外な一面も。また公式美形であり、ナルシストな所もある。
かつてはプロレーサーを目指していたが、後述の通りある事情によってプロレーサーの夢を断たれてしまった。
プロレーサーを目指していた為、車のドライビングテクニックは一流であり、トゥモローリサーチでは「綾瀬 慎之助(あやせ しんのすけ)」という名前で現代の運転免許を取得し運転代行業を担当している。
オシリス症候群
アヤセがレーサーのプロ試験の健康診断で患っている事が判明した不治の病。
オシリス症候群とは、20世紀にはまだ存在しない宇宙磁力線病の一種で、発病してからは定期的に心臓に強い痛みの発作を繰り返した末に、1年か半年の後、ある日突然心臓が停止する、とてつもなく恐ろしい病気。
そして何よりも恐ろしいのが、治療法は30世紀でも見つかっていない事。
余命は残り僅かという宣告を受けていた。
本編開始時点でも、日常生活には問題ないが、時折心臓に強い痛みが走る発作を度々起こしている。
20世紀には前述した通り存在しない病気の為、病院へ行っても「不整脈」としか診断されなかった。
そんな絶望的な状況と突然死の恐怖と戦いながら、金や快楽の為に人の命を弄ぶロンダーズファミリーの囚人逮捕の為に働く。
いつ死ぬかもわからない身だからこそ命の重さを理解しており、『生命』の問題に関しては、激しく感情を面に出す事が多い。
病気の事を知っているのは、Case File.10『明日への脱出』で打ち明けた竜也のみ。
竜也も当初はそれを傍観していた訳ではなく、 Case File.18『影の予感』では「30世紀に戻ろう」、「皆にちゃんと話そう」と提案するが、アヤセは上記のセリフで返した。
その為、Case File.39『雨に濡れた嘘』では完全な八つ当たりという自分勝手極まりない理由でレダーウイルスをばらまいたヘルズゲート囚人の科学者エンボスの「そんなに自分だけ生きたいのかぁ!」という身勝手極まりない発言に対し竜也は「お前に⋯お前なんかに⋯⋯あいつの気持ちが分かってたまるかぁ!!」と怒りを露にした。
余談
アヤセを演じた城戸裕次氏も同じ2月18日生まれである。
アヤセは普通免許所得後運転代行を職にしていたが、現在は第2種免許の取得が義務付けられている。
余命幾許も無い展開は「スタッフもアヤセが死亡退場する展開も検討していたのでは?」と考えるファンも居た。