プロフィール
神出鬼没! 自身の複製で敵を急襲!!
独特な口調に敵っぽい姿! 生徒の"個性"を伸ばす教育者
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
雄英高校教師の一人で、担当科目は数学、個性強化訓練。
人物
耳まで裂けた口が特徴で、喋る際に漢字以外はカタカナ表記される独特の喋り方をする。アニメ版では加工音声。
体の大部分を包み隠す立襟付きダブルボタンマント、禍々しいフェイスマスクなど悪役じみた風貌をしている。
一人称を「我」とし、趣味にカラオケを挙げる上に授業中でもそれに関連する問題を唐突に出題する事もあるちょっとユニークな先生。
昔ある敵との戦闘で両脚を失うが、敗北から立ち上がり戦闘用軽量義足を付けてヒーローに復帰した不屈の男として根強い支持を受けている。
個性
個性は『分身』
口からエクトプラズムを飛ばし、任意の位置で本人に化けさせられる。一度に出せる人数は約30人ほど。しかしカラオケを2~3曲歌った後など、喉を馴らしてからならば36人くらいまで発生させることができる。
倒されても本体が無事なら追加可能なため本体を倒すまでずっと戦闘が続く。とはいえ分身と意識が繋がってるわけではないためあまり遠距離だと状況が把握できず対応が遅れる場合もある。遠距離での連絡は通信機器で行ってるようだ。
出されるエクトプラズム自体は煙のような不定形物質であり、噴出対応範囲の許す限り遠近両用・広狭不問・硬軟自在・大小自由の能力性質を状況によって任意で使い分け、偵察に基づいた神出鬼没の白兵戦から閉鎖環境への救助活動まで幅広くこなす。
しかし、恵まれた個性に驕らず磨き上げた蹴り主体の体術も使いこなし、より早く蹴るために強度と軽さを兼ね備え、より鋭く蹴るために敢えて足部を取り去り刺突性を追求した戦闘用義足から繰り出される千変万化の脚技は驚異的。
必殺技
- 強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
巨大な自身の分身を造り出し、大きく開けた口で対象を呑み込む。呑み込まれた対象は分身の体に取り込まれる。この大型分身を形成中は、他の分身は出せなくなってしまう欠点もある。
活躍
USJ襲撃の際は、飯田の伝達によって敵連合の襲撃を知った多くの教師たちと駆け付けた。
期末試験では、蛙吹、常闇を担当し、圧倒的実力差を持って2人を拘束。常闇の“個性”『黒影』の猛攻を、ハンデの重り付きにもかかわらず脚技だけで凌いでみせた。蛙吹の機転によりクリアされたものの強力な個性と実力を兼ね備えたヒーローである。
個性強化訓練などではA組全員に同時個別指導を行う。個性で創った分身は独自の思考で活動するため各々の相談に乗れる他、一定ダメージで倒されても本体が無事であればすぐ追加できるので戦闘訓練相手としてもとても使い勝手がいい。
雄英文化祭では、ハウンドドッグ、スナイプらと共に、周辺警護に努め、ジェントル・クリミナル、ラブラバと揉めた緑谷を見つけ、クラス公演の時間が迫っていたため急がせた。
余談
小説版『雄英白書I』によると学生時代は遅刻癖があったらしく、
- 「我ノ身体ハ長ク寝具ノ中ニ留マル間ニ、時間ハ光ノ速サデ過ギテイッタ」=要は「寝坊した」
- 「絶望シテ学ビ舎ニ駆ケタガ、無情ノ鐘ガ鳴リ響キ、分身ヲ教室ニ出現サセタ」=要は「分身を身代わりにして遅刻をごまかした」
と振り返って当時の若気の至りを恥じている。
小説版『雄英白書Ⅲ』では、酒が入ると飲み屋からカラオケに場所を変える提案をするが、みんなそれぞれ騒いでるので誰にも聞こえず。その後も何回か提案を繰り返したが誰も聞いてくれない。突如キレて
- 「モウイイ!我ハ一人デ、カラオケニ行ク!」
と一人でいこうと立ち上がるも酔いが回ってそのまま夢の世界へ。しばらくするとこれまた突如目を覚まし『ヒーロー酒場』という曲を歌い出した。どうやら夢の中で先にカラオケに行ったようで飲み会ではよくある光景のようだ。
関連タグ
ギャングオルカ:見た目が悪役っぽいヒロアカのキャラ繋がり。