一般的な意味
態度を改めるように注意、こうしてほしいと要求、注文を付けること。
広辞苑によると、さらに「案内を請う」という意味合いもあるようだ。
たいていは「普通なら言いにくいことだけど、今後のことを考えて『敢えて』いわせてもらうよ」というニュアンスで用いられることが大半。
その後に続く言葉の多くはかなーり辛辣なものとなりがち。
俗に言う自浄作用を保つためにはこうした行為も必要だが、言霊とか組織の和や空気感といったものが何気に強い日本社会では白眼視されることが多く、当の物申している側も必ずしも建設的な意見を述べるわけではなく逆に秩序を破綻させることもあるという欠点もある。
極論、周囲が理解のある環境であるかと、それがTPOを弁えたものであるか。また使用する側の思考が秩序寄りか、あるいは混沌寄りかで効果が180度変わる諸刃の剣といえる。
これから転じて、以下の芸風やスタンスを指すこともある。
「お前に一言物申す!」
芸人にしてYouTuber江頭2:50の持ちネタの一つ。
番組共演者や狙いを付けた人物に「お前に一言物申す!」と叫び、えげつないうえに身も蓋もないトークを開始する。別に一言物申さない時でも、彼のこの指を突きつけるポーズは定番になっている。
メイン画像を含めて、pixivに投稿されている作品の大半がこれをパロッたものとなっている。
というか、近年の『物申す』に付随する『相手に注意するという名目で罵詈雑言をまくし立てる』というイメージの根源となっている可能性まである。前項にもあるように本来はもう少し秩序だった概念だったはず。とんだ風評被害である。
しかし、使用している当人の本性はかなりマジメであることが判明している。
秀晴さん、東日本大震災での決死的な行為は本当にお疲れ様でした。
「あ゛~~~! がっぺむかつく!!がっぺむかつく!!!」
芸風、スタンス
- 物申す系
主に評論家、もしくはYouTuber等の動画配信者のなかで、デリカシーとかコンプライアンス関連のタブーをものともしない『ズケズケとした物言い』が基本スタイルな人物がこう評価されることがある。その際どい言動から誹謗中傷等の問題に発展することも多いとされる。
炎上系も参照されたし。
- 物申す株主
上場企業の経営に自らの考えを表明して積極的に関わる株主。
株主総会で独自の議案を提出したり、役員などを送り込んだりして経営改革を迫ることもある。
(出典:コトバンク)
アクティビストとも。かつての敵対的買収のように、強圧的で自らの短期的リターン追求のための行動が目立ったことから必ずしも良いイメージを持たれていない。しかし、企業経営に必要な要請・提案を行うことは、企業価値向上の観点からも必要なので、逆に物言わぬ株主の方が問題視されることもある。参考
関連動画
新型コロナ蔓延時の江頭氏からの注意喚起。
宮迫博之へ物申す! なおこの後に乳首ハンガー相撲に処された。
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1クールのレギュラーより1回の伝説…江頭2:50の思想根源。