勤皇派は折れん、絶対にな!
プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。
期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』にて勤王党所属の敵として登場する。
柴田勝家や芹沢鴨のように固有のバトルキャラに加え、彼のみCVが存在するが、彼ら同様実装されない敵専用のNPCである。
真名
岡田以蔵が名を連ねる幕末四大人斬りの一角、「人斬り新兵衛」こと『田中新兵衛』。
流派は詳しくは不明で諸説あるが、彼が薩摩出身であったことから示現流の使い手であったとされている。執念の凄まじさは相当なもので、島田左近の暗殺を計画し、左近を1ヶ月近く追い続け、鴨川の河原まで追い詰め斬首、晒し首にしたという逸話が残っている。
武市半平太と義兄弟になって以降は岡田以蔵と共に攘夷浪士として活動するようになり、命令されれば敵味方問わず殺害、その犠牲者の多さや悪名高さから、いつしか「人斬り新兵衛」と呼ばれ恐れられるようになる。
文久3年、禁裏朔平門外の猿ヶ辻で公家の姉小路公知が暗殺される事件が起こる(朔平門外の変)。事件現場に彼の愛刀が残っていたことから容疑者として捕らえられ、尋問を受けることになるが、新兵衛は沈黙を貫き通し、最終的に町奉行の隙を見て脇差で自害し自ら命を絶ったという。
人物
一人称は普段は「私(わたし)」、素の状態では「おい」。
露出の多い衣装を纏い、口元を鬼めいた面皰で隠した筋骨隆々の巨漢。
昭和勤皇党に所属するサーヴァントで、特異点SAITAMAに現れた令呪を持つ魔術師の身柄を狙いニュー坂本探偵事務所を襲撃する。
作中ではほぼ標準語で話しているが、実は元々の話し方はきつい薩摩弁であり、田舎者と見られないためかなり意識して訛りを抑えていたことが判明した。
能力
示現流の使い手で、外見に違わぬ頑強さと怪力から繰り出す斬撃で敵を一刀両断する暗殺者らしからぬ豪快な戦法を得意とする。攻撃の威力はサーヴァントを一太刀で瀕死に追い込み、物理的に結界を破れる程。
その代わりなのか、アサシンでありながら隠密性は犠牲になっており、衆人に隠れながらの戦闘行為には向いていない。というか攻撃する時の猿叫でバレる。
逆に言えば奇襲後の撤退はアサシンとしての恩恵を受けられ、本編でも追跡されずに撤退に成功している。
そして命を捨てて放った雲耀の太刀は勤皇党本部を内側から吹き飛ばす程の威力を見せており、多彩な剣技を使う以蔵とは別ベクトルでの天才と言える。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
なし | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
保有スキル
薩摩示現流(?) | 自身にクリティカル威力アップ(1回/3T)&敵単体にスキル封印(2T) |
---|---|
チェエエエストォオオオオオッ!!!!(?) | チャージ攻撃。単体攻撃&防御力ダウン(2T)&スター発生ダウン(2T) |
雲耀(?) | 「両儀式」も有する心構えを剣士のものに切り替えてからの超高速の踏み込み斬撃。五間……九メートルの間合いを瞬時に詰め、対象を一閃する。なお"雲耀"とは示現流でいう打ち込みの速さを例えた用語である。 |
関連人物
生前
勤皇派および昭和勤皇党の首魁。
生前も今も硬く忠誠を誓っており、彼のためなら捨て駒にされても構わないと豪語する程。
勤皇派および昭和勤皇党の同僚。そして同じ幕末四大人斬り。
とても暗殺とは言えない戦い方を「雑な仕事」と煽ってくるが、こちらも「猿真似剣術の犬」と蔑んでおり関係は良くない。
武市を裏切り勤皇派に仇なす怨敵。
河上彦斎、中村半次郎
新兵衛や以蔵と同じ幕末四大人斬り。
特に半次郎は彼と同じ薩摩藩出身で、剣術も新兵衛が示現流だったのに対し彼は、薬丸自顕流(やくまるじげんりゅう)の使い手だった。
島田左近
大老・井伊直弼が起こした安政の大獄に関わった役人で、新兵衛が「人斬り」として初めて暗殺したとされる人物。
姉小路公知
破約攘夷を唱える公家の指導者で、新兵衛が生涯最期に暗殺したとされている人物で、この暗殺事件が後に朔平門外の変に繋がる事となる。
Fate/Grand Order
「高杉の犬」や「踊り子風情」と呼び敵対する相手。
対魔性の結界に捕らえられた際は上述した力技で脱出した。
接点は全く無いが、高い忠誠心、同僚との仲は険悪、操られた(騙された)事で忠誠を誓った相手を斬りつけてしまうなど、共通点が多い。
余談
キャストである森田了介氏は、『FGO』ではバレンタインでのモブ職員の他に土佐弁監修として参加している。
今回は薩摩弁の監修を受けて(NPCではあるが)サーヴァントとしての参加となった(またこの時監修を担当した川野剛稔氏は後に八房を演じる事となった)。
なお、この人とは全く関係ない。
また『文明を築けた蛮族』等と言われる薩摩出身だが現在『狂化スキルを保持している』かは判明していない。