『ふふふふふふふふふふふふふふ……』
概要
『それいけ!アンパンマン』の映画第一作目、『キラキラ星の涙』に登場する巨大な悪役。
ナンダ・ナンダー姫の暮らす”キラキラ星”の秘宝、キラキラの涙を奪い取って、その秘宝の能力で一番強くて悪い大魔王となった泥の一つ目怪物。ゴジラ並みの大怪獣クラスの巨体で、無数の触手を持つ一つ目の漆黒の魔物と言う鬼太郎じみた、アンパンマンシリーズでは異例の姿。ドロドロンというスライム状の手下がいる(下記参照)。
性格は正統派魔王とも言えるが一人称は意外にも『俺』。
劇中の描写によると、もともとアンパンマンワールドの住民ではないように見受けられる。
非常に高い再生能力の持ち主であり、アンパンマンやおむすびまん等を全くといっていいほど寄せ付けなかった強敵。
ばいきんまんは彼を利用するが逆に言葉巧みに手玉に取られる等悪知恵も働く(その際にはドキンちゃんはおろか、アンパンマン一行も図らずも手玉に取られている)。
アンパンマンやばいきんまんとは初対面だったが、情報通なのか彼らのことを知っていた(ばいきんまんがアンパンマンにいつもやっつけられていることetc…ただし、1989年の映画なため、2010年代のアンパンマンだったらどうなっていたかは未知数)。
熱に弱いという弱点はあるが、アンパンマン号の火炎放射(氷の女王はこれで倒している)では牽制程度でほとんどダメージがなかったどころか、アンパンマン号が燃料切れを起こしてしまう。
頭に生えた触手を操って終始アンパンマンらを圧倒するが、ナンダー姫の涙を浴びたキラキラの涙の力で消滅した。
ばいきんまんからは「ドロちゃん」と呼ばれたことがある。
テレビアニメにての再登場は2016年現在、一度もない。
が、完全にやっつけられたわけではない模様。
その理由として、絵本『アンパンマンとおばけやしき』や『アンパンマンをさがせ!』にて、おばけ役として登場している。もちろんキラキラの涙は所持していない。
ドロドロン
ドロンコ魔王の手下(画像真下)。魔王と異なり可愛らしい姿をしているが、魔王と同等の再生力を持ち、アンパンチを受けてもすぐに復活する厄介な相手。また、多数いて無口でもある。
集団でアンパンマンたちを沼に沈めようとするが、アンパンマン号の熱風によって乾かされて粉々になった。
オソレ沼
ドロンコ魔王が生み出した支配域。
正確にはドロンコ魔王の一部のようなもので、スライムのような不気味な津波が周辺の町や森を飲み込んでしまい、キラキラ星を襲撃した際には瞬く間に星全体を覆い尽くしてしまった。
オソレ沼に侵食された地域は魔王の力によって、太古の植物が生い茂る不気味な沼地へと変貌してしまう。
再登場
テレビアニメ第1376話「アンパンマンとどろんこ魔王」にて28年ぶりに再登場した。
ただし本稿のとは別個体である模様らしい。
第33作『ドロリンとバケ〜るカーニバル』では、ばいきんまんが彼に変身した。
詳細はどろんこ魔王を参照。
関連タグ
それいけ!アンパンマンの登場人物 それいけ!アンパンマンの敵キャラクター エイリアン 泥 魔王
キラキラ星の涙:初登場回
ナンダ・ナンダー姫:宿敵。