概要
漫画『美味しんぼ』にて登場したラーメンの専門家3人組によるユニット。
その突拍子もない紹介シーンや黒タンクトップという服装からか静かな話題を呼び、ふたば☆ちゃんねるでは彼らのコラ画像が大流行していた。
本家『三銃士』とは何の関係もない…が、NHKにて人形劇版『新・三銃士』が放送中にふたば☆ちゃんねるにてコラ画像スレが立てられた背景がある。
というか、それくらいしか三銃士との繋がりはない。
アニメ『美味しんぼ』は27巻までを映像化したものであるためアニメには出演していない(登場の「ラーメン戦争」は38巻)。ただし2015年になって某アニメにカメオ出演している。ストーカーの役で。
本編での活躍
既存店を乗っ取る形で規模を拡大する大手ラーメンチェーン「流星組」に狙われたラーメン店「金銀軒」を救うため、山岡士郎達が協力することになった。伝手を頼り「日本ラーメン総合開発研究所」に助っ人を依頼した結果、店舗立て直しの専門家として派遣されてきた人たちである。
作中では麺の材質やコシ、更には粉の指定まで乃士の活躍がそこそこ大きく、ついでオチとして「ダシの味」が決め手になったのでその辺りでは出川の活躍も見られる。多木もその横で色々やっているのだが…コラでは無駄に活躍させられているが本編の出番はあんまり無いのである。
読み切り話の多い当時の美味しんぼの話で「ラーメン戦争」は9話も使った超長編であり、これ程長いのは「究極のメニュー対至高のメニュー」絡みや山岡たち本人の身の上が絡むストーリーを除けば他に無い(9話1巻丸々使用の話はもう一つ「カレー対決」があるが、これも「究極対至高」の一つである)。このため「乃士が麺のかん水についての問題を掲げ、山岡が解決するだけ」で1話使ったという話も存在する。ちなみにこの話がラーメン三銃士が最も目立った回である。
なお、本編の結末は中盤から登場する一番頼りになるあの人がヒントを差し向けてくれたこともあり、山岡が自力で決定打となる調味料を見出した。三銃士は結局、ラーメン店の手伝い役…さらに言えばかませ役として駆り出されたような恰好となっており、なんとも残念な結果であった。
後年、担担麺を巡るストーリーにおいて、研究所所長の長井や金銀軒の面々が再登場したが、彼らの出番は無かった。
メンバー
- 乃士勇造
「うっす、よろしく」
画像右。麺の専門家。
三銃士コラの他に、麺の噛み応えについて解説している画像がたまに話題にされる。乃士曰く、回答不可能という「かん水」の謎がたった1話で山岡の説明で全て解決してしまった事もネタにされる。
金銀軒店主の一人息子・しげお(コラ元の画像で「ラーメン三銃士?」と驚く少年)から「弟子にして下さい」と頼まれるほど拉麺(生地を引っ張っては半分に折り畳むのを繰り返していき麺を作る技法)が上手いが、後に竹の棒で踏んで伸ばす製法を披露した際には「コシを出すにはこっちの方が良い」と言ってしまっている。見た目通りパフォーマンス重視な性格なのかもしれない。
- 出川実
「がんばります、よろしく」
画像中央。スープの専門家。
流星組に最後まで苦戦してた理由がスープが上品すぎて日本人に好まれなかった事なので戦犯呼ばわりされることもある。出川曰く「新しいことをしたかった」との事。
- 多木康
「よっす、どうも」
画像左。具の専門家。
本編では殆ど活躍せず(厳密に言えば彼だけ問題なかったとも言えるが)。序盤に他の二人と優先順位で争うシーンを除けば、チャーシューとメンマについて言及する部分が唯一他の人物とまともに会話した程度で、後は傍らで具を作るだけの存在と化している。コラやパロディではオチ担当であり、大抵酷い目に合わされている。
後年の担担麺を巡る話では、ラーメンで大事なものは「スープと麺」だと店主に答えられてしまい、益々彼の活躍が無かったことにされてしまった。
Twitterでの流行
2014年10月頃から何故かTwitter上でも汎用性の高さからか急激にラーメン三銃士が流行り始め、数々のコラ画像が制作されるようになってしまった。
使い方としては、共通点のある人物を3人並べ、「〇〇三銃士を連れてきたよ!」の台詞で登場させて紹介する。いわば3大〇〇といったところ。
関連イラスト
関連タグ
カシウスのらぁめん旅行記:グランブルーファンタジーのイベントシナリオ。こちらでラーメン三銃士が元ネタと思われるらぁめん三騎士が登場する。そのうちの一人は、こちらも兼ねていると思われる。店の立て直しを行うのが別人の役割なのも一緒。
外部リンク
ラーメン三銃士コラ画像まとめ - 外部リンク
アニヲタwikiの『ラーメン三銃士』 - 外部リンク
ニコニコ大百科の『ラーメン三銃士』 - 外部リンク